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ミャンマーのつぼ~ミャンマーから西垣がお届けするブログ

ミャンマー視覚障害者マッサージ、サマースクール3期生、卒業証書授与式


GENKYの利益で運営するBMDF(視覚障害者マッサージ発展財団)とミャンマー社会福祉省の共同プロジェクトである、ミャンマー視覚障害者マッサージ、サマースクール。盲学校の夏休みを利用して3か月間、毎日訓練してきました。

GENKYの視覚障害者スタッフも、教師という立場に入れ替わり指導、盲学校の存在を知らず点字もできず大人になってしまった、もしくは大人になってから失明したという生徒を対象にしています。
これで3期生が卒業しました。
彼らの人生、そしてその家族の人生もこの日を境に大きくかわるものと思います。

この日、サマースクールを知ったダウェイ出身の方が来られました。
10年前に手術の失敗で失明、40歳で盲学校には入れません。この10年間両親にも迷惑をかけてきたとのことで、是非受講したいとのこと。ただ、場所の関係上、年1度しかできませんので、来年受講してもらい、そして技術を習得して地元にもどり開業できる支援ができればと思います。
人数的に大人数はできませんが、毎年10名づつ、これで30名が技術習得をしました。数名はGENKYで働くことが決まっており、そこで技術と経営力を学び、そして地元に帰って独立していければと思っています。

今年もミャンマー政府からもヤンゴン管区の社会福祉省のトップが来校、地元メディアも来ていました。

最後は、学校側から「オウノカオスエ(ココナッツ麺)」の御馳走。自家製で高血圧にも大丈夫とのことで、ちょっと?安心して、食べました。おいしかったー。

ヤンゴン国立盲学校で前夜祭・・・

今年で3年目になる、視覚障害者マッサージのサマースクール。
GENKYとヤンゴンチミダイン国立盲学校と共同で、これまで盲学校に通わず成人してしまった視覚障害者に対して、GENKYからマッサージの技術を、盲学校から場所と点字を提供するというシステムで行っています。

今年も選抜された10名の視覚障害者の方々が明日卒業を迎えます。
それに先立って、チミダイン国立盲学校 から 我々に夕食を招待したいとのことでいってきました。
いつものカラオケ大会があって・・・でも相変わらず皆楽しそうで、1期生、2期生も参加していました。彼らもみな就職先が見つかり働いています。そして、明日卒業する3期生もほとんど就職先が決まっています。
裨益数は少なく、ドナーを探して等々のプロジェクトとしては難しいですが、こういったGENKYの利益がうまく還元され、そして、大人になるまで点字もできず、また仲間もあまりいなかった人々が、これを機会に多くの人に出会い、そして社会に出ていけます。まさしく、こういったことをやるためにこの国に 居させてもらっているんだなぁ と、あらためて感じました。国立盲学校内の夕食にまさかの「ウィスキー」がふるまわれてしまうほど寛容なこの国のために、まだまだやれることは山盛りだなあと、また次のアイデアを実現できるよう模索していきます。

学校長からボランティアで講師を担当したGENKY視覚障害者スタッフに御礼金贈呈。

学校長からGENKYの方にも頂戴いたしました。