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ミャンマーのつぼ~ミャンマーから西垣がお届けするブログ

GENNKYクリニックの陰口・・・。

やっぱりというか、最近GENKYクリニックの陰口を聞きました。
陰口は一定の成功を意味しますし、それはそれでいいのですが・・・。
「GENKYは視覚障害者を使って金持ち相手に商売して儲けている」と。
(傍から見たら集客してますし儲かってると思うのでしょうけど、商売そんなに甘くありません・・・。)
一回5000チャットの施術料はこの国では確かに中流階級以上の人でないと通うことはできない金額設定です。若い女の子が揉んでいるマッサージ店よりも同金額もしくは高い金額ですので、中途半端な技術や経営力では集客できない金額設定になっています。
我々も日々マーケティングし試行錯誤し挑戦している状況です。
GENKYの知名度が上がったからか、ここ半年で数件の視覚障害者のマッサージ店が次々に産声をあげました。我々の期待通りです。ただ、残念ながら技術がまだまだ伴っていません。このままでは視覚障害者マッサージの未熟な技術レベルがミャンマーに広まってしまう危惧が出てきました。
GENKYではジャパンハート様から派遣して頂いた柔道整復師の方による技術指導やタイ盲人協会から派遣して頂いた指導者による集中指導等でレベル向上を図っていますが、来年度開校予定の技術指導者育成のための訓練センターを通し、早く全国に技術を広まることを望む限りです。
GENKYの役目は大きく3つ。
1.ミャンマー社会に視覚障害者の行うマッサージはレベルが高く医療に使えると浸透させる。
2.視覚障害者マッサージは決して安いものではないとミャンマー社会的に認知させ社会的地位を確立させる。
3.健眼者が視覚障害者と接する機会を持つことにより視覚障害者の差別、理解を促す。
GENKYはこれまで村などで2時間1000チャットなどでマッサージしてきた視覚障害者の方々の地位を上げることも考慮に入れて価格設定しています。
視覚障害者の働くマッサージ店のミャンマー市場を独占する気も全くありませんしGENKYだけで全国制覇を目指すつもりもありません。
この国では2店舗管理するだけで大変です。
あくまでも視覚障害者が働くマッサージ店の牽引役として、技術とサービス、経営力を磨いていくのがGENKYです。
タイでは視覚障害者がオーナーのマッサージ店が150あるそうです。
皆技術と経営力を学んでオーナーとなり独立店舗を全国に作っていってくれることを望む限りです。
ミャンマーの視覚障害者環境はタイに追いつけ追い越せ!です。