3月末から取り組んでいるJ-SATアカデミーのオンライン授業やコロナ期間中の取り組みがNNAの見出しで大きく紹介されました。
当初の予想を上回るミャンマーのオンライン化普及。記事にもありますが、平均年齢28歳という若さとスマートフォン普及率に加え、日本のODAによるネットインフラ構築が想定以上に効いているように感じます。ミャンマーのネット環境は、ハードはファーウェイ、ソフトはKDDIですから、最強です!
しかもデータ通信料金は1.2GBで100円と安く、地方からヤンゴンに来て滞在しながら学校に通う方より、実家からオンラインの方が圧倒的に安く授業を受けることができます。
日本語学習だけであれば、オンラインのみでもある程度可能ではありますが、日本で働く訓練はオンラインではなかなか難しく、上手く両立していくことが求められそうです。
先月号のJ-SAT通信でもお伝えしましたが。日本企業で働きたい登録者の登録もオンラインで行っています。
日本企業との面接もオンライン。技能実習生やエンジニア(高度人材)採用では、以前から日本にある日本企業とヤンゴンのさくらタワー事務所をオンラインでつなぎ面接や会社説明会を行っていましたが、今回は、候補者がほぼ地方に戻ってしまっている状態ですので、各自の自宅から参加。
意外にもこれがよかった。ラカイン州から、サガイン管区、エーやワディ管区等々、地方様々な場所から同時にオンラインで面接。自宅からのオンラインということで、候補者の家庭環境も垣間見れ、何より、時間通りにログインし、服装もきちんとできているかである程度スクリーニングができます。ヤンゴン事務所での面談は我々が準備をしていましたが、日本にいけば自ら行わないといけないのは当然。いい面接になっています。
日本でもミャンマーでも、コロナ禍で大変な状況になっています。もちろん弊社も打撃を受けています。が、ここまでオンライン化できたのは、コロナなしでは成し遂げられませんでした。
2008年10万人以上が亡くなったと言われるサイクロン・ナルギス。【ミャンマーを知るための60章(明石書店)】で書きましが、シティマートなど輸入品を扱うショッピングセンターに、今のように一般の人が普通に通うようになったのは、この被災への寄付品で、品質のよい商品に触れたことがきっかけになった。と当時、シティマートの社長が話していました。
コロナのおかげで会社が成長できた!と数年後振り返りができるよう、さらにエンジンかけていきます!