2005年08月15日
今日、8月15日は終戦記念日。ミャンマーにいると戦争のことが身近に感じられ、様々考えさせられます。
最近ミャンマーでは歴史の授業で、あの戦争をどんなふうに教えているかを取材し、教科書にどのように記載されているのかを見ていき、その検証として、当時を知るお年寄りにインタビューしていきました。
現在ミャンマーでは第二次大戦の日本軍絡みについては、8年生と10年生の歴史の時間に教えています。8年生では3ページほどに渡って記されております。(ちなみに日本ではこれらは1行だとか!)数年前まではもっと詳細に、また日本軍についての悪評も記載されていたようですが、現在は悪評については一部残っていますがほとんど姿を消しています。
『戦争というものはそういったものなので、事実は事実として伝え、それらは過去のものとして未来のためになるよう教えていくべきである』と役人から教師、お年寄りなど多くの方々が話されていました。
ちなみに、植民地支配をしていたイギリスに対しても植民地時代に街を整備し国の基礎を作ったのはイギリスというイメージが強く、多くの人がそれを信じているように感じます。今でもほとんどのミャンマーの人々が最も憧れをもつ国はイギリスです。次にアジアで成功した日本になります。日本かイギリス、どちらに行きたいかと問えば、日本語がペラペラのうちのスタッフでもイギリスと答えます。
大げさかもしれませんが、これら未来を重点に置いたこの国の人々の戦争に対する考え方が世界の人々が実践できれば世界平和に繋がるのではと、この国の人々を見習う必要があるのではと強く感じます。
カテゴリ:戦争関連