2017年04月13日
昨年、ジェイサット日本法人を作りました。
本社シンガポールですので、シンガポール法人の子会社という形式での設立で外資系。私が代表ですので、在ミャンマー日本大使館から必要書類を発給してもらい手続きを行いました。
日本法人解説には、大阪外国企業誘致センター O-BIC(Osaka Business and Investment Center)を利用させて頂きました。大阪府、大阪市、大阪商工会議所が共同で設立した外国企業のビジネス立ち上げを支援するところで、外資系設立を多く経験持つ行政書士の先生の紹介と補助金、レンタルオフィスや事務所などの物件情報、そして、半年間無料利用ができるインキュベーターオフィスなど、かなり便利なサービスです。
これがなければ弊社日本法人は設立できませんでした。本当にありがとうございました!
支援団体を使ったとはいえ、ミャンマーで作るより日本での外資系設立はハードルは高いです。行政書士の先生曰く、どの国の人も日本での会社設立は難しいと話され、日本は世界でも有数の外資系設立が難しい国とのことでした。
では何が難しいのか。
ハードルになるのは、個人口座開設 と 法人口座開設 そして 住所。
法人設立申請書類の一つに、個人口座に資本金が振り込まれたという証明書があります。私は個人口座は持っているので問題はないですが、初めて日本に来た外国人の方が個人口座作るのは至難の業のようです。個人口座作るには、住所が必要。もちろん登記にも住所が必要。個人口座もない外国人が住居を借りるのも大変。
さらには、法人口座を作る難しさも、この調子ですので難易度がわかるかと思います。
住所が借りれないので、アパートを購入してしまう人も少なくないそうです。
ミャンマーで法人を作る場合は、まずは書類申請し、仮登記がおりてから、その書類で法人口座開設。そこに資本金を振り込みますので、理に適っています。日本の法人手続きの順序は、どうもおかしいように思います。
日本は外資系誘致策を打ち出していたと思いますので、会社設立の仕組みを少し変えた方がいいように感じます。
弊社日本法人は、日本で営業活動する訳ではなく、ミャンマーから日本へ行く人材のサポート、そしてミャンマーの人を受け入れる企業をサポートするのを主な事業の柱にしています。詳細はこちら、プレスリリースをご覧ください。
http://www.osaka.cci.or.jp/Chousa_Kenkyuu_Iken/press/111614mmr.pdf