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ミャンマーのつぼ~ミャンマーから西垣がお届けするブログ

ミャンマー・タイ 進出企業・現地市場視察セミナー 2014

ミャンマー・タイ 進出企業・現地市場視察セミナー 2014

2014年5月18日~22日 主催:株式会社船井総合研究所

株式会社船井総合研究所の執行役員が随行、縮小ニッポンが再成長するヒントを掴む!ASEANセミナー2014 世界が注目する国で“儲け”の源泉を発掘!

ミャンマーパートは不肖 西垣も終日随行させて頂きます!

shisatsu

「ラミレス、群馬で描く第二の夢」 の記事を読んで。

休暇中に気になってメモしていたものをアップします。

日本経済新聞4月11日付の新聞にヤクルト、巨人、DeNAなどで活躍した ラミレス選手のインタビュー記事がありました。

外国人選手にとって日本では理解できないようなことを要求されることもあるが、「しょうがない」と割り切って、言い訳などせずに「はい、分かりました」と素直に受け入れ、「がんばります」と前向きにトライすること。要するに「郷に入れば郷に従え」の精神で、日本で実績を積み上げてきた。この3つが成功のキーワードとのこと。

1年ほど前、大学時代の教授に20年ぶりにお会いしたことを思い出しました。
すでに退官されているも、今も経営の研究しておられます。
先生から、経営を農法を例えて考えるようにと師事を受けました。
つまり、日本の野菜をミャンマーで育てようとしてもそのままでは育たない。
いくら品種改良した有能な種でもミャンマーの土壌にあわせないとダメで、その違いを理解して初めて育つものだ。それをミャンマーでは忘れてはいけないとのアドバイスを思い出しました。その例えはこれまでのどの例えよりもしっくりしています。

ミャンマーにきて苦戦されている日本企業も多いようですが、成功の最大の秘訣はシンプルで、わかっていても、なかなか実践できない「郷に入れば郷に従え」です。

優秀なミャンマー人の外国流出についての適否

jobfare

これまで日本へのミャンマー人派遣は反対でした。
優秀なミャンマー人が国外で流出したら国内産業の妨げになると思っていました。
それはそれで事実なのですが、国内人材紹介会社の経営してから、あまりにも優秀な人材がたくさん余っている現実を目にしてきました。
幼稚園のときから受験勉強にあけくれ難関大学学部を卒業しても就職先がない、あっても給料が低い。そんな若者があまりにも多すぎます。ミャンマーは今海外投資が急速に入ってきていますが大量採用はまだまだ数年かかりそうです。
それに、長年続いた格差社会。貧しい家に生まれれば這い上がるチャンスはありません。いくら勉強ができても雇用される先がないので限界があります。

海外に出て行けば、優秀なミャンマー人でも 下働きで安い給料で働かせられるかもしれない。実習制度など、厳しい仕事で低賃金でははありますが、3年働けば300万円貯金してミャンマーに帰国できます。
このお金は個人一人ではなく、家族、一族に多大なインパクトを与えます。
出稼ぎにいくミャンマー人の3年間は”犠牲”になるかもしれない。でも、その経験と300万というお金の及ぼす影響力は計り知れません。
地道でミャンマーで働いてもまだまだ限界があるのが現実。人生を変えるにはどこかでまとまったお金が必要。
ミャンマー国内で仕事を作り出しても給料は安い。賃金が安いから企業は進出してきているところも多いので、そう簡単には給料はあげてきません。

様々地方にいって、リサーチやら取材やらで現場をみてきて、そんな結論に達しました。
ということで、私はミャンマー人の出稼ぎ支援(実習生送り出し)をしようと思ったのでした。まだまだこれからですが、「夢を昇る国」に一歩でも近づけ今の限界を打破する社会作りの突破口になるものと確信に近づいてきています。

さて、今日は日本での正社員採用依頼があったミャンマーエンジニアら50名の第一次面接!面接は通訳係が一番大変ですね・・・。