「何から始めていいかわからない」
「外交人雇用のノウハウがない」
採用から受入体制の整え方、
育成のコツまで、本書が指南します!
THE KNOW-HOW
ミャンマー人は日本人に近いメンタリティをもっているうえ、ミャンマー語と日本語の文法が似ているため、
他国人に比べて日本語習得が早いのも、採用が増えている大きな理由です。
本書は、さまざまな分野で活躍が期待されるミャンマー人の採用から受入体制の整え方、人材活用・育成のコツまで、先行事例を交えて解説します。
ミャンマービジネスに精通し、ミャンマー人の就業支援・教育に長年携わってきた著者ならではの人材活用ノウハウを惜しみなく明かした1冊です。
◎企業経営者、経営幹部、人事・総務・開発・製造・販売の各部門リーダーなどにおすすめ!
THE POSSIBILITY OF HUMAN RESOURCES
2011年に長年の軍事政権から民政移管したミャンマーは、いまアジアや欧米企業の進出先として、またビジネスパートナーとして最も注目される国の1つです。
人口5000万人超で平均年齢は27.1歳と若く、勤勉さはかつての日本を凌ぐといわれるほど。
国民の約85%が仏教徒で気質は穏やかですが、志が高く、向上心は旺盛。
中国やベトナムの人件費が上がるなか、安価で良質な人材を確保しようと、製造業やIT分野(設計、システム開発等)での海外企業の進出が相次いでいます。
現地に拠点を構える日本企業も3年前の5倍に急増、視察に訪れる企業も後を絶ちません。
手先の器用さと学習能力の高さからニーズが高く、規模の大小を問わず、企業はこぞってミャンマー人材の確保に乗り出しています。
NEW REGULATIONS
一方、国内では、2025年に介護現場が深刻な労働力不足に陥る(厚生労働省の試算では約38万人不足)とされることから、入管法が改正され、
2017年9月から、介護福祉士の資格をもつ外国人材が介護現場で「就労」できるようになりました。
さらに、同年11月には技能実習法が施行され、外国人技能実習制度の内容が拡充されました(実習期間の延長、企業等の受入れ人数枠・対象職種の拡大=「介護」を追加)。
OJTを通して外国人材の「育成」がしやすくなったため、従来の専門職を含め、ミャンマー人材の活躍も期待されています。
西垣 充
(にしがき みつる)
ミャンマー専門コンサルティング会社「ジェイサットコンサルティング(略称J-SAT)」代表兼チーフコンサルタント。
大手経営コンサルティング会社から、1996年4月に日系企業のヤンゴン事務所に転職。98年に独立し、同地にてJ-SATを設立。
企業のミャンマー進出支援、現地視察・取材等のコーディネート、ミャンマー人の介護士・エンジニア人材派遣・大卒で日本語が話せる技能実習生派遣など、一貫してヤンゴンに常駐してビジネスを行う傍ら、ジェトロ・プラットフォームコーディネーターや大阪府ビジネスサポートデスク、福岡アジアビジネスセンターなど公的機関のアドバイザーも務めるミャンマー支援の第一人者。
2000年、ミャンマー現地情報サイト「ヤンゴンナウ(http://www.yangonow.com)」運営開始。
2009年から行っている視覚障害者支援活動ではミャンマー政府より表彰。
2015年以降、ミャンマー教育省からの委託で国立22大学の「日本語講座」「日本企業就職講座」など特別講義を行う。
ミャンマー社会の適正な発展に寄与すべく、多様なビジネススキルを組み合わせ、新しい価値の創造に邁進している。