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ミャンマーのつぼ~ミャンマーから西垣がお届けするブログ

GENKYでお経

水祭り明けGENKYクリニック再開前日。僧侶を呼んでお経をあげてもらいました。施術スタッフは水祭り前に稼いだお金を家の修理などにほとんど使い尽くしたとのことで、早く働きたい。と皆懇願していました。

今日から正月休み

昨日の大雨からかパダウが咲きました。
今日からGENKYで働く視覚障害者の人たち9名は村へ帰ります。
昨日の最終日も大盛況で45分の1セッションを一人平均10名前後こなし、水祭り用のお金を稼いで1年を締めくくりました。
彼らは水祭り明けに配る予定のGENKYのチラシを村に持って帰りたいと言っています。9名のうち7名は全盲で読めませんが、村人に見せたいと。村では目が見えないということで生まれてから今まで色々あったようです。収入も今なら村人よりも多いし村人にチラシを見せて自慢するんだ。と。

モールミャイン近くから来ている2名は、GENKYスタッフの一人を水祭りに招待しました。彼は健常者で極貧の家庭で大学に通いながら働いていますが、お金は今月稼いだから心配するな!と全盲の施術スタッフに言われ今日からバスで一緒に向かいます。
子供を抱えた全盲夫婦もいつも子供の将来のお金を考えたら不安で仕方なかったけど、将来が見えてきて安心して水祭りが過ごせると喜んでいます。恋人がいて結婚資金を貯めるという施術スタッフや3ヶ月の子供と全盲の奥さんを村に置いて来ている施術スタッフなど、皆将来に希望が出てきたと言っています。と、健常者スタッフも嬉しそうに報告してくれます。
GENKY施術スタッフの目標月収「ミャンマー平均賃金の10倍」を来月到達するぞ。と誓い、昨晩全員で水を掛け合って終わりました。
水祭り明けの村から帰ってきた彼らと会うのが楽しみです。

GENKYクリニック開店から10日経ちました。

GENKYクリニック開店から10日経ちました。
施術者全員がミャンマー視覚障害者で成り立っている「GENKYクリニック」。
まだ大々的な宣伝活動は行っていない段階で、口コミやリピーターが多く出ており順調な船出となり多くの関係者の方々に感謝致します。
客層の多くが40代~60代の方々。中華街のど真ん中の立地ということもあり中華系の方も多く、商売に厳しい彼らからいい店を作ってくれたとの言葉は本当にうれしい限りです。
客層の男女構成比はほぼ半々で。うち半分の方はマッサージへ行った経験はなく治療のため来店され効果があったとのことで再来店されており、視覚障害者の方々の「技術力の高さがGENKYクリニックの最大の特徴」が生かされています。
早く日本の技術者が入り、もっと圧倒的な技術力を磨き次々と独立して成功していく彼らの姿を見たいものです。
明日を最後に視覚障害者9名(水祭り明けにはさらに2名増員されます)及びスタッフは正月長期休暇に入り皆それぞれの田舎に帰ります。
ミャンマーでは視覚障害者支援がほとんど機能していないため、彼らはこれまで個別に活動を行ってきました。9名の方々は盲学校仲間で久しぶりに一緒に働き生活して収入も入り、皆今年の水祭りは格別だと。連日稼いだお金をどう使うか皆相談しています。店を抜け出しスーパーにデートに行ったスタッフもいます。男女とも全盲の彼らのデート。どんなんやろと思いますが、目が見えててもつまずくガタガタ道のチャイナタウンを、全盲の彼らは普通にどんどん歩いてバスに乗って移動しますし、全盲同士の結婚で生まれた1歳4ヶ月の子供が自ら母親を案内している姿には感動を覚えました。
あまり知られていないそんな彼らの素顔の一面をここで少しづつ紹介していこうと思います。
半年前にはまさか自分がそんなことをするとは思いも寄りませんでしたが、これも人生。二号店開店目指し水祭り明けからはエンジン全開でGENKYスタッフ一同頑張ります!

「GENKYクリニック」ついにオープン!

日本式伝統治療院「GENKYクリニック」が4月1日オープンしました。
施術スタッフは国立盲学校で日本式マッサージを学んだ視覚障害者で構成されています。施術料は45分3500チャット。
Genky Clinic
No.71, Hledan Street, Lanmadaw Township,Yangon
Tel:09-864-1219 09:00AM-09:00PM 年中無休
久しぶりにエッセイ書いてみました。「GENKYクリニック」についてです。
http://www.yangonow.com/jpn/magazine/essay/nishigaki_m/essay13.html