J-SATは25年間ミャンマーにて事業を行う実績と経験からミャンマー進出における

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ミャンマーのつぼ~ミャンマーから西垣がお届けするブログ

社会貢献者表彰を頂きました。
2009年から活動するジェイサットの視覚障害者支援が評価され、公益財団法人社会貢献支援財団の「第56回社会貢献者表彰 」受賞者に選ばれ、2021年11月29日に帝国ホテルで行われた式典に参加しました。

授賞された方々の事業から、世界だけでなく日本国内における社会課題の多さに驚くも、解決するため活動されている方々との交流はとても貴重で勉強になりました。

この表彰は、国内外で社会のために尽くしている人の功績を称えるものとのこと。ジェイサッ
トは、ミャンマーでの日本語人材の育成や送り出しに尽力するほか、現地の盲学校の生徒・卒業生らを対象に、日本の技術を取り入れたマッサージ師の育成コースを設立。2009年に開業した視覚障害者が働く日本式健康マッサージ店「ゲンキー(GENKY)」の成功により、視覚障害者の社会的地位向上に貢献し、ミャンマー政府からも高い評価を受けていることが評価されたようです。

2009年以前、ミャンマーでは視覚障害者が働くマッサージ店がほぼゼロだった状態から、2021年現在は全国120店舗以上に増え、その多くの店のオーナーは視覚障害者自身です。マッサージ師育成コースは技術を習得した視覚障害者自身が行い、その費用には「ゲンキーGENKY)」の収益の一部が充てられるなど、寄付金や補助金に頼らない持続可能な仕組みが、短期間で全国に普及させた要因と思っています。

全国に視覚障害者マッサージ店ができ、マッサージ技術を覚えようとする視覚障害者が増えた一方、日本など先進国では医療技術の進歩により視覚障害者は減少傾向にあるのですが、ミャンマーでは事故や病気などによる後天性の視覚障害者が多いのが現状です。国内全体の正確な数字は発表されていないが、例えば、GENKYの視覚障害者マッサージ師64名のうち、半数に近い28名は後天性視覚障害者。ジェイサットでは、視覚障害者マッサージ業界を整備することは大切だが、根本的な視覚障害者を減少させる取り組みが必要と感じており、次のステップとして、盲目になる前に治療ができる体制を整える仕組みを、いかに寄付金や補助金に頼らず構築できるかを考えています。

この受賞の内定通知を受けたのは、奇しくも2021年2月1日のクーデター当日。海外からの技術協力を受けながら視覚障害者自身も参加し、寄付に頼らず自ら資金を生み出し継続する仕組みは、時間はかかったが、振り返れば一番の近道で確実な方法でした。そして何よりこれが実現できたのは、ミャンマーの人々の力があったおかげです。

現在、ミャンマーは困難な時期にあるが、ミャンマーの人々と向き合い、今できることを粛々と実行。ジェイサットでは、今後も人材育成を中心に、ミャンマーの適切な国づくりに寄与していきたいと思います。

今年度も福岡市主催介護セミナーに登壇しました。

今年度も福岡市主催介護セミナーに登壇しました。

【福岡市主催】令和3年度 外国人介護人材受入プラットフォームセミナー開催 (オンライン)

*福岡市外の方も参加可

外国人介護人材の受入に関心がある介護事業所等による交流・連携の場づくりを目的に、オンラインセミナーを開催します。
日時:2021年11月18日(木曜日)14時00分~17時00分
方法:オンライン開催
 基調講演 『外国人介護人材の展望について』
 <登壇者> 福岡アジア高齢社会デザイン協議会 会長 小川全夫 氏
14時40分~
 ショートスピーチ 『KAIGO、そしてFUKUOKAへ』
 <登壇者>次の施設にご協力いただき、様々な在留資格や出身国の外国人介護職員が登壇します。
 ・(社福)小石原福祉会 特別養護老人ホーム 能古清和園
 ・(株)エレガンス福岡 グループホーム名島
 ・(株)ハーティーマインドあまぎ(介護付き有料老人ホーム)
14時55分~
 パネルディスカッション 『コロナ禍において準備すること』
 <登壇者>
 株式会社ジェイサット 代表取締役  西垣 充
 カンボジア日本技術大学 副学長  酒井 亮
 社会福祉法人 今山会 統括施設長  朝野 愛子
 西日本建和協同組合 事務局長  吉野 淳一
 モデレーター  小川 全夫
16時10分~
 テーマ別集合相談会
 ※これから外国人介護人材を受け入れる事業所向けにオンライン相談会ブースを設置
 (第1ブースのテーマ)外国人受入の仕組みについて(送り出し機関、受け入れ機関など)
 (第2ブースのテーマ)施設経営について(受入課題、今後の展望など)
 (第3ブースのテーマ)人材育成について(施設における教育や生活支援など)