J-SATは25年間ミャンマーにて事業を行う実績と経験からミャンマー進出における

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ミャンマーのつぼ~ミャンマーから西垣がお届けするブログ

ミャンマーの若者に向けた国営放送の番組に出演しました。

ミャンマー国営放送(MRTV)とNHK国際放送(NHK World Japan)の共同制作で、日本に働きにいきたいミャンマーの若者に向けた番組が制作、放送されました。

 

今月4月からはじまった特定技能制度。ミャンマーでも注目度は高く、ミャンマー国内景気がよくないこともあり、ミャンマーでは日本へ働きにいくことがブームになっています。しかしながら、注目が集まるとともに、様々な問題が発生していて、法定外の手数料を請求されていたり、偽物の在留資格が発行されたりと混乱も起こしています。

日本に働きにいけば100万円ぐらいの借金は簡単に返済できる、日本語学校に留学して稼げる、日本語話せなくても何とかなる、と思っているミャンマーの若者はまだまだ多く、この番組をきっかけに現実を理解してもらえたらと思います。

NHKにてビルマ語放送のディレクターをされているキンエイゲーさんが司会、ナレーター。

国際交流基金にて日本語教師育成を行っている佐藤先生

そして日本で働くためにのコメントとしてJ-SAT西垣 が参加。

ボイスオーバーだと思って、気楽に日本語で話していたのですが、まさかの字幕。
番組みていたら、まだまだ伝えたいことはたくさんありましたが、とりあえず、日本語が大切だというのだけでも伝わればと思います。

こういった番組はどんどんやってもらい、日本で働くことの実態やメリットデメリットがミャンマーの人に正確に伝わった上で、日本を働く場所に選んでもらえたらと思います。

インサートでは、J-SAT事務所が多く使われていましたw

ヤンゴン事務所は4月13~17日まで正月休のため休業させて頂きます。

ミャンマー正月休暇前にお坊さんを事務所にお迎えし、お経をあげて頂きました。

ヤンゴン事務所は4月13~17日まで正月休のため休業させて頂きます。期間中頂いたメールのご返信は18日以降になる場合がございますので、あらかじめご了承くださいませ。

 

よいお年をお迎えくださいませ。

海外人材受け入れ拡大には透明性と開示性を!

韓国への出稼ぎ労働に必須の韓国語能力試験(EPS-TOPIK)が、今年度は中止になったようで、日本に働きにいくには?という問い合わせが増えています。

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ミャンマー労働省からは、2018年度ミャンマーから韓国へは6105人が就労したと報告がありました。(日本は3889人)
2018年度募集は1万人でしたが、今年度は1500人になるようです。ミャンマーだけでなくベトナムなども同様のようで、韓国政府が各国に大幅に減らすことを指示したようです。

シンガポールでも、国内の経済情勢によって外国人就労人数を調整します。海外から見れば、それは仕方ないと理解できる範囲です。

日本の外国人受け入れ政策について批判されることが多いですが、原因の一つは「わかりにくさ」にあると思います。

規定はあるも、最終的な判断は各都市の入国管理官の判断に委ねられているように感じます。

先のブログで、東京入国管理局におけるミャンマー人留学生のビザ交付率が4.1%になったと記載しましたが、どうやら全国でそうなった訳ではなく、地方では昨年に比べ厳しくはなっているものの、ミャンマー人留学生のビザは問題なく発給されているようです。

東京の日本語学校に行きたいミャンマー人だけ問題が多かった訳ではなく、同じ条件なのにビザ交付率が変わっているのではないでしょうか。
入国管理局によって違う「明確な理由がわからない」それが問題だと感じます。

最近ではあらゆる分野で言われている、透明性(Transparent) や 開示性(Disclosure)。海外人材受け入れには、欠くことのできない要素と感じます。

短期視覚障害者マッサージコース1期生の結婚式

視覚障害者マッサージ普及を目的に開講した、3か月短期集中視覚障害者マッサージコース。GENKYのスタッフが中心となり、視覚障害者マッサージ師として自立できるよう、2010年から盲学校に通えなかった視覚障害者を対象、現在は9期生のコースが行われています。

その記念すべき1期生の結婚式に出席してきました。ミャンマー伝統音楽団が演奏する華やかな結婚式で、お相手は、同じく視覚障害者マッサージ師でもある視覚障害者の女性。お二人とも幸せそうで、盲学校の職員もうれしそうでした。

思い起こせば、2008年5月、死者・行方不明者13万人以上出したサイクロン・ナルギス取材コーディネートや当時管理していた400名の縫製工場被災処理に疲れ、きちんとしたマッサージ店を探していた時に偶然出会った、盲学校内にあった視覚障害者マッサージ。1時間500チャットという考えられない値段で施術していました。当時はヤンゴン市内にはきちんとしたマッサージ店はほとんどなく、これを盲学校の中だけに置いてはいけない、施術料金を引き上げないといけないと思い、チャイナタウンに一号店をオープンさせたのが2009年3月のことでした。

視覚障害者マッサージ店という新しいマーケットを創造し、今では視覚障害者がマッサージするのは当たり前になったミャンマー。寄付がなくても運営できるモデルを構築できたのが、普及した大きな要因と思っています。とはいえ、当時は10年後に全国100店舗にまでなるとは全く想像できませんでした。
新婚夫婦をみて、いいプロジェクトだとあらためて感じた結婚式でした。

余談ですが、同じテーブルには、占い師の先生がおられました。アウンサンスーチー氏も見る有名な先生で、全国で占い師を育成しています。生活自立支援の一環として、視覚障害者や戦争孤児にボランティアで占いを教えてるそうで、今日結婚した女性も教え子で、彼女は占い当たりますよー と話してくれました。なるほど、ミャンマーでの占い師育成は、自立支援に最適ですね!

 

ミャンマー人の学生ビザ交付率は僅か4.1%!

今年4月に入学する留学生へのビザ交付率が発表されました。

こちらは東京入国管理局の数字。

ミャンマー人の学生ビザ交付率は4.1%。579名申請し交付されたのは24名のみ。(うち16名は弊社J-SATからになります。)

不許可の要因の多くは、経費支弁の書類偽造と言われています。
授業料支払いできるか、残高証明を提出しないといけませんが、この書類が偽造されているケースが多いようです。

残念なことは、今もミャンマー人の多くは、日本で働くには「日本語学校へ留学」というイメージが定着していることです。N5があれば申請できますので、日本語学校に通い、紹介手数料を支払えば簡単にいけると思っている人が多いようです。

経費支弁として100万円以上の残高証明を提出しないといけませんが、日本に働きに行こうという人の多くは資金的余裕がありませんので、偽造書類に手を出してしまいます。その結果が、今回のような結果になっているのかと思います。

技能実習生制度を使えば日本に働きにいけるのですが、行った人の様々な問題を聞き、また響きも良い「留学」を選ぶ人が多いようです。今回不許可になった人の多くは、技能実習生を目指すことになるのですが、ご存じの通り、一度入国管理局に文章偽造してしまえば、技能実習生でもビザが出るはずがありません。ただ、ほとんどのミャンマーの人はそれを知りません。

今月から「特定技能」が新たに始まりました。ミャンマー人も期待していますが、こういった不許可になった方々は行くことはできません。もちろん、それを知らないミャンマー人がほとんどと思います。

外国人材受け入れ拡大に伴い、多くの支援策が議論されていますが、最も根本的なところである、送り出し国への支援もぜひご検討頂きたいところです。
日本で働くためにはどういった方法があるのか?それぞれの特徴を相手国政府任せではなく、きちんと日本として伝えていくことが、外国人との共存社会を作るための第一歩ではないでしょうか。