2013年08月03日
ヤンゴン・チャイナタウン事務所が入っているニャウンピンレイゼイB塔。ここには有名な大学進学塾があって、全国から集まった住込みの受験生が生活しています。親元離れ、この寮から高校に通い、学校以外の時間は塾と自習、みっちり勉強します。
朝は5時半起床。6時から朝の塾が始まり、夜は23時まで。皆、同じTシャツを着て廊下などでみっちり勉強しています。
うちには日本企業向けの人材派遣・紹介会社があります。現在ミャンマー人3000人弱が登録しており、そのほとんどが大学卒。ミャンマーの大学進学率は一桁ですので、選りすぐりのエリートです。難関といえる大学、学部卒も数多く登録しておりエリートのはずです。しかし、、、なかなか即戦力になる人材が少ないのが現実です。
彼らが悪いのではなく、大学を含めたこれまでの教育の中身に問題があると思うのですが、こんな私がみても、あれ・・・っていうことが少なくありません。
難関な学部を卒業しても就職は非常に困難。就職率は発表されていませんが、限りなく低い数字です。それでも、皆ああやって難関大学に合格すべく勉強しています。
人材紹介業をしていると、ここミャンマーでも学歴は一つの目安にすぎないことを実感します。え、こんなに難関な大学卒なのに・・という子も少なくありません。それよりも、また別の部分を重視して採用されていくのを目のあたりにしています。
もちろん、日本企業が特別で、ミャンマー企業は学歴や生活水準などを重視する傾向は高いです。
その姿をみて、感じること。日本と似ているんじゃないかな~~と。
日本国内の受験戦争で小学校から塾に通っています。有名中学、高校、大学に入るために。何かミャンマーの子供と同じだなーと。とすると、日本にいる外国企業もミャンマーに進出している日本企業のように日本人を採用するときに見ているのかなーと。
受験生のミャンマー人の姿をみて、うちの子は塾はなるべく行かせない方がいいかな~と彼らを見るたび思います。
カテゴリ:生活