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ミャンマーのつぼ~ミャンマーから西垣がお届けするブログ

コロナ対策にはコミュニケーションが大切!

コロナウィルス対策は人と接触しないこと。でも皮肉にも、コロナ対策は、人と人とのコミュニケーションが大切と気づきました。

3月30日現在、コロナウィルス感染者は全国で14名。(3月31日現在15名。増えた1名は外国人がよく使う病院職員ということで衝撃が走ってます。私はこの病院使ってないのでセーフ)

昨日、ミャンマーにおられる日本人で感染病対策専門の方の話を聞きました。
ミャンマー政府・軍のコロナウィルス感染症に対する対応は今のところ適切で非常に評価できる。政府の決定を強行的に行使でき、しかもそれを国民がすぐ受け入れる。それが強いと。政府が発表している数字も恐らく正しいものだろうとのこと。

29日深夜、4月13日までのミャンマー到着便停止が発表されました。皆、歓迎ムード。さらにロックダウンを!との声が大きい。
なぜそうなるのか。

国民自ら自主的に対策を行っています。それは長年、政府を信用していない。期待もしてない。やってくれたらラッキー程度。政府は何もしてくれないので自ら動かないといけない、という意識が強いからだと思います。

各タウンシップ毎に、独自のコロナウィルス対策も行っているようで、それを住民が評価、批判しています。

そしてもう一つ、まだ村社会が残っていることも関係していると感じます。申告してもしなくても、隣の人はタイ帰り、何々さんはイギリスから帰ってきたらしいなど情報を共有しています。
昨日、うちのスタッフが、書類運ぶためヤンゴンで旅行用カバンを持っていただけで、道端で何人にも尋問されたらしい。

軍事政権下、検閲が激しくテレビや雑誌の情報は信用せず、口コミが情報を支配してました。
見える範囲には秘密警察がいたと言われ、監視するのも、されるのも慣れてます。テレビ番組ロケ中は、名前が変わった秘密警察みたいな人が、今でもすぐ取材チェックに来るミャンマー。市民の監視は得意なんだと思います。

私の住んでる建物のセキュリティー(警備員)。
私がいつ、どこに行ったか大体知ってますw
うちの社員が電話で、『うちの社長どこ行った?』と聞いたら大体答えれます(苦笑)。

今も噂社会は健在で、誰々がどうこう等呟きあってます。

コロナウィルス対策は人と接触しないことですが、同時にコロナ対策は、人と人とのコミュニケーションが大切でもあるんですね。