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ミャンマーのつぼ~ミャンマーから西垣がお届けするブログ

日本兵の遺骨と日本国政府

以前このブログでも書いた野ざらしの状態にある日本兵の遺骨。
今夜からその遺骨収集に行きます。
日本政府へ収集して欲しいようお願いしたが時間だけが経過しビルマ戦線で日本のために戦った方の遺骨は野ざらし状態。
この地で生活する日本人として、早急に遺骨収集を行いたいと思いミャンマー政府からの収集許可申請に現地やネーピードにスタッフを何度か派遣してようやく許可を取得。経費はもちろんすべて自腹。
で、日本政府から日本大使館の方に遺骨は保管して欲しいという依頼があったため、昨日今夜からの遺骨収集を迅速に行うための簡単な書類を発給して頂くよう依頼したら、前例がないから発給できないという短時間で結論が出された簡単な回答。
本来なら誰の仕事やねん!日本のために亡くなった日本人の遺骨が野ざらしになっている状況を知った上でも日本国はこんな対応なのか!と昨日は久々に頭にきました。
こっちは仕事が詰まっていますが収集できていない状況から新年を迎えたという気持ちになれず、一日も早く収集させて頂きたいので今夜から車中2泊の強行スケジュール。
もちろん自腹で行くだけです。
ちょうど年末から年始にかけて「海嶺(三浦綾子著)」を読んでいました。
江戸時代に船が難破し1年2ヶ月漂流しアメリカに上陸。生き残った3名が多くの人の助けをかりて5年ぶりに故郷を目の前にするが、その日本の対応は砲撃。いわゆるモリソン号事件。結局彼らは日本に戻ることはできず「お上に捨てられた・・・」と嘆きます。
戦時中このビルマの地で命果てた多くの日本人。自分の意思で今現在この地で働く私も、万一死んでも骨は日本へ・・と思います。自分の意思でなく戦争でこの地に赴きそして命果てた日本の方々なら尚更日本へ帰りたい気持ちは今でも強いのではないでしょうか。
今の時代でも「お上に捨てられないといけないのでしょうか???」

ヤンゴンより謹賀新年


新年明けましておめでとうございます。
GENKYクリニックは大晦日も元旦ももちろん通常営業。
SANAYヤンゴン事務所は本日仕事始めです。
2010年はミャンマーにとっても重要な年。
本年もよろしくお願いいたします。

変わりつつあるのかな?ミャンマー

多くの海外からの観光客で賑わうミャンマー。日本からの観光客も少しは増えていますが隣国タイやフランス、スペインなど多くの団体客を空港で見かけます。
ある機関の発表ではバンコク⇔ヤンゴンの国際線搭乗率が昨年まで60%前後だったものが90%前後になっているとのこと。ヤンゴンのホテル予約で11月分ですでに時折満室で回答が戻ってくる最近の状況を見る限り、ある程度信憑性があるデータです。観光客が多く訪れる国ではミャンマーに対する報道も変わってきているのではないでしょうか。
年末・年始ご旅行計画されている方、特に地方へ行かれる予定をされている方は早めにご手配開始されること強くオススメします。
個人的には来月からヤンゴンとマンダレーで発売予定のプリペイド式の無線LANに期待大です。
写真は11月6日にヤンゴン日本人学校を訪問された福田元首相です。

番組放送のお知らせ

6月7日(日)午後1:10~10:59 10時間生放送
「BS20周年特集 地球アゴラで世界一周 10HOURS」
2009年の今年、BS1は放送20周年を迎えました。それを記念して「地球アゴラ」では10時間のスペシャル番組を生放送でお届けします。
午後1:10~2:10 アジア・オセアニア編でミャンマーが登場します。
ミャンマーから女優「麻生あかり」さんがスカイプで生で登場されます。
当日のネット回線がよいことをひたすら祈願祈願。

無許可撮影

先日日本で放送されたサイクロン関係の放送について当局から問い合わせがありました。日本のあるNGO団体の方がご案内されたようでしたが、無許可でしかも放送された内容から今後の影響が心配されます。撮影許可がまた出にくくなるだけでなく、団体の方は放送されたものが当初の打ち合わせと違うと言い訳されるかもしれません。案内した人が責任を持つべきで責任とれないなら案内しないでもらいたいものです。
観光ビザで無許可で撮影していてお亡くなりになった方のおかげで、1年半経過した今も観光ビザ取得だけでミャンマー大使館に様々な書類の提出をしなければなりません。
案内した団体は名前も出て寄付金も集まるかもしれませんが、その他の団体、関係者にサイクロン支援に影響がでないことを祈る限りです。
あの放送を見たら被災地はどこにいっても今もあの状況だという印象なんでしょうねえ・・・。

2月1日番組放送のお知らせ

2月1日(日) NHK-BS-1 午後18:10-18:35
アジアンスマイル「ふたりのサウスポー~ミャンマー野球代表チームの戦い」
今回のアジアの若者は、ミャンマー・ヤンゴンで野球のナショナルチームに所属する18歳の青年。チームのエース、18歳の左腕投手、ヤンパイン君。そして、ヤンパイン君のライバル。同じ左腕投手で18歳のゾーゾー君。番組は、「一つの目標に向かう青年の姿」を見つめていく。

1月25日(日)番組放送のお知らせ

1月25日(日)NHK-BS1 「BSドキュメンタリー」午後10:10~11:00
大洪水に襲われた村 ~ミャンマー・サイクロン被災からの復興~
今年5月ミャンマーを襲ったサイクロン・ナルギス。10数万の人が命を落としたとも言われる大災害の中でも最大の被災地と言われるイラワジデルタ地帯。ここを被災後、初めて本格的な取材を行い、記録した。一家の大黒柱をサイクロンで亡くした家族の嘆き、父や母を亡くした多くの孤児たちの行く末・・・、被災後半年未だ傷跡は癒えない中でも、人々は家を立て直し、農作業や漁業、日々の営みを再開していた。番組では、被災地・イラワジ・デルタ地帯、そのある村を軸に、子どもたちが絵に描く被災直後の様子や証言を元にサイクロンはどんな被害を与えたのか、被災後の苦闘、復興への取り組み、そして今後の課題なども含めて、知られざる現地の実態を初めて伝える。

謹賀新年

新年明けましておめでとうございます。
今日が仕事初めの2009年。
今年こそ(ぐらい)!はミャンマーで何も大きな事件もなく2010年を迎えることができるよう、ひたすら祈願する次第です。
2009年は、1月から怒涛!?のミャンマー関連のドキュメンタリー放送3連発から幕開けです。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
<番組放送予定のお知らせ>
2009年1月18日 NHK教育 ETV特集 午後10:00~(予定)
ただ”人助け”のためでなく~国際医療研修・ジャパンハートの試み~
2009年1月25日 NHK-BS BSドキュメンタリー 午後10:10~(予定)
大洪水がきた村~ミャンマー・サイクロン被災からの復興~(仮)
2009年2月1日 NHK-BS アジアンスマイル 午後6:10~(予定)
ミャンマーのサウスポー~ミャンマー野球チーム~(仮)

番組放送のお知らせ

番組放送のお知らせ
「Beeミュージアム ミャンマー篇」
9月26日、10月3日、10月10日、10月17日の計4回
テレビ東京系ネット(20:48~20:54)
ミツバチの無限の能力や可能性、そしてミツバチと共に生きる人々の暮らしと知恵、文化を世界中の養蜂家やハチミツを通して紹介している番組。
ミャンマー篇は全4回。

無責任な活動はやめて頂きたい。

少し前の話ですが無許可で撮影されたミャンマー国内映像が日本で放送された。ニュース番組での1コーナーで、視聴者の関心を引くための悲惨な状況、政府非難に終始する一方的な映像とコメントが放送された。その情報がミャンマー国内に飛び火。現地企業、団体にはもちろん、これまで趣味で正式に撮影に来られていた日本で生活している方々にも在日ミャンマー大使館からの問い合わせがいったそうだ。
昨日、普段はミャンマーで活動を行っていないNGO団体が無許可で被災地へ行き支援を行うと弊社事務所連絡が入った。協力は断り渡航しないよう求めたが、おそらく潜り込み行うのでしょう。何の根回しもせず被災地に出かけ中途半端な支援を行ったあげく、当局に見つかったという外国人の話も耳にします。
こういった無責任な人々の欲望のために、正式に活動を行っている大部分の企業や団体、そして個人の方々にそのしわ寄せがやってくる。
正式に行おうと時間をかけて根回しを行い、政府との妥協点を探りながら慎重に物事を運んでいても彼らの無責任な活動のために一瞬にそれらが崩れ去り、様々な活動は延期もしくは制限が強化される。失われた信頼を取り戻すのは本当に大変な作業になってくる。
結局その煽りを最も受けるのはこの国の人々であり支援を求めている被災者達。
ミャンマーに今しか関わらない人達にとっては、途中でつまずいたら諦め別の国へ、という選択肢で終しまいですが、現地に残る我々にとっては本当に迷惑な話。
無責任な活動は今すぐやめて頂きたいと心から願います。