J-SATは25年間ミャンマーにて事業を行う実績と経験からミャンマー進出における

人材支援、市場調査、会社登記等、会社運営をトータルサポートします。

ミャンマーのつぼ~ミャンマーから西垣がお届けするブログ

カロー市役所にサクラの苗木300本を寄付しました。

カロー市役所にサクラの苗木300本を寄付しました。

10

ことの経緯は1年程前に遡ります。ある方経由でサクラの苗木を植樹したいという依頼を受けました。その時、植樹できる場所で思いついたのがカロー。

7

10年前に「カローの桜」を執筆された渡邊さんを主人公にした番組をコーディネートしました。取材同行しながら、戦時中、赤十字の看護婦さんからもらったカローの野桜が生きる希望を与えた、入院中地元のミャンマーの方々がイギリス空襲の日など教えてくれて命が助かったなど、前線で負傷しカローの病院に入院されていた生活の話を直接お聞きし、いつか日本のサクラを植えたいと想った記憶が蘇りました。

12

植樹しようとカロー市とやり取りしたのですが、結局サクラの苗木の植樹はキャンセルになってしまいました。ただ、カロー市役所がサクラの木の植樹に大変興味、期待されているのを感じていましたので、弊社独自で300本寄付することにしました。

9

まず、サクラの種類を選ぶのに、長年ミャンマー全国にて農業調査を行っている筑波大学の河瀬教授、渡邊教授に相談し、”ヒガンザクラ”に決めました。今カローに咲いているのもヒガンザクラの一種で、花言葉は”心の平和”。樹齢が長くとのことで、即決しました。苗木については、数年前から取引させて頂いている植物活力液で有名なフローラ社の川瀬様、加藤様にご手配頂き、この日を迎えました。
サクラの苗木は300本で約80kg。

6

日本からヤンゴンに運び、そしてカローに運びました。

1

到着と同時にカロー市役所が苗木を植え替えてくださいました。

2

今日2017年2月5日にカロー市役所主催で寄贈式典を開催して頂きました。

14

日曜日にも関わらずシャン州の国会議員など来賓も多く、サクラの木が咲くことを楽しみにされていると聞くと、ありがたい気持ちで一杯になりました。

15

来賓のスピーチ行われる中、数日前にネーピードにサクラが寄贈された際行われたスーチー氏の演説が会場で流されました。日本人にとってのサクラの意味などを伝えたその内容は、出席者の方が感慨深く聞き入っているのが印象的でした。

13

サクラの木は、カロー市役所及び、隣の公園などカローのメインロードに植樹されることになっています。

0

緑あふれるカローに植樹した日本のサクラが、苗木から大きく育つよう、日本とミャンマーの友好がさらに発展し、サクラの木で満開になり、さらに美しい町になることを祈念しています。満開になった際はぜひ社員全員でカローの地を訪れたいと思います。
ご協力頂いた多くの方々にあらためてお礼申し上げます。

MYEIK(ベイ)日本人墓地

少し前の話ですが・・・。
昨年2016年11月にMYEIKに旅行しました。
その際立ち寄ったMYEIK(ベイ) 日本人墓地。
ベイは11世紀パガン王朝の南端であったり、16世紀はアユタヤ王朝が占領しヨーロッパとアユタヤ(タイ)の貿易拠点になるなど古くから外国との窓口になった都市です。
日本人墓地には1800年後半の日本人のお墓もあります。
121314
ベイ日本人墓地のその荒れ果てた姿に目を疑いました。
聞いた話によれば、管理を任せていた方がお亡くなりになり後継者がいないとのこと。
1516171819202122

ということで状況をヤンゴン日本人会に報告。
すぐに対応して頂け、日本大使館に相談。
相談してから約2週間で、ご覧の通り、きれいに整備されました。
さらに将来的にも管理して頂けそうとのこと。
迅速にご対応頂き、本当にありがとうございました。

2 4 5 6 7 8 9 10 111

【写真提供:在ミャンマー日本大使館】

新年早々のJ-SATグループ寄付活動

新年2日目はJ-SAT恒例の寄付活動。

社員らからの提案で行っているJ-SAT恒例の寄付活動。

dsc_9147

朝4時前にサクラタワーに全員集合。大型バス2台をチャーターし、ヤンゴンから片道7時間のミャンマー中部の都市、ピィを訪問。目的は二つ。

dsc_9134

ミャンマー初の世界遺産に登録されたひとつでもあるタインキッタヤー訪問。

50

そして、公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(http://sva.or.jp/)の八木沢さんのご紹介でピィにあるYadanar Myintzuri 僧院校を訪問。

dsc_9153

Yadanar Myintzuri 僧院校は2007年設立されました。

dsc_9190

設立者で校長の尼僧、Daw Wunna Thiri はチン族で、キリスト教から仏教徒へ改宗した方で、仏僧としてお経もきちんとできない仏教徒にも教えたい、自分が光として導きたいと思い、ヤンゴンの僧侶に相談し、今の尼寺をつくりました。

dsc_9167

最初はヤシの葉で作られた尼寺で、着替えるため袈裟が3着、仏像が1つ、子供7名からスタートしました。

dsc_9170

現在は尼寺で住んでいる、乳幼児から大学生までの子供らが325名、外から通っている子は60名計386名が勉強しています。僧院校及び寮など活動費はすべて寄付金で運営されています。

dsc_9184

孤児ではなくても貧乏で学校に通えない子たちが60名。戦争で逃げた子たちは100名以上学校では片親だけいる子、孤児、捨てられた子、戦争の犠牲者の子供たちがいますが、一番多いのは内線で逃げてきた子供たち。中には幼児性的虐待経験者が10名、完全に切られてないへその緒が腐った状態など生まれてすぐ捨てられた子やエーヤワディー川に流された(捨てられた)子供らが13名など。

子供らは政府社会福祉省や、教会、病院、警察、町役場など様々なソースから送られてくるそうで、パゴ―山脈西側では子供を一番多い人数を預かっている尼寺だそうです。

ミャンマー人、カチン、カイン、パラウン、チン、ヒンドゥ、イスラム、中国人など多くの民族の子供らがいます。

dsc_9193

教育については責任が曖昧になるボランティアの教師には教えてもらわず、給料を払って講師、スタディーガイド(家庭教師)を雇っています。

我々からは、会社からのお金はなしで、毎月社員らが給料から寄付してきたお金200万チャット(約18万円)や個人的に服やお菓子を購入したものを寄付しました。

dsc_9178

盲ろう者の東大教授福島先生の本に書かれたことを思いだしました。

”豊かな先進国にしか、「自分らしさ」を求める人間は存在しない。
物質的に恵まれ日本人がゆえかもしれませんが、「自分らしさ」「自分探し」といったものに必要以上に拘っている。”

ここにたどり着いた孤児らは、衣食住があり十分と考えているのかと思います。
労盲者の方からみたら、彼らは目も見え耳も聞こえている。生きているだけで、テストで90点以上取っている。残り10点を巡って色々理由つけるよりは、もっと肩肘張らず、素直に現実を直視して生きていくことが大切だなと感じました。

dsc_9179

使命とは命を使う。次々やってくる宿題を解決することに、命を使っていきたいと思います。

 

ミャンマーに来て20回目の記念すべき仕事納めは12月31日ではない!

2016年12月28日。
ミャンマーに来て20回目の記念すべき仕事納め。
(正確には明日から一泊二日の海外出張で一件仕事がありますが、ほぼ終わり)

dsc_8697

12月31日以外の仕事納めは20年で初めて。
今年は、明日12月29日はカレン族の正月で祝日。
12月31日は土曜日で1月1日が日曜日。
12月30日を臨時休日にし本日が仕事納めとなりました。
仕事始めは1月2日になります。

昨年の仕事納めをブログで見てみました。

「そして、2015年の仕事納めは…
政権交代が実現した総選挙が終わり、2016年4月は新政権が始動。
弊社も2016年4月を目標に、ついに動き出します。
事務所はついにサクラタワーに統合され各事業部が同じ事務所内に入り、2016年1月ー3月まではシステム再構築。そして4月に突入!
新政権同様、2016年1-3月に最終チェック、そして4月から本格的にスタートできるよう最終準備に入りたいと思います。」

と書いていました。

実際本格的にスタート、9月には事務所を拡張、300m2を超える広さになりました。さすがに1年前はここまで予想していませんでした。

dsc_9035

1年を振り返り、大学セミナーも21大学を越え、ついに大学内に日本語授業も受託することになりました。本日現在、ミャンマーのトップ理系4大学で日本語講座を持つまでに成長。さらに機械CADクラスも受託。
そして、2015年7月からスタートさせた介護人材育成センターが順調に立ち上がり、法案も通過。いよいよ来年から送り出しがスタートします。

dsc_9022

ここまでは拡大、拡大、拡大で来た3年間。
その集大成として単独誘致で行った、ブラインドサッカー普及活動。

dsc_0034

しかし、ここまで拡大できたのは、競業他社がほとんどいなかっただけ、20年がんばってきたご褒美。
それを象徴して、事務所にあった幸福の木が開花。

dsc_8872

5年に一度咲くか咲かないかという珍しい花で、甘美な香りで1週間咲続けました。
その花も今日仕事納めと同時に終わりました。

dsc_9002

ご褒美は今日で終わり。
2017年からは新たな戦いとステージが待っています。
これから大手競業他社がくることが予想され、2016年までの成功体験は過去のもの。気を引き締めていかないと、アッという間に崩壊してしまいます。
「信をもって、社内充実」

dsc_8227

これをキーワードに2017年は100名を超えた社員の底上げに重点を置き、地に足つけて頑張っていきたいと思います。

今年一年本当にご支援誠にありがとうございました。
来年もご指導宜しくお願いいたします。

よいお年をお迎えくださいませ。

スタッフパーティー2016

スタッフパーティー2016を行いました。
何と今年は200名乗りの船をチャーター。

dsc_7059

100名の社員を超えた2016年。
ミャンマーに来て20年の節目の年。
船をみて、そしてそこに乗りこむ社員らを見て、目頭が熱くなりました。

dsc_7072

1年間インターンで頑張ってくれた遠藤さんの送迎会もかね、事務所移転する前の金曜日にする予定だったのですが、弊社でコーディネートしているリクルート社のGRIPの懇親会があり断念。その前日にしたのですが、実はこの日は「中秋の名月」という意味のある日。

dsc_7088

中秋の名月を調べたら、「収獲の日」
まさに、皆ががんばった結果が、船上パーティー。

dsc_7096

社員がいいました。

「船をチャーターでのスタッフパーティ。
みんなも それが自分が頑張った結果というのを覚えてほしい。
みんなその価値がもらえるべきと思ってほしい。
誇りに思って欲しい。準備したHRチームに感謝。
来年はもっと立派なスタッフパーティーをみんなでやりましょう」

dsc_7103

船上からは、高層ビルが建ち始めたダウンタウンを後ろに、
対岸は、未開発のダラ。
船の左手には、日本主導で始まった、ティラワ近く。
きれいに夕日が登り、反対には中秋の名月が浮かび上がりました。

dsc_7153

船上からみた意味深な風景。
今日から新しいステージの幕開けです。

dsc_7142

dsc_7146

ポパ山行ってきましたPART1


7月19日から22日までミャンマーは4連休。祝日が少なく振替休日がないミャンマーでは奇跡的な4連休。といっても弊社は土曜日は半土。社員らには申し訳ないですが、この土曜日いと大変なことになるので営業。
そして私も頑張って予定を入れず、旅行に行く時間を確保。
ミャンマー国内を一人で旅行するのはミャンマーで働くきっかけになった学生時代以来。
行先はポパマウンテンリゾートホテル。
ナッ神の総本山であるポパ山を見ながら、ナッ神を感じながら?ゆっくり過ごして事業展開を考えようと選びまにした。
が、ぎりぎりまでスケジュールが見えなかったので快適3列バスは満席で取れず、せっかくなので列車でパガンまで行くことを前日に決定。

何と?まさかの予定通りの定時発車。寝台車でUSD40。しかし相変わらずの列車とは思えない、横揺れ縦揺れ。そしてお決まりの途中停車。荷物車両との連結が外れて荷物車が途中置き去りなっただけ?なので、1時間ぐらいで再発車。トラブルらしいトラブルはそれだけだったのに、やはり3時間遅れ。結局ヤンゴン出てから19時間かけてパガンに到着。パガンには列車で行くものではありません。。。

で、ニャンウーの駅から車で1時間、ポパリゾートホテルに到着。しかし、よく考えたら前の駅で降りてたらもっと近かったなーと。まあ次回はないのでいいんですが。(誰かポパ山付近に日本人がおられたら、番組ロケでこの列車旅行をもう一度するかも・・・。)
ホテルは連休ということもあって満室。一部屋100ドル以上しますが、ほとんどがミャンマー人観光客。ホテルの雰囲気はとてもいいんですが、数年前経営がミャンマー企業に変わってサービスの低下は噂通り・・・でも、設備は相変わらず素敵なホテルです。

マウンテンビューにしたのですが、私の部屋からはポパ山は見えず・・・でも森の中のホテル、気持ちよく過ごせそうです。

新LCCエアライン、Golden Myanmarar Airways に乗りました!


今回のシンガポール出張は今年誕生したミャンマー初のLCC、Golden Myanmarar Airways を使ってみました。予約はネットもしくはミャンマー国内の事務所で購入できます。いずれも同じ料金。ヤンゴンシンガポール線は毎日運航でほとんどの日がUSD100/片道。燃料費が入っても往復でUSD207と格安でシンガポールとヤンゴンを往復できます。
ちなみにヤンゴン/バンコクは往復USD 107(燃料費・空港使用税込!)

搭乗券は、名前なしの座席だけ。そういえば、少し前まではタイ国際航空もこの形でした。

機材はエアバスA320-200でエコノミーでも広めの座席。搭乗率は80%ほどでほとんどがミャンマー人でした。

機内のドリンク、食事はついていなく、それぞれ購入します。これが、また安い!辛ラーメンで1500チャット(150円)、ホットミールでPAD THAI(タイ風やきそば)が3500チャット(350円)、インスタントコーヒー800チャット(80円)、コカコーラ1500チャット(150円)、水500チャット(50円)。ビールはミャンマービール缶が2500チャット(250円)。機内サービスもよくて、運航時間も使いやすい。次回もGolden Myanmarar Airwaysでシンガポール行くことに決めました!
予約はこちらから。日本からでも予約できます。
Golden Myanmarar Airways (http://www.gmairlines.com/

2010年度外国からミャンマーへの渡航者数

2010年度4月までのヤンゴン・ミンガラドン国際空港からミャンマーへ入国した人数が発表されています。
1月から4月までの入国者総数2009年度73997人。2010年度104292人。4ヶ月経過した時点で対2009年度比140%の伸びを見せています。
過去4年間の4月度の国別を比較すると隣国タイからが3658人だったのが4641人に。中国からは965人だったのが1766人に。ヨーロッパ火山噴火の影響でヨーロッパからの観光客が4月はかなり落ち込んだようですが、3月は各国とも軒並み150%ぐらい伸びています。
これまでヤンゴンのホテルは簡単に予約できたのですが、満室という回答も出てくるようなり、それらがデータでも現れています。
日本はといえば、、、2009年3月は1018人、2010年3月は1449人とこちらも伸びてきています。
5月からはビザを事前に取得する必要がなくなりましたので、この調子でミャンマーへの渡航者数が伸びて行ってくれますように・・・。

グエサウンビーチ(Ngwe Saung Beach)のホテル事情

久しぶりにミャンマーを代表するビーチリゾート、グエサウンビーチ(Ngwe Saung Beach)に行って来ました。
まず驚いたのは道路状態。3ヶ月程前に修復工事が終わったようで、ヤンゴンからは4~5時間(片道)で行くことができます。(2時間ぐらいで行けたらいいのですが・・・。)
利用しそうな高級ホテル5つのうちオススメの2ホテルご紹介致します。

ビーチに面したRoyal Villaのお部屋は広くてすばらしい。他の部屋とは料金の差以上に違いますので、このホテルに滞在されるなら、絶対にこのお部屋を!
外の市場で新鮮な魚介類を買って持ち込みができ、1kg5ドルで調理してくれます。シェフは日本料理が作れるので日本人には嬉しいサービスです。ちなみに我々が持ち込んだ生きたロブスターが綺麗に盛られた刺身(醤油とワサビ付き)と味噌汁に。魚は大根おろし付きの塩焼きに。2日目は大量のエビはタルタルソース付きのエビフライに、天つゆ付きのエビてんぷら。海鮮うどんに変身しました。うどんの麺や味噌など1kg5ドルの調理量に含まれていますので、対費用効果バツグンです。
他の高級ホテルのようにジムや会議室などありませんが、部屋数が多くなく部屋の設計も立地も、特に旅慣れた人が評価するホテルです。
Bay of BengalやSunny Paradise、Aureum Palaceなどとは全くコンセプトが異なる、ストランドホテルから来た総支配人という事実がホテルの特徴を端的にあらわれています。
毎月訪れるヤンゴン在住の駐在員や毎年3週間ほどヨーロッパから来る外国人など、高リピート率を実現するすばらしいサービスが体感できます。ミャンマー人の宿泊者はほとんどなく、静かで洗練されたサービスで安心できるホテルです。

ヤンゴン/チェンマイ直行便

1月から週2便運行開始したエアパガン、ヤンゴン⇔チェンマイ便。
国内線運行している機体と同じでヤンゴンからチェンマイまで45分。
パガンよりも近い!
こんなに近いとは思いませんでした。。。
チェンマイのナイトバザールの店主やレストランの店員など、いたるところでミャンマー語が聞こえてきました。