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ミャンマーのつぼ~ミャンマーから西垣がお届けするブログ

GENKY のリーダー Ko Soe Htay

今もまだマッサージ店の営業再開許可が認められず、GENKYのメンバーは全員自宅待機になっています。

GENKYスタッフらへのオンライン日本語及びマッサージ技術教育を2021年1月から開始したのですが、携帯電話でのデータ通信が遮断されたため中断されてしまっていました。

そんな中、GENKYリーダーのKo Soe Htayから、日本語再開の提案をもらいました。

携帯電話でのデータ通信は場所により、まだ復旧していませんので携帯電話のグループ通話サービスを使って、自分が教えるとのこと。GENKYの視覚障害者チームに限らず、日本語を勉強したい視覚障害者ら対象に幅広く集め、30名以上集まっているとのこと。

GENKYの名前を使ってやりたいとのことでしたので、Ko Soe Htay 個人にクンジャン先生から教え、それをベースに Ko Soe Htay が皆に日本語を教えるになりました。

厳しいミャンマーの国内経済事情。

経済の復興だけでなく、精神を正常に保つことも大切な課題となっています。

そんな中でも

「GENKYファーム」(詳細こちら:http://www.yangonow.com/jpn/blog/?p=3165

「オンラインマッサージ講座」

など、次々を提案してくる Ko Soe Htay。

Ko Soe Htay を見習い、前にすすんでいきましょう!

GENKYスタッフらへのオンライン日本語及びマッサージ技術教育開始!

GENKYスタッフらへのオンライン日本語及びマッサージ技術教育開始!

genky

コロナ禍により、昨年3月より営業休止中のゲンキー・視覚障害者マッサージ。

市内のマッサージ店の中には、一部営業を再開させているところもありますが、その中の一部が摘発されたりと、まだまだマッサージ店の正式再開は、見通しが立たない現状です。

ボランティア活動として医師らにマッサージを施術したり、在宅マッサージを再開させているところもありますが、視覚障害者自身が感染した場合、隔離施設で誰が面倒をみるのか?設備が整っていないミャンマーでは、健常者の数倍の感染リスクが生じます。

感染しなくとも、視覚障害者マッサージという市場を2008年から作り、ここまで一定の成果が出た状況ではあるものの、視覚障害者マッサージが政府指示を無視して営業すると、風評被害、地位低下を招き、これまで10年以上作り上げたイメージが崩れ去ることになり、そのイメージ回復に何年かかるかわかりません。

マッサージ師らからは、再開を懇願していますが、ゲンキーとしては、政府の指示に合わせて行動していきたいと思っています。

弊社は幸いにも他事業がありますので、そこから給料等は捻出し、農業を行ったりしてきましたが、まだまだ試行錯誤が続いています。

今回は、新たなプロジェクト、「クンジャン先生によるオンライン日本語教育+マッサージ技術指導」を開始させました。

クンジャン先生は、ミャンマー・プータオ出身で、日本の盲学校への留学経験もあり、日本のマッサージ国家資格を取得されています。

現在は、以前ご紹介した 塩崎先生 https://j-sat.jp/nishigaki/2020/01161530132798.html と結婚され、福岡で生活されています。

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新年のあいさつで塩崎先生とやり取りし、今回のアイデアを先生にご提案したところ、快諾頂き、本日、第一回となりました。

とにかく、できることを、できる範囲でやる。

いろいろ挑戦していきたいと思います。

速報!GENKY FARM パイロットプロジェクト始動!

GENKY のパイロットプロジェクトが80%成功した!と連絡来ました。

その名も 「ゲンキーファーム GENKY FARM」

農業しながらマッサージを行います!そしてその先は!!!???

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GENKYの創設メンバーの一人で、96年にはじめて日本式視覚障害者マッサージを学んだ6人の一人 で 強度の弱視で生まれ、30歳頃には完全に視力を失った Ko Soe Htay。

GENKYでもリーダーとして皆を引っ張ってくれ、また様々な改革や提案をしてくれています。彼の発案でスタートしたプロジェクトです。

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コロナが感染拡大し、2020年3月18日には政府からマッサージ店閉鎖指示。2020年10月21日現在、解除される見通しは立っていません。
5月頃から休業中、何か新しいサービスができないか話し合ってきました。

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ただ、視覚障害者に多いようですが、保守的な人が多いことから、なかなかアイデアが出てこず、Ko Soe Htay は、皆は怖がっているので、自分がまず先頭を切る。とマッサージ動画制作や、自著を書き始めるなどからスタートさせました。

ただ、試行錯誤を重ねるも行動制限もあり、なかなか上手くいきませんでした。

そんな中、6月、7月と過ぎ、ミャンマー政府のコロナ封じ込めが成功していたことから、市中感染者は見られず、一部、無許可で再開する店も出てきました。

GENKYスタッフらに対し、顧客から早く再開して欲しいと依頼が相次ぎ、もうすぐ解禁だろうということで、多くが新規事業よりも再開を待つようになってしまいました。

そこに8月末からのミャンマーコロナ感染拡大。ヤンゴンだけでも1日1000名以上の陽性者が出る日が続き、セミロックダウン。再開は半年後かと予想れる中、多くが危機感を持ち、Ko Soe Htay が、農業やりたい!と提案してきました。

GENKYの寮と同じ建物で陽性患者が見つかり14日間隔離。その後、生まれ故郷に戻り、GENKYで稼いだお金で買った土地と家。そこで農業をやりたいので、GENKYの名前を使わせて欲しいと。

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そして、こちらから事業化するための知識とアイデアを伝え、事業計画を作成。事業化可能と判断し出資。今回、第一回目の収穫ができそう!と先ほど連絡がありました。

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これに続く視覚障害者スタッフも出てくれば!

皆に  勇気と元気を与える GENKY FARM !!!

コロナをビジネスチャンスに!

GENKYも進化していきます!

新たな視覚障害者プロジェクト始動直前!

2020年6月13日現在、ミャンマー政府からマッサージ店の自粛解除は出されておらず、今もGENKYメンバーは、自宅待機を余儀なくされています。

レストランはすでに解除され、営業時の感染症対策も具体的な指針が出されています。早くマッサージ店も解除して欲しいところです。

そんな中、GENKYスタッフ幹部らとは先月から、自粛中何ができるかということをZOOMを使い定期的に協議していますが、ようやく一つの方向性が見えてきました。

ポイントは、

1.(晴眼者よりも)視覚障害者が有利なこと。
2.「健康」をキーワード。
3.規制緩和後もGENKYの副収入になれること。

いくつか具体的に動き始めました。しかも日本企業も巻き込んで!

「シンGENKY」にもご期待ください!

本日の全体朝礼より「人生を24時間に例えたら・・・」

本日の朝礼では、ミャンマーでも有名な、志村けん さんの本を社員らと共有。

彼は、人生は24時間で考えていました。
人生72歳=1日=24時間
72歳÷24時間=3歳@1時間

例えば、21歳の場合、
これを時間にすると朝7時。
なるほど、太陽が昇って、朝食食べてるころ。
これからってところですね。
でもまだまだ早い、いや若い!

人生のピークは42歳と言われています。
これを時間にすると14時。
日が一日で最も出てる時間帯。

私は今年50歳。

ちょうど人生の半分がミャンマーで過ごしたことになるメモリアルイヤー!

志村流でいえば、もうすぐ16時半過ぎ。
おやつが終わって、豪華な夕食の準備中。

イメージをテレビ番組で例えると、ダウンタウン東京進出前の 「4時ですよーだ」 かな。

でも、その後の
「素敵、圭・修5」
みたいなことになるので気を付けないと!
(関西の人ならわかって頂けるかと・・・)

自分が今 何時なのか このあと計算してみると勉強になります。

俯瞰でみるのは大切だと実感します。

健常者は視覚に頼り2次元で捉えがちですが、視覚障害者の方は、3次元で周りをとらえていて、つねに俯瞰している世界らしい。

次回朝礼はここからかな・・・

「目の見えない人は世界をどう見ているのか?」

Genky 50Street店、12Street 店とも一時閉鎖します。

Genky 50Street店、12Street店とも政府指示により本日から閉店となります。再開は未定ですが、4月いっぱいは閉鎖するようにとの指示が出ています。

決まり次第ご連絡させて頂きます。

コロナ感染者ゼロ継続中のミャンマーより

GENKYの4店舗目は古都バゴー!

視覚障がい者が働く店「GENKY(ゲンキー)」 の4店舗目は古都バゴー!

2009年3月に開業したGENKYの創業メンバー No.3 Ye Htut Win さんと No.8 Aye Thidaさん。
夫婦でゲンキープロジェクトに参加し、2年間ゲンキーで働いて貯めたお金で故郷バゴーに土地を購入。そこに家を建て独立。バゴーでマッサージ店を開業し、経営しています。

二人はゲンキー設立当初からファンが多く、指名No.1、No.2でした。今回久しぶりに施術してもらいましたが、テクニックは更に磨きがかかっていました。是非多くの方々に体感してもらいたいです。バゴーに行かれる方、チャイティヨ帰りの方はぜひお立ち寄りください!

1時間の施術料は、何と4000チャット!場所はヒンターコン・パゴダの隣です。

せめて5000チャットに値上げしたらと提案したのですが、村から時間をかけて来られる固定客が多く、1000チャットの差は大きいのでこのままの料金にしますとのことでした。

 

ちなみに6年生と2年生の子供がいて、エーティダさんは生まれつき全盲ですが、料理を作るのが得意。油の音などで調理するテクニックはすごいです。

2009年に彼女のことをブログに書いていました。

「将来の夢は、健常者と同じように平等に働きたい。健常者が一歩進むなら十歩進み、夫婦二人自分達の力で家を建て生活してたい。そして自分の子供には自分の子供時代のような経済的苦労はさせず、時代の先端の仕事をして社会に貢献できる子供、そして他の視覚障害者ののために尽力して欲しい願っており、そのために息子を全力でサポートし、子供に頼られる親になるため日々奮闘している。」

Ms.Aye Thida(エーティダ) NO.8

旦那のイェさんのことを書いた2009年のブログには

「2009年に友人であるZaw Htaw Oo(No.1)に誘われGENKYに参加。これまで息子の将来のことを考えると不安で仕方なかったが、今は希望の光が見えてきて毎日がうれしい。自らGENKYで稼いだお金で近々村に家を購入予定。息子には将来全国に住む盲人をサポートする仕事で活躍して欲しいと願っている。これからもマッサージ技術を磨いて多くの患者を治したいと思っている。」

Mr.Ye Htet Win(No.3)

あれから10年、夫婦の夢は着実に実現してきています!

Genky Alintan
Add : 11, Bokone 18 Qr, Hinthar Kone Pagoda Road, Bago
Ph: 09-262633248 , 09766114476

塩崎先生とクンジャンさんとの再会

全盲の塩崎先生と初めてお会いしたのは、10年前。

2009年に「GENKY(ゲンキー)を作り、視覚障がい者マッサージがヤンゴン市民に受けられるのを確信し、これをさらに普及させるためには訓練施設と国家資格が必要と感じて、ジャパンハートの吉岡医師に相談。ジャパンハートとして視覚障がい者プロジェクトを行っていただけることになりました。そして、ジャパンハートから専門家として塩崎先生が2009年にミャンマーに来られました。

その後、クンジャンさんとミャンマーで結婚。そして帰国されました。

久しぶりに塩崎先生とお会いし、様々情報交換。

弊社が新たな社会貢献プロジェクトを準備している中、視覚障がい者の立場として、様々助言を頂きました。このタイミングと内容。
ゲンキーを設立したときのように、偶然と偶然が重なり必然となっていくのを感じました。新プロジェクト、これからが楽しみです!

尚、塩崎先生は、現在、福岡の盲学校で教員を取られています。

GENKY テッウー氏が朝日新聞に紹介されました。

2019年8月30日の朝日新聞 そよかぜ にて「魔法の指先が開いた未来」とのタイトルで、GENKYから独立してマッサージ店を経営するテッウー氏が紹介されました。

不景気のヤンゴンで独立2年目に入り、従業員も倍増。順調な経営を行っています。

サクラタワーから徒歩5分ということで、私もよく利用させてもらっています。
ヤンゴン市内ダウンタウンにこられた方はぜひ!

No.241 35STREET Upper Block
電話:09 42727 3939
地図:https://goo.gl/maps/c3g5WCPQSuSzAP2C7

 

衆議院議員の先生らがJ-SATアカデミーに来られました。

自民党森山先生、盛山先生、赤澤先生、立憲民主党辻元先生、国民民主党原口先生ら、国対委員長・副委員長の衆議院議員先生らがジェイサットアカデミーの視察に来られました。

ジェイサットアカデミーからは、エンジニアクラス、技能実習生クラス、介護実習生クラスからそれぞれ代表1名づつ、そして日本語教師代表、事務方代表と それぞれミャンマー人スタッフが日本語でスピーチしました。

質問の受け答えもミャンマー人らが日本語で直接行い、法律を作る先生方に「いい外国人」に触れて頂ける、いい機会になったと思います。

後日、赤澤先生と辻元先生が、ゲンキーにご来店くださいました。

普段からマッサージに頻繁にいかれるとのことでしたが、ゲンキーの施術者にも満足して頂けたようです。

かなり痺れた時間でしたが、大変勉強になり貴重な体験をさせてもらいました。
これからもどんどん、「いい外国人」を広めていきたいと思います。