J-SATは25年間ミャンマーにて事業を行う実績と経験からミャンマー進出における

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ミャンマーのつぼ~ミャンマーから西垣がお届けするブログ

ガパリビーチ(Ngapali beach)

10日間に渡る長期正月休暇が終わりました。
幸か不幸か今年は期間中に仕事もなく久しぶりに我が家恒例のガパリビーチでのティンジャン(水祭り)を過ごしました。
安くて新鮮なシーフードは健在で、充実した休暇を過ごすことができました。
いくつか新しいホテルも建ったようですが、それぞれがビーチ沿いの立地し、また離れているため、素朴なビーチリゾートはまだ当分の間は楽しめそうです。

ある寺小屋の試み

弊社で米など不定期で寄付させて頂いている僧院があります。
この僧院では周辺の貧しい人々のために、無料で僧院校、いわゆる寺小屋を行っており、約1000人の子供たちが学んでいます。すべて授業料は無料です。
また、僧正自らがタイ・ミャンマー国境などの地域を中心に1年に一度赴き、孤児や貧しい子供を引き取り、ヤンゴンで衣食住の面倒を見ています。
始めてから10年ほどたち、今では約400名の子供達がここで生活しています。
ミャンマーには寺小屋が多くありますが、立ち上げ管理している僧正の跡継ぎ不足が目立ち、多くがその問題に直面しています。実際、そのことを気づいていても、仕方ないとあきらめているところも少なくありません。
この僧院の、他と異なりすごいところは大きく二点あります。
一点目は、運営費を寄付金主体から脱却するため自ら確保するシステムを積極的に模索しているところにあります。
400名に膨れ上がった子供達の食費だけでも、1日米100キロ費やします。そこで、寄付に頼らず食事を確保するため、昨年から寄付金を僧院名義で農地につぎ込み始めました。今回結果を確認したところ、40エーカーあれば米だけでなく、食費やボランティアへの費用までまかなえる可能性があることが判明しました。1エーカー300ドルほどですので、それほど難しいハードルではなさそうです。
二つ目は、ここで幼少期から預かった子供達を地元も村へ戻すことを前提にしています。ここで学んだ子供が先生となり、地元へ戻り、わざわざ学問を受けるためヤンゴンまで出てこなくよくすること。そして、医者の資格は難しいので、看護学校に通い、病院で勉強し、村にはほとんどない医療というものを、持ち帰ってもらおうとしています。今年から2名、村へ戻っているそうです。
僧正は、学校など建物を寄付する人は多いのですが、現実には食べ物、運営費に四苦八苦することが多いのす。。。と。
この僧院の取り組み、全国に広がればいいですねえ。

衛星受信料値上げ情報について

年初にいきなり出てきた衛星受信料値上げ情報。
視聴料が年間6000チャットが100万チャットになる。(未登録は200万チャット)との情報がネット上や紙面を賑わせました。
現実的に考えてありえないことで、実はちょうど弊社でミャンマーの放送関連の調査を行っていたこともあり、この情報が流れた際、政府担当官に直接確認を取りました。
その際は、政府としては正式発表しておらず、15日まで様子を見て判断するとの回答でした。
で、16日に再度確認にいったところ、結局この徴収値上げは今回見送られたとのこと。というか政府として公式発表していませんので、噂話ということで終わりました。
噂話のレベルで、噂との前置きもなく紙上を賑わしてしまうミャンマー情報。
今回も誰もその修正は行わないのでしょうねえ。。。
一方通行の噂と現実の境がなく発信されているミャンマー情報、、、本当にミャンマー情勢を伝えるのは難しいです。。。

ネット復旧

11月5日現在、1日から調子が悪かった国内でのネットですが、復旧し以前同様に戻ったようです。

ミャンマーのネットの状況

ミャンマーでは11月1日9時頃よりネットの状態が悪くなっています。
ただ完全に遮断ではなく、スピードはかなり遅いですが何とかネットはできる状態です。早く復旧して欲しいですねえ。。。
(ちなみにこれはヤンゴンからのアップです)

タイ国際航空(TG)の運行時間変更

先月末から変更になっていたタイ国際航空の305、306便の運行時間ですが、元に戻りました。
TG305 Bangkok 18:00 -> Yangon 18:45
TG306 Yangon 19:45 -> Bangkok 21:25
また11月2日より、火・金・日のみ
TG301 Bangkok 12:10 -> Yangon 12:55
TG302 Yangon 13:50 -> Bangkok 15:30
の就航が再開されます。
ちなみに、一昨日私もTG305便に乗りましたが、ほぼ満席、私も前日までWaitingでした。座席はアメリカ人観光客とフランス人の団体観光客に挟まれていました。
空港の出迎えでは外国人の名前の看板かかなり戻ってきましたが日本人の名前は…。悲しいです(涙)

海外安全情報の引き下げ

【危険情報】(平成19年10月25日発出)
●全土:「渡航の是非を検討してください。」(引き下げ)
☆詳細については、下記の外務省、海外安全情報のサイトの内容をご覧下さい。
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=018#header

夜間外出令解除

ヤンゴン、マンダレーで出されていた外出禁止令が10月20日、正式に解除されました。

研修制度と人材空洞化

久しぶりの更新です。。。
ようやく、というのが正直な感想です。
ミャンマー国内でもブローカーが横行し、多くの良い人材が流出しています。本来の研修制度の目的のものであれば問題ないのですが、中間業者の利益のため思われるものが多く、実態を知らないミャンマー人々が多く被害を受けているという話を聞きます。
ミャンマーを支えていかなければならない中流層が流出しているのを実感します。
ブローカー介在禁止など、法務省が外国人研修に厳格指針(読売新聞 - 06月18日 03:11)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=233831&media_id=20
「法務省は、不当な低賃金労働などが社会問題化している外国人研修・技能実習制度の運用を適正化するため、受け入れ企業の順守事項などを定めた指針を年内にも改正し厳格化する。
 現行の規制に加え、新たに、ブローカーが介在する研修生の受け入れ禁止を明確化する。出国前に保証金をとったり、研修生らの賃金からマージン(手数料)を天引きするなど不当行為が確認されれば、その送り出し機関が介在した研修生の入国は認めない。
 また、受け入れ側による旅券取り上げについて、規制を厳格化する。旅券の取り上げは、現行指針でも研修生の新たな受け入れを3年間禁じる処分対象となる「不正行為」とされている。だが、本人から同意書を取り、任意で保管している形式を取ることで認定を免れようとするケースもあり、こうした事例も不正行為にあたることを明記する。」

奨学金の学生

弊社で支援させて頂いている学生5名の中の一人。
毎晩肉体労働2時間で学校までのバス代を稼ぎ、その後ロウソクの中で勉強、毎晩睡眠4時間。金銭的理由から昼食をぬくことも多いそうです。
この状況下、同校10年生の学生700名弱のうち、常に20位以内をキープしています。
サンダルは家に一つしかなく、父親と交代でサンダルを履いていたそうですが、その父親が今月他界しました。
月3万チャットに満たなかった収入から、更に父親の収入が無くなりました。
長男である彼は下2人の面倒を見なければならず、勉強の時間が削られ、ますます過酷な状況になってきています。
月3万チャットに満たなかった収入から、更に父親の収入が無くなりました。
彼が希望するエンジニアの大学に入れるよう応援するだけです。。。
しかし、こういった状況下の優秀な学生が全国にはたくさんいるのだろうなあ。。。