J-SATは25年間ミャンマーにて事業を行う実績と経験からミャンマー進出における

人材支援、市場調査、会社登記等、会社運営をトータルサポートします。

ミャンマーのつぼ~ミャンマーから西垣がお届けするブログ

脱走するミャンマー人研修生

先日、昨年末に日本へ行った15名のミャンマー人研修生が、すでに5名逃げて困っていると、ある日本の入管が嘆いていたと聞きました。また今日別ルートでまた逃げ出したと聞きました。

3年の研修期間が終了間際に逃げるならわかりますが、日本に行って間もない数か月で逃げ出すのですから・・・ちょっと問題です。
最近、3年溶接工として3年間研修に日本に行っていたスタッフを雇用しました。
事務補助に加え、研修での生活や仕事、専門用語など、これから研修に行くミャンマーの人々に伝える任務です。
彼に聞いてみると、自分は手取りが10万円あったから逃げませんが、同時期にいった仲間の中には5万円ぐらいの子がいたりして、逃げたそうです。

先日、これから送り出されるミャンマーの方が残業代込で7万円って聞きました。残業していないのにコミコミでしかも7万円は、そりゃ逃げてしまうかなぁ~。と。私も逃げます(笑)。でもミャンマーの田舎の子は、月給70万チャットですから、その意味がわかるはずがありません。で、日本で働いてその現状に気づいて・・・シンガポールのように逃げたらすぐ入管に捕まるのなら逃げないのですが・・・。

ミャンマーでの工場での賃金は、月給1万円以下が当たり前の世界ですので、月給5万円でも高給だろうと考える方も少なくないようですが、当たり前ですが日本は日本でミャンマーの方を実習生、研修生で呼ばれる企業側は、逃げられるリスクも考慮して給料設定やして、受け入れ体制も再構築が必要です。

お金だけの問題でもありません。

ある日本向け送り出し機関にて日本語教育を受けていたミャンマーの方が弊社から送り出して欲しいと面接に来られました。6カ月日本語を勉強したが日本に行けないので、送り出し機関に理由を聞いたところ、一回で送れるのは3~5名、日本に行けるのは申し込み順、彼の前には600名いるから、まだまだ時間がかかる、とその送り出し機関から言われたそうです。それで手付金10万円を支払ったがあきらめて弊社から送り出してほしいと懇願してきました。
こちらはあくまでもサポートするのであって、日本で働けるかどうかは本人と受け入れ企業次第でこちらには決定権はありませんよ。と説明しました。それを聞いてショックを受けていたようでした。業者は600名×10万円を稼いで・・・。

何とかしないといけないですね~。

日本の自動車修理工場への就職、ガンバレー!

ジェイサットビジネス日本語学校の卒業生が日本の修理工場に正社員採用の就職面接。
4ヶ月前は「あ、い、う、え、お」もわからない状況から朝10時~夕方5時まで月曜日から金曜日まで毎日日本語を勉強。もちろん宿題も大量。多くが技術大学卒ということで、頭はトップクラスということもあり、早いは早いですが、とはいえ面接ですべての日本語での会話となると、そこは4ヶ月、まだまだではあります。。隣で見ていてビクビクでした。

家族年収20万円ぐらいの生徒が多く、学校に通うために仕事ができない状況ですので日本語を勉強する強い気持ちを持っています。

面接の合格発表は今月中旬。決まれば彼らの人生、家族、一族の人生が一変します。
彼らの希望の将来への扉が開きますように・・・。

ミャンマー・タイ 進出企業・現地市場視察セミナー 2014

ミャンマー・タイ 進出企業・現地市場視察セミナー 2014

2014年5月18日~22日 主催:株式会社船井総合研究所

株式会社船井総合研究所の執行役員が随行、縮小ニッポンが再成長するヒントを掴む!ASEANセミナー2014 世界が注目する国で“儲け”の源泉を発掘!

ミャンマーパートは不肖 西垣も終日随行させて頂きます!

shisatsu

「ラミレス、群馬で描く第二の夢」 の記事を読んで。

休暇中に気になってメモしていたものをアップします。

日本経済新聞4月11日付の新聞にヤクルト、巨人、DeNAなどで活躍した ラミレス選手のインタビュー記事がありました。

外国人選手にとって日本では理解できないようなことを要求されることもあるが、「しょうがない」と割り切って、言い訳などせずに「はい、分かりました」と素直に受け入れ、「がんばります」と前向きにトライすること。要するに「郷に入れば郷に従え」の精神で、日本で実績を積み上げてきた。この3つが成功のキーワードとのこと。

1年ほど前、大学時代の教授に20年ぶりにお会いしたことを思い出しました。
すでに退官されているも、今も経営の研究しておられます。
先生から、経営を農法を例えて考えるようにと師事を受けました。
つまり、日本の野菜をミャンマーで育てようとしてもそのままでは育たない。
いくら品種改良した有能な種でもミャンマーの土壌にあわせないとダメで、その違いを理解して初めて育つものだ。それをミャンマーでは忘れてはいけないとのアドバイスを思い出しました。その例えはこれまでのどの例えよりもしっくりしています。

ミャンマーにきて苦戦されている日本企業も多いようですが、成功の最大の秘訣はシンプルで、わかっていても、なかなか実践できない「郷に入れば郷に従え」です。

優秀なミャンマー人の外国流出についての適否

jobfare

これまで日本へのミャンマー人派遣は反対でした。
優秀なミャンマー人が国外で流出したら国内産業の妨げになると思っていました。
それはそれで事実なのですが、国内人材紹介会社の経営してから、あまりにも優秀な人材がたくさん余っている現実を目にしてきました。
幼稚園のときから受験勉強にあけくれ難関大学学部を卒業しても就職先がない、あっても給料が低い。そんな若者があまりにも多すぎます。ミャンマーは今海外投資が急速に入ってきていますが大量採用はまだまだ数年かかりそうです。
それに、長年続いた格差社会。貧しい家に生まれれば這い上がるチャンスはありません。いくら勉強ができても雇用される先がないので限界があります。

海外に出て行けば、優秀なミャンマー人でも 下働きで安い給料で働かせられるかもしれない。実習制度など、厳しい仕事で低賃金でははありますが、3年働けば300万円貯金してミャンマーに帰国できます。
このお金は個人一人ではなく、家族、一族に多大なインパクトを与えます。
出稼ぎにいくミャンマー人の3年間は”犠牲”になるかもしれない。でも、その経験と300万というお金の及ぼす影響力は計り知れません。
地道でミャンマーで働いてもまだまだ限界があるのが現実。人生を変えるにはどこかでまとまったお金が必要。
ミャンマー国内で仕事を作り出しても給料は安い。賃金が安いから企業は進出してきているところも多いので、そう簡単には給料はあげてきません。

様々地方にいって、リサーチやら取材やらで現場をみてきて、そんな結論に達しました。
ということで、私はミャンマー人の出稼ぎ支援(実習生送り出し)をしようと思ったのでした。まだまだこれからですが、「夢を昇る国」に一歩でも近づけ今の限界を打破する社会作りの突破口になるものと確信に近づいてきています。

さて、今日は日本での正社員採用依頼があったミャンマーエンジニアら50名の第一次面接!面接は通訳係が一番大変ですね・・・。

日本テレビ系列「ニュースZERO」で紹介されました!

4月18日、スーチー氏と安倍首相が会談されたその日の夜、弊社ジェイサット(J-SAT)が日本テレビ系列「ニュースZERO」で紹介されました。
ミャンマーにて労働省から国内企業派遣・紹介ライセンスを保有し、主に日系企業向けに事業を行っています。

番組ではミャンマー進出を目指す日本企業向けオフシェア拠点支援を行っている事業も紹介されました。
進出後に日本人駐在員が一から人材育成を行う例も多いですが、すべてを日本人が見る必要はないと思っています。進出前から現地で研修などを行い、労務を管理すれば、人材がある程度育ってから進出することができます。
即戦力の人材を探すのは困難ですが、将来を見据えた自社用の人材を育成には最適な国ではないでしょうか。

ミャンマーに進出する日系企業向け人材紹介、派遣事業

2013年1月16日 サネイグループであるJ-SAT(ジェイサット)は タイの人材派遣・紹介業最大手のパーソネルコンサルタント社(http://personnelconsultant.co.th/)との業務提携により、ミャンマー国内の日系企業への人材紹介業(ミャンマー政府労働省人材派遣ライセンス 27/2012)及びそれに付随する社員教育の一環として日本語ビジネスマナー、ビジネス日本語を教える教室 についての ミャンマーメディアを招待してプレスリリースを行いました。
Myanmar Times誌、Weekly Eleven誌、VOICE誌をはじめ、数多くの主要なミャンマー国内メディアにお越し頂きました。
プレゼン後も予定時間を超えて報道陣から質問が飛び交い、また質問後多くの記者に囲まれ、関心の高さが伺われました。


20年近くタイの日系企業に人材を紹介してきたパーソネルコンサルタント社のノウハウを基本に、特に日系企業のミャンマー進出をサポートしていければと存じます。
お問い合わせ:info@j-sat.jp (代表:西垣)

提携先:パーソネルコンサルタントマンパワータイランド株式会社 (http://personnelconsultant.co.th/)
人材登録数約60,000名・取引先企業数約7,500社。2007年から5年連続で労働省人材斡旋局から在タイ人材紹介会社178社の中で年間紹介者数一位の表彰を受けています。

「GENKY」がBOPビジネスの事例として大学論文に

https://mba.kobe-u.ac.jp/oldweb_pics/contents/students/thesis_files/workingpaper/2011/wp2011-3b.pdf

ミャンマー視覚障害者マッサージ店「GENKY」がBOPビジネスの事例として大学論文に取り上げられました!
早いものでもう3周年を迎えました。
ここにGENKYの歴史が詰まっています!
今年末には、一号店であるチャイナタウン店を移転する予定。
家賃上がりませんように・・・。

https://mba.kobe-u.ac.jp/oldweb_pics/contents/students/thesis_files/workingpaper/2011/wp2011-3b.pdf