2008年07月15日
少し前の話ですが無許可で撮影されたミャンマー国内映像が日本で放送された。ニュース番組での1コーナーで、視聴者の関心を引くための悲惨な状況、政府非難に終始する一方的な映像とコメントが放送された。その情報がミャンマー国内に飛び火。現地企業、団体にはもちろん、これまで趣味で正式に撮影に来られていた日本で生活している方々にも在日ミャンマー大使館からの問い合わせがいったそうだ。
昨日、普段はミャンマーで活動を行っていないNGO団体が無許可で被災地へ行き支援を行うと弊社事務所連絡が入った。協力は断り渡航しないよう求めたが、おそらく潜り込み行うのでしょう。何の根回しもせず被災地に出かけ中途半端な支援を行ったあげく、当局に見つかったという外国人の話も耳にします。
こういった無責任な人々の欲望のために、正式に活動を行っている大部分の企業や団体、そして個人の方々にそのしわ寄せがやってくる。
正式に行おうと時間をかけて根回しを行い、政府との妥協点を探りながら慎重に物事を運んでいても彼らの無責任な活動のために一瞬にそれらが崩れ去り、様々な活動は延期もしくは制限が強化される。失われた信頼を取り戻すのは本当に大変な作業になってくる。
結局その煽りを最も受けるのはこの国の人々であり支援を求めている被災者達。
ミャンマーに今しか関わらない人達にとっては、途中でつまずいたら諦め別の国へ、という選択肢で終しまいですが、現地に残る我々にとっては本当に迷惑な話。
無責任な活動は今すぐやめて頂きたいと心から願います。
カテゴリ:会社関係