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ミャンマーのつぼ~ミャンマーから西垣がお届けするブログ

GENKYの4店舗目は古都バゴー!

視覚障がい者が働く店「GENKY(ゲンキー)」 の4店舗目は古都バゴー!

2009年3月に開業したGENKYの創業メンバー No.3 Ye Htut Win さんと No.8 Aye Thidaさん。
夫婦でゲンキープロジェクトに参加し、2年間ゲンキーで働いて貯めたお金で故郷バゴーに土地を購入。そこに家を建て独立。バゴーでマッサージ店を開業し、経営しています。

二人はゲンキー設立当初からファンが多く、指名No.1、No.2でした。今回久しぶりに施術してもらいましたが、テクニックは更に磨きがかかっていました。是非多くの方々に体感してもらいたいです。バゴーに行かれる方、チャイティヨ帰りの方はぜひお立ち寄りください!

1時間の施術料は、何と4000チャット!場所はヒンターコン・パゴダの隣です。

せめて5000チャットに値上げしたらと提案したのですが、村から時間をかけて来られる固定客が多く、1000チャットの差は大きいのでこのままの料金にしますとのことでした。

 

ちなみに6年生と2年生の子供がいて、エーティダさんは生まれつき全盲ですが、料理を作るのが得意。油の音などで調理するテクニックはすごいです。

2009年に彼女のことをブログに書いていました。

「将来の夢は、健常者と同じように平等に働きたい。健常者が一歩進むなら十歩進み、夫婦二人自分達の力で家を建て生活してたい。そして自分の子供には自分の子供時代のような経済的苦労はさせず、時代の先端の仕事をして社会に貢献できる子供、そして他の視覚障害者ののために尽力して欲しい願っており、そのために息子を全力でサポートし、子供に頼られる親になるため日々奮闘している。」

Ms.Aye Thida(エーティダ) NO.8

旦那のイェさんのことを書いた2009年のブログには

「2009年に友人であるZaw Htaw Oo(No.1)に誘われGENKYに参加。これまで息子の将来のことを考えると不安で仕方なかったが、今は希望の光が見えてきて毎日がうれしい。自らGENKYで稼いだお金で近々村に家を購入予定。息子には将来全国に住む盲人をサポートする仕事で活躍して欲しいと願っている。これからもマッサージ技術を磨いて多くの患者を治したいと思っている。」

Mr.Ye Htet Win(No.3)

あれから10年、夫婦の夢は着実に実現してきています!

Genky Alintan
Add : 11, Bokone 18 Qr, Hinthar Kone Pagoda Road, Bago
Ph: 09-262633248 , 09766114476

塩崎先生とクンジャンさんとの再会

全盲の塩崎先生と初めてお会いしたのは、10年前。

2009年に「GENKY(ゲンキー)を作り、視覚障がい者マッサージがヤンゴン市民に受けられるのを確信し、これをさらに普及させるためには訓練施設と国家資格が必要と感じて、ジャパンハートの吉岡医師に相談。ジャパンハートとして視覚障がい者プロジェクトを行っていただけることになりました。そして、ジャパンハートから専門家として塩崎先生が2009年にミャンマーに来られました。

その後、クンジャンさんとミャンマーで結婚。そして帰国されました。

久しぶりに塩崎先生とお会いし、様々情報交換。

弊社が新たな社会貢献プロジェクトを準備している中、視覚障がい者の立場として、様々助言を頂きました。このタイミングと内容。
ゲンキーを設立したときのように、偶然と偶然が重なり必然となっていくのを感じました。新プロジェクト、これからが楽しみです!

尚、塩崎先生は、現在、福岡の盲学校で教員を取られています。