7月1日よりヤンゴン市内のCity Mart各店舗で日本のあられプロモーションを行っています。これまで各店舗では中国製菓子商品と同じ棚で売られていることもあり、中国製品との明確な差別化ができず、しかしながら料金は約2倍ということで、POPがない店舗では少々苦戦していました。
そこで今回は、セールスガールを雇用し各店舗に配属させ商品を説明してもらい賞味してもらおうと考えました。せっかくなので、セールスガールは孤児や経済的理由から僧院で育った女性達を中心に雇用。彼女達はヤンゴンさえほとんどわからない状態で、もちろんエアコンが効いているCity Martなど入った経験はなし。仕事の経験はなし。
面接したときに、これはヤバイ。と思案した結果、見た目で「日本製」とさえわかるようにしておけばと思い、見た目で日本とわかる「浴衣」を着てもらうことにしました。
早速ネットで購入。日本の浴衣販売店から直接EMSにて国際発送してくれ、何と発注して5日でヤンゴン到着。
ちなみに、サッカー日本代表ユニフォームにしようかとも思ったのですが、浴衣の方がよちいうことで却下。(ショートパンツなど穿くのは全く抵抗ないそうです。ミャンマーも変わりました!)
で、蓋を開けてみたら、案の定セールスガールは突っ立ているだけ。一人は初日泣いてしまい、店舗から心配の電話がかかってきたりする始末。
でも売れています!皆本物の浴衣はあまり見たことがないようで、しかし見れば日本と一目瞭然。日本料理店では一部浴衣を来ている店がありますが一般の人はなかなか行きませんので、まずは浴衣戦法が当たりました。
予想を超えた売り上げにボーナスもかなり彼女達に入るのですが、ほとんどは今回限りで辞めたいとのこと。皆裕福な家庭でもなく仕事探すのは大変なのに・・・しかも破格の高収入バイト。
ミャンマーの方々の長所でもあり短所でもある、「お金では動かない」「仕事はほどほどに」がここでも登場。
ミャンマーで商売するのは相変わらず難しい・・・。