J-SATは25年間ミャンマーにて事業を行う実績と経験からミャンマー進出における

人材支援、市場調査、会社登記等、会社運営をトータルサポートします。

ミャンマーのつぼ~ミャンマーから西垣がお届けするブログ

ブログ・ミャンマーのつぼを修復しています。

2006年から書いている、このブログ、ミャンマーのつぼ。
ハッキングされ、写真と文章のリンクがなくなり、写真も大部分が紛失、過去の写真を見ながら修復しています。

写真を探すと当時が思い出され、よくこんなに出張していたな~と感心するとともに、ほんの数年前の出来事なのに、遠い昔の出来事のような感覚です。

ただこの作業のおかげで一つ一つの出来事が思い出され、振り返りの貴重な機会になっています。
面倒くさ~ と思いましたが、すべて必要必然ですね。

そんな中、このブログが出てきました。

世界中の人がこの感覚になれば…

2015年2月22日「宇宙から生命を見つめて~手塚治虫~」

(https://j-sat.jp/nishigaki/2015/0222012411736.html)

先日視聴したたNHKの手塚治虫さんの番組。
もう一度最後のところ確認したく、急に気になって、文字お越ししてみました。

手塚治虫さんが亡くなる1年前、つまり1988年の講演です。

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宇宙の進出で日本はスペースシャトル いつの日か恐らく上げると思います。
アメリカがスペースコロニーという つまり宇宙ステーションです。
この中に人間が生活している。
5年10年たつうちに 宇宙ステーションの中で男女の間にカップルが生まれる。
子供ができる。この子供は生まれながらにして地球を下にみて育つ。

この小さな地球 彼らからみたら 本当に一つの青い球体である地球の上に
何十億、100億近い人間がその当時はいると思いますけど
100億近い人間がいて自然を侵食している。
戦争が起こっている 食べ物が少ない。
青い海はどんどん汚染されている。
そういう状態を見たとき
「これだけのちっぽけな地球にそんなことをしてしょうがない。何とかしなきゃ」
という気持ちに子供ながら思う

それは一つの哲学なんです。
21世紀になりますとそういう哲学が生まれます。
それは人間が地球から飛び出して宇宙へ行って初めてできる哲学です。
今までは地球の上で我々はそういう主義とか哲学を作っていたんだけど
おそらく21世紀になりますと、そういう新しい地球を地球としてとらえる哲学
人間をどこの国とか民族人種を離れた人類全体を見る見方による哲学
そういったものが生まれて 我々の子どもたちは、一種の我々から見ると未来人でありますので 十分に見ることができる
それに期待したいと思います。

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鹿児島にあるシュエダゴンパゴダ

長年ミャンマーの教育支援を行い、鹿児島県で唯一の天台宗寺院である天台宗大雄山南泉院の住職、宮下亮善さん。ここには2008年シュエダゴンパゴダと名付けられたパゴダが建立されました。今回初めて訪問できました。

ワクチン接種のため一時帰国しました。

日本到着時、政府指定の隔離ホテル(横浜APAホテル)での3日目、6日目、ミャンマー出国前も含めると計4回のPCR検査、いずれも陰性で昨夕政府指定の隔離ホテルを退所し、成田空港にて解散。

隔離中は3食付き

成田空港周辺ホテルに一泊し、成田空港での在外日本人向けワクチン接種。

無事一回目の接種が終わり、社員に成田空港まで迎えに来てもらい、レンタカーで都内へ移動して14日間の自主隔離を継続します。日本政府のありがたい制度に感謝です。

そして、3週間後はファイザー二回目完了。今回の接種場所は羽田空港国際線ターミナル三階。

経過観察終了と同時にワクチンパスポートも発給。


これは便利でした。

ついにパダウが開花!ヤンゴンより

ついにパダウが開花。市場にはパダウの花と香りが漂っています。

人間が何をしても、自然の摂理は変わりません。

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「(ミャンマーの)今は厳しいが、今後はそれ以上に長く厳しい」

朝礼で全社員に共有した、88年を経験した社員の言葉です。

支援の仕方には、短期的支援と長期的支援があると考えています。
2月1日の朝礼以降、J-SAT流の支援を考えようと全社員に何度も伝えてきました。

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コロナの影響は、たった1~2年。ワクチンもあります。
政変の影響は、3~10年の長丁場。
ワクチンはありませんが、人口の半分を占める20代以下の若者がいます。
長期的支援を重点に、人材育成という観点で貢献する。
命を懸ける若者のため、コロナで進化した会社を、今回の政変でさらに進化させます。

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しばらくSNSやブログの発信は控えていましたが、少しづつ再開予定です。

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引き続き、ミャンマー共々どうぞ宜しくお願い致します。

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寄付旅行先から写真とビデオレター

弊社には社内に寄付BOXが設置されています。

毎月の給料などから、社員一人ひとりが自分の気持ちで寄付をしていて、集まった寄付を毎年最終営業日に社員全員で寄付旅行へいっています。

多くの会社では全社員で社員旅行へいきますが、J-SATは「人がやらないことを最初にやる!」ことを常に心がけるようにしています。

そこで全社員ただ旅行するのではなく、自ら寄付したお金を寄付し、ミャンマー国内の現状を社員自らが見て体感することを目的にしています。

ミャンマーは寄付大国ということもあり、ヤンゴンから日帰りでいけるところの多くは、どこかの寄付が入っていました。「人がやらないことを最初にやる」J-SATとして、検討した結果、社員やJ-SATアカデミー生の出身者から候補地を募ることにしました。

多数の応募があり検討した結果、シャン州北部チャウメ町モマ村にあるモマ小学校へ学校遊具を寄付することになりました。

この小学校の校長が、J-SATアカデミー生の実兄で、当地は教科書を購入するのも難しいような治安状況のようで、校長と予算に合わせ様々話し合った結果、学校遊具を寄付することになりました。

そして、完成したという報告とともに、動画と写真が送られてきました。

2020年度もいい寄付ができるよう、社員一同がんばります!

ヤンゴン事務所は4月13~17日まで正月休のため休業させて頂きます。

ミャンマー正月休暇前にお坊さんを事務所にお迎えし、お経をあげて頂きました。

ヤンゴン事務所は4月13~17日まで正月休のため休業させて頂きます。期間中頂いたメールのご返信は18日以降になる場合がございますので、あらかじめご了承くださいませ。

 

よいお年をお迎えくださいませ。

今年の締めくくりは恒例の寄付旅行

毎月の社員自らの給料から集まった寄付金額は4585000チャット(約33万円)と企業様から頂いた寄付金を寄贈するため、サクラタワー事務所に4時半集合。大型バス3台で片道4時間の乳児から10年生までを預かる孤児院へ行きました。

GENKYで働く視覚障碍者スタッフも自ら稼いだ給料から寄付するため代表者3名も参加。
予定出発時間15分前に全員集合し早めのスタートはさすがです!

この孤児院は寄付のみで運営されており、0~15歳までの孤児約600名が生活しています。毎月3-5名増え続けているそうで、そのペースは増加傾向にあるようです。

施設を管理する僧侶に原因を聞いたところ、経済的格差ではなく、内戦と性教育の欠如とのこと。中絶はしたくない若い女性が出産後病院から逃げ出すとことが増えているようで、13歳で出産した後、子供をこの施設に預け村に戻った女性もいたそうです。

孤児を減らすためにはとの質問には、「経済力向上・親のモラル向上・教育の向上」と3つのあげていました。貧困だけの問題ではなく、とにかく教育の質が原因と強調されていたのが印象的でした。

寄付を終え、ヤンゴン市内に戻り、GENKY従業員も加わり、カラオケ大納会!

大会前には2018年MVP社員とEmployee of the Year社員の発表。
今年のMVPは受付のリーダーとして大活躍したWai Wai Monさんでした。

その後は、社員らによるカラオケ大会。

ほんと、みんなカラオケ好きですね~。

これで2018年の行事はすべて終了。9連休という長期年末休暇になります。
休日出勤が多いJ-SATですので、少し長めに設定しています。

この年末休暇を利用し80%以上の社員が海外含む旅行に出かけることは、本当にうれしい限りです。J-SATで働くことにより、自ら成長し、一部を寄付し、そして旅行を楽しみプライベートも充実。その仕事に感謝してくれる企業の方々と候補者たち。

今年の大納会前、社員全員の前に次の話をしました。
「今日訪ねた孤児院には両親から捨てられた生後22日の乳呑児がいました。あの子は何も悪いことしていない。世の中は生まれたときから不平等。J-SATで働くことができた私も含め、社員全員はこの事実を認識しないといけない。今日はJ-SATで働いたお金で、その子のサポートができた。世の中で生きていくにはそれぞれ役割分担があって、J-SATの役割は皆理解している通り。そのことを軸に2019年も頑張っていきましょう!」

来年もよい寄付旅行ができるよう、社員一丸となってがんばります!

謹賀新年。仕事始めは恒例の寄付旅行。

新年明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願い致します。

今年のJ-SATは1月3日が仕事始め。

仕事始めは恒例の寄付旅行。
2017年1年間、社員らが給料などから寄付したものを届けるイベント。

今年は452米ドルと4762650チャット、合計で約45万円 集まりました。
さすが、寄付大国世界一!

寄付の場所も社員らが捜してきました。
寄付施設の条件は、援助がなく困っている施設。
昨年は仏教系でしたので今年はキリスト教系の施設の孤児院。
といっても宗教色は薄く、孤児は改宗などは必要ありません。

ヤンゴンから車で約3時間。マウービンにある施設で金銭的にかなり厳しい施設。
10年前に2人の孤児を預かったことから始まり、今では100人近くに。

多くが、今も紛争が絶えないカチン州やシャン州での戦争孤児。そして、最近社会問題になりつつある、捨て子。
田舎から若くして出稼ぎや学業でヤンゴンに来て、子供ができてしまい親にも言えず・・・。

孤児の中には約1週間ジャングルなどを歩いて街までたどり着き、救出された子もいました。
この施設を運営することになった牧師は、もともと親が商売で成功した裕福な家庭で生まれたそうです。ところが小学5年の時に親の体調崩れたのをきっかけに倒産。不遇の時に誰も助けてもらえず、彼は小学生ながら朝4時から仕事し学校へ、学校終わったのち、連日深夜0時頃まで働き何とか生きてきたそうです。

そのときに、将来大人になり困った人が出会ったら自分は助けると誓ったそうです。その体験から、10年前に孤児に出会い、自分の生活が厳しいが見捨てず、今の孤児院の原型ができたそうです。

「孤児院の規模が大きくなるのはよくない。それは孤児が増えること。孤児院がない世界が理想。」と語ります。そのため、この施設も長らく名前はありませんでした。
宣伝の仕方も寄付の集め方もわからず、資金的にはかなり厳しい状況です。
今は、自らバイクタクシーをやり、その利益で日々の食費を捻出している状況でした。食事といってもご飯と野菜少しの一日1~2食。塩を米さえあれば何とかなると言っています。

今回、子供らに2000チャット分のお菓子詰め合わせをヤンゴンから用意して持っていきました。受け取った子供らの反応で驚きました。
多くの子がすぐに食べない。聞けば、もったいないのですぐには食べないと。
お菓子の詰め合わせから、どのお菓子が食べたい?と聞いたら、キャンディを指さしました。スナック菓子などは食べたことがなく、飴(あめ)しか味がわからないからのようでした。

ヤンゴンで生活していると、こういった子供らに会うことはほとんどないのですが、日本でも報道されているロヒンギャの問題だけでなく、ミャンマー国内には今も国境付近など各地で内戦が行われています。ヤンゴンの人口はミャンマーの10%のみ。ミャンマー全体でみれば、まだまだこういった現実があることを、ヤンゴンで働く我々も知っていなければならないと強く感じます。

こういった現実を自分の目で見てヒアリングして、そして自分の恵まれた環境を受け止め、自分のやるべきことを社員全員が再認識しました。

自らの使命を感じ、今年1年も社員一同全力でがんばります。
本年もよろしくお願い致します。

下記、施設の住所です。ぜひ皆様、訪問してみてください。

Ko Chit Myo Oo
No. 12 Qr, Myothit 7th St, Maubin
09-422481499(日本からは、+95-9-422481499)

 

ダディンジュで贈り物たくさん頂きました!

明日10月5日は「ダディンジュ」でミャンマーは祝日です。
今年3月に突然祝日の変更が発表され、今年から「ダディンジュ」前後も祝日となりました。ということで、今日10月4日と6日が今年から祝日。ちょうど土日と並び今日から5連休となりました。

ダディンジュとは、お母さまのいるあの世に恩返しのため、説法に行っていたお釈迦さまが帰ってくるので、その足元を照らすためロウソクなどを灯してお迎えするというお祭り。そのためミャンマーの仏教徒の人々は両親や先生などお世話になった人い贈り物をするなど、感謝する日でもあります。

昨日の朝礼後、社員らからたくさんの贈り物頂きました。
皆から拝まれるののは毎回慣れないものですが、彼ら、彼女ら、その家族や親族の方々、この会社を利用して頂く多くの方々、関係者の方々に、その分きちんとお返ししないと、気持ちが引き締まる瞬間でもあります。

ミャンマーはすごい国です。

贈り物は、サプリ・ベルト・シャツ。
私が欲しいものをよく知ってくれている。
倒れないようにしないと!
感謝。
いつもありがとうございます。

 

NHKスペシャル「インパール作戦」NHK総合 2017年8月15日(火)  後7:30【弊社コーディネート担当番組(ミャンマー側)】

いよいよ明日放送されるNHKスペシャル「インパール作戦」

ミャンマーにて、20年以上前から慰霊ツアー手配や番組リサーチなどで多くの関連施設や場所を訪問、関係者にお会いしてきました。

インパール作戦に参加されていた旧日本兵の方、当時日本兵と恋中になったミャンマーの方、死ぬ前に家族に戦時中恋中になったミャンマーの方を内緒で探しに日本から来られた日本人の方、日本兵に弾圧されたミャンマー方 などなど。戦後、日本人として初めて訪れることになった場所の訪問やリサーチ、遺骨探しで見つかった遺骨を日本大使館に届けたりと、戦後生まれの日本人として、戦争関連によく接している日本人の一人と思っています。
これら伝えていくことが、今ミャンマーで事業をさせて頂いている一つの理由だと勝手に解釈もしています。

私は21年前に自らの意志でこの地に来て事業をして生活しています。

自分がこの地で死んだらどうして欲しいだろうと考えてみました。
遺骨の一部だけ日本に。と考えてはいます、
自分の意志で来てもそう思うのだから、命令で当地に連れて来られお亡くなりになった方は骨だけでも日本に帰りたいに違いないと思います。

遺骨収集が2年前から再開されました。以前からミャンマー国内で遺骨に直面していたこともあり、待ち望んでいたことです。ただ、この地の仏教徒は輪廻転生の思想が強く、死んだ骨というものはあまり意味を持っていません。ですので、骨も死んだ後はゴミとして扱われます。
ヤンゴンにも火葬場はあります。仏教の方は死ねば、そこで焼かれるのですが、焼いたら終わり。骨は拾いません。ですので、棺の中には多くの人の骨が混じっています。
(私は社員に、焼く時は他の人の骨を掃除してから焼いてくれとお願いしています。2万チャットでできるそうですので・・・(笑))

戦後72年経過し国内での遺骨収集は困難を極めています。そこで、自分も骨が見つからないところで死んだらどうなるかあと考えてみました。

骨は日本に戻らなくてもいいから、このミャンマーという地で活動していたことだけでも知って欲しいなと感じました。できれば慰霊して欲しい。でも贅沢は言わないので、その軌跡だけでも知ってもらえたら成仏できるかな、と。(笑)

インパール作戦でこの地で犠牲になった方々全員の遺骨を日本へ持ち帰るのが現実的ではない状況で、この地に起こった出来事を日本の方々に知ってもらう、できればその地に足を運んで鎮魂してもらう。それが犠牲になった方々への成仏につながるのではと思っています。

そういった意味でも今回NHKスペシャルという形で「インパール作戦」の放送が流れること、そしてそれに関われたことに感謝します。

【弊社コーディネート担当番組(ミャンマー側)】
NHKスペシャル「インパール作戦」【3分動画】
【総合】8月15日(火)  後7:30
相手の戦力や兵站を軽視した無謀な戦いで甚大な死傷者を出し、旧日本軍の体質を象徴的に示したとされる「インパール作戦」。数々のスクープ映像と新資料、証言からなる「インパール作戦」の全記録。
http://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/trailer.html?i=11217