2016年01月23日
2年ほど前から準備してきた視覚障害者マッサージ訓練センターの開校式に参加してきました。どんな形にするか最初から関わらさせて頂き、全国盲学校や視覚障害者マッサージ店にもアンケートを実施。そしてついに形になりました。
主な資金と運営アドバイスは日本財団。ただ、マッサージ治療費などで回し将来は支援なしで回していく予定。
このプロジェクトの中心は元マンダレー伝統医療大学長と元保健省伝統医療局長。役員メンバーにもずらりとマンダレー伝統医療大学の先生らが揃いました。
そこにミャンマー盲人協会や弊社、ゲンキークリニックなどが参加。
生徒20名全員は住み込み1年間授業。当初は10名を予定していましたが、どうしても通いたいという生徒が増えて20名でのスタートになりました。オリジナルテキストが、バシっとできあがるのはさすが、大学教職員が軸にいるからこそ。
一つだけ残念なのは視覚障害者マッサージにかかわる皆が一同に集まるオールスターにできなかったこと。
もともと私が6年前ゲンキークリニックを立ち上げた時も、ミャンマー視覚障害者マッサージはキリスト系と仏教系に別れていました。一つは海外からのファンドがついていて、もう一つはついていない。いずれにも協力を求めましたが、ファンドがついていない、政府系が全面協力、一方は全面拒否。
そして政府の後押しでゲンキーが当たり、視覚障害者マッサージがミャンマー社会に認知されました。
今の現状はというと、盲学校の中でさえ2つのコースに別れてしまいました。
皆どこも目指していることは一緒なんだから、一緒に協力すればいいのにと思いますけど、どこの世界もそうですが、なかなか一つにまとまることは難しいですね…。
昨日は、ヤンゴン国立盲学校の校長に招待され夕食ご一緒していました。
22年間盲学校で働き、長年副校長をされていた苦労人です。
最近、ミャンマーの障害者らが集まり団体を作り大きな話題となりました。あっという間に5000人以上が会員団体に成長し、世界各国から支援も集まっていると聞いていたので、盲学校もよくなったですか?と聞いたら、うちには恩恵なく・・・と。
色々先生らと話しているうち、新しいアイデア思いつきました!
なら、うちは別にドナーなど関係なく、ジェイサットなどの事業利益を使って自分が喜び、社員らが喜んだらいいだけなので簡単に実行できます。
年内には実行したいと思います!そのためにも事業成功させないとっ!
補足ですが、マンダレーのこのマッサージ学校に決めた建物。
地方出身の医者夫婦が将来のミャンマーのためにと、自分の資産で財団を作り、この建物ごと寄付された建物です。夫婦ともすでに他界されていますが、このように有効活用されています。This is Myanmar ! 我々が学ぶべきことは沢山あります。。。
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