2016年03月31日
3月27日に筑波大学から野村准教授をお迎えし、ヤンゴンにて筑波大学JapanExpertProgram入学説明会を行いました。
弊社がミャンマーでのコーディネートを担当。
英語と日本語の両方で、ヤンゴン外国語大学日本語学科長や日本語学校経営者向けと日本語を勉強しているミャンマー人の2部制で説明会が行いました。
背景には世界の学生流動があります。企業のグローバル化に伴い企業はグローバルな視点を持った人材に注目。全世界での留学生が1995年170万人だったのが2015年には440万人に、さらに2025年には770万人になるとの予想。2020年予想の600万人のうち57%はアジア人学生になるそうです。(OECD調べ)
一方日本はというと少子化に加え、海外留学する日本人学生数は2010年から急激に低下。企業はアジアや海外展開が進展するも、日本人は内向きになるという現状から優秀な外国人材を取り込みたい企業が増えていると言われています。
日本もこれらを問題視し大学の外国人留学生の取り込みに必死ですが、残念ながら成果をあげるまでには至っていないようです。数年前からここミャンマーでも各大学がプロモーションを行っているようですが、残念ながら弊社スタッフですら知りません。昨年はミャンマーにて早稲田大学・大学院が授業料免除、月12万円の奨学金がつくという好条件で募集しましたが、募集者一桁・・・と残念な結果に終わっています。
今でも100万円近く支払い、日本の日本語学校に留学するミャンマーの人達は多く、金銭的な問題というよりは、プロモーションのやり方の問題と感じます。
また、もっと根本的な日本における大学事情や日本語学校、専門学校の位置づけなどの情報が不足しているのではとも感じています。
今回はJapanExpertProgramの説明だけでしたが、筑波大学では日本語を必要としないプログラムも数多くあるそうで、再度、ミャンマーで大きなイベントを予定しているそうです。ミャンマーの若者に日本の教育制度や留学の仕方などの情報を、7年前に視覚障害者マッサージを理解してもらうため、ミャンマーのマスコミで打ち上げ花火を連発したように、ミャンマー国内の幅広い人々に情報発信していければと思います。
尚、このJapanExpertProgramは、日本で働きたい、日本語関わる仕事をしたいと思っている留学生のために、筑波大学が日本語のスキルと専門分野の教育を集中的に行うプログラムを開設しました。将来的に日本とミャンマーを結ぶスペシャリスト育成のためのプログラムです。
企業からはミャンマーに進出したいので、ミャンマー語が話せるなどの人材オファーをするも日本人は皆無。そこでミャンマーに進出したいのでミャンマー人で日本語を話せ文化も理解できているスペシャリストの要望が多いそうです。まさに市場が求めている人材育成のプログラム。
これまで日本語検定試験N1レベルが大学入学には必要でしたが、このプログラムはN3レベルから応募できる画期的なプログラムです。
興味あるミャンマーの方、是非ご応募ください!
*詳細は以下のホームページをご覧ください。