2026年01月15日
毎月10日に発給している、J-SAT通信2026年1月号 にて新年のあいさつを掲載させて頂きました。
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昨年 12月28日に実施された総選挙を見届けた後、ベトナム・ホーチミンへ移動し、新年を迎えました。
本年は、1996年4月17日に私自身がミャンマーに赴任・移住してから 30年という節目の年となります。1996年当時、ベトナムとミャンマーはいずれも将来性ある進出先として比較されていましたが、30年の歳月を経て、その歩みには大きな差が生まれました。
ホーチミン市内の中心部に宿泊しましたが、「吉野家」や「すき家」、「COCO 壱番屋」などの日本の有名飲食店が数多く立ち並び、「高島屋」をはじめ、「ニトリ」、「無印良品」、「ユニクロ」といった日本の大手小売店も軒を連ねていました。さらに、「イオン」や「業務スーパー」などもすべて徒歩圏内にあり、日本の生活文化が街の中に自然に溶け込んでいる様子が印象的でした。また、新年を迎える瞬間には、高層ビルが立ち並ぶ街並みを背景に、華やかなカウントダウン花火が夜空を彩り、ホーチミンが持つ都市としての力強い発展とエネルギーを強く感じさせる光景が広がっていました。
ホーチミンへのフライトでお隣になったミャンマー駐在の方は、以前、長年ベトナムを担当されていた方でした。私が、「30 年前にミャンマーではなくベトナムを選んでいたら、今ごろは大金持ちですよねって言われることがよくあるんです」 と話すと、「確かにお金はあったかもしれませんが、心は疲れてしまっていたかもしれませんね」と、穏やかにおっしゃっていました。
ベトナムでは経済や成果が重視される傾向が強い一方で、ミャンマーの人たちには、人の気持ちを大切にする温かさがあります。ミャンマーはいまも厳しい状況が続いていますが、発展したベトナムを目の当たりにした今だからこそ、それでも私はミャンマーを選んできてよかったのだと、あらためて感じた年越しでした。
2020 年 3 月末より新型コロナウイルスの影響でロックダウンが始まり、同年 3 月に実施された卒業試験(兼大学入試試験)を経て大学合格を果たした生徒たちは、大学再開となった 2022年 6 月から大学生活をスタートし、今年 3 月に卒業を迎えます。この世代が社会へ羽ばたく節目に合わせ、弊社では大学新卒採用を本格的に再開し、今年 3 月卒業予定の若者を含め、2026年 1 月より 8 名の新入社員を迎えました。これは単なる増員ではなく、次世代を担う人材を育成するための重要な第一歩と位置づけています。
これまで弊社は、従業員の 6 割以上が 10 年以上勤務するなど、長期的な人材定着を強みとしてきました。一方で、平均年齢の上昇という課題もありましたが、今回の新卒採用を通じて新たな息吹を取り込むとともに、日本事務所の体制強化も着実に進めており、今年からは新たな日本人社員およびミャンマー人社員を迎え、2 年後に控えた創業 30 周年に向けた組織基盤づくりを本格化してまいります。詳細につきましては、改めてご報告申し上げます。
ミャンマー国内は依然として非常に厳しい状況が続いています。経済環境の悪化により、国内での就職が困難な中、海外就労を志向する若者は増え続けています。弊社では、海外就労を単なる生活費確保のための手段にとどめるのではなく、将来につながる技術や経験を得るための貴重な機会と捉えています。
今後も、人材が希望を持ち、成長できる海外就労の機会を創出し続けてまいります。この困難な時代を乗り越えた先に、ミャンマーの発展があると信じ、本年も一歩一歩、着実に取り組んでまいります。皆様にとって、本年が実り多き一年となりますことを心よりお祈り申し上げます。
代表取締役 西垣 充
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