2013年08月14日
先日、日本で働きたいというミャンマー人ITエンジニアが弊社を訪れました。
日本企業から日本語が話せるITエンジニアの派遣依頼がありましたので面接。
4名来たミャンマー人のうち、一人はすでに日本への渡航が決まっているミャンマー人。残りの3名も日本へ行きたいとのこと。いずれも日本語が話せるシステムエンジニア。
しかし、この3名今も企業に勤務中。日本語もITの技術もその会社に教えてもらったのに、それは人としてどうですか?と。
まともな会社であれば、そんな形での転職は断ると思いますよ。と。自分がやったことは跳ね返ってくるのは当然。日本行きが決まっている彼女も、倫理を無視しても採用したい日本企業で働くのですから、日本で苦労することは目に見えています。
しかし、彼女らを一概に責める訳にもいきません。
彼女らに囁く会社も悪いです。倫理無視で自らの利益のみ追及し、結局労働者はポイ捨て。捨てたらまた人が育てた人材を横取りして自分で金儲け。
日本へ働きに行くミャンマー人。以前は逃亡する人も多く問題になりましたが、多くの原因は常識外れのピンハネしていたブローカーのような日本人ら。損したのは実際働いていたミャンマー人。
現在は、他社で育成した人材を横取りして売りつけるという、単純労働ではなくIT技術者派遣という名のブローカー。自社で育てたとか、すでに退職していた人らならまだいいのですが。
人材派遣・紹介を生業としていくものとして、人から後ろ指さされないビジネスをしないといけない、と、あらためて彼女らの話を聞いて思いました。
他社で育てた人材を横取りして商いしているような企業と一緒にされてはたまりません。
カテゴリ:会社関係