J-SATは25年間ミャンマーにて事業を行う実績と経験からミャンマー進出における

人材支援、市場調査、会社登記等、会社運営をトータルサポートします。

ミャンマーのつぼ~ミャンマーから西垣がお届けするブログ

1年間インターンした坂下君が卒業

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弊社では、自身の大学時代での経験がミャンマーで働くきっかけになったことや、ミャンマー人学生のサポートを行っていますので、日本の学生にもインターンの機会を作っています。

弊社への学生インターン募集要項には、「戦力とは期待していません。」と明記しています。「ミャンマーの方に影響を与えたい」と言われる学生も多いですが、実際は影響を与えてもらう方が多く、それが人生に大きなインパクトを与えると思っています。
貴重な学生時代の時間、ムダに過ごすのは勿体なく、弊社では厳しく、残業あり、土日出勤あり、無謀な出張あり。生活は、弊社スタッフと同じ、洗濯機なしの寮生活。

給料は一部支給しています。日本人としては安いですが、ミャンマー人スタッフよりは高い金額。自分の給料で家族を支えているミャンマー人スタッフも多くいます。学生だから、と言い訳される方、海外生活を体験したいだけ、という方は基本お断りしていますし、来られてもミャンマー人スタッフから我々が怒られます。
先日スカイプ面接をした学生は、志望動機がが中途半端でしたので、一次面接でお断りさせて頂きました。

昨年2月に弊社にインターンに来た坂下君。
大学でビルマ語を勉強してきたとはいえ、普通に日本語、英語、ビルマ語が飛び交う事務所ですので、最初は聞き取れず苦労していました。

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そんな中黙々と業務を行い、システムの改善を1年間こなしてきました。
ミャンマー人候補者と面接をしたり、彼らの履歴書を日本語でまとめていく中で、彼なりのミャンマー人像ができあがったことから、最後の3か月、ミャンマーの地方大学に行き、学生や大学を調査をしたいと希望してきました。基本一人でバス移動。途中、銃声が聞こえる中移動したこと、訪問した大学では急遽セミナーを開催して欲しいと、彼一人でビルマ語を使って学生や教授陣を前にセミナーを実施したこともあったようです。そのセミナーを聞いて・・・とヤンゴン事務所に登録に来た学生もいました。しっかり営業面でも貢献してくれました。

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その総決算として、ジェトロ事務所にて行うミャンマー人材セミナーで1コマ持ってもらうことにしました。1日30名限定で2日間開催。申込み2日間で満席、出席者は上場企業の支店長や人事責任者、中小企業の経営者がほとんどで、ミャンア―のプロである方々の前に、初日は緊張もあって惨敗、アンケートでも酷評されました。その日、徹夜し立て直し、二日目のセミナー終了後アンケートでは、大学情報が役に立ったという意見も出て来ました。彼が調べた情報は、今年出版予定の本にも反映させる予定です。

弊社ではインターンで来た学生にも仕事のやり方についてはお伝えしますが、手取り足取り教えることはなく、あくまでも自分でやり遂げないといけません。自分で企画し実行する。弊社からは、他社にはない環境とスタッフを提供しています。

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送別会終了後、「やり残したことはある?」と聞いたら、「うーーーん」と1分以上考えていたので、充実したインターン生活だったと思います。

将来お互い何をしてるか、再会が楽しみです。
お疲れ様でした。

大成功に終わったブラインドサッカー普及活動

NPO法人日本ブラインドサッカー協会の招待で、2016年12月13日~15日までの4日間にわたり、ミャンマーでブラインドサッカーの普及活動を実施。日本選手権4連覇中のAvanzareつくばに所属し日本代表キャプテンの川村選手と福永選手にミャンマーまでお越頂きました。

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民政移管後、海外からの投資が入ってくるも視覚障害者を取り巻く環境はあまり変化なく、そこでチミダイン盲学校の校長やGENKYスタッフらと相談しブランドサッカーを提案。GENKY設立時からお世話になっている、筑波技術大学形井教授に相談したところ、筑波技術大学教員で日本代表でコーチをしている福永選手をご紹介頂きました。そして、福永選手から日本代表キャプテンの川村選手をつないで頂き、今回ボランティアでミャンマーにお越頂くことになりました。

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ミャンマー社会福祉・救済再復興省からスポーツ省に交渉してもらいフットサル競技場の使用許可をもらいました。また、フェンスは試行錯誤を重ね、水道官をつかったもので代用。

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ブランドサッカー用ボールを20個発注、ユニフォーム、ソックス、シューズなどすべてJ-SATグループ各社が稼いだ利益で準備、J-SATグループでの単独スポンサーで実施致しました。

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ミャンマー社会福祉・救済再復興省とスポーツ省からも開会式に参加。ミャンマーの経済発展とともに、視覚障害者を取り巻く環境も改善させていきたいというスピーチもありました。

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すべて手作り、弊社スタッフが動き回り準備、開会式も手配。自画自賛ですが、J-SATチームキビキビ動きました。

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ミャンマー地元からの注目度も高く、テレビ局は全局、雑誌も数社来られました。日本のメディアも来られ、広く告知できたこと、あらためてお礼申し上げます。

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NHK「ブラインドサッカー日本代表 ミャンマーの若者と交流(2016年12月13日放送)」

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mitv – Soccer Training: 1st Time For The Visually Impaired People【2016年12月15日放送】

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Myanmar Times 誌
今回は、チミダイン国立盲学校(政府系代表)、カワイジャン盲学校(キリスト教系代表)、ゲンキーマッサージ店(マッサージ店代表)と3つ組織団体から各チーム10名づつ選抜して行いました。

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ブラインドサッカーのルール説明から始まり、ドリブル練習、ディフェンス、攻撃練習などに続き、最終日にはミニゲームもできるほどに上達しました。

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各校長からの評価も高く、視覚障害者スポーツがほとんどないミャンマーに、ぜひ継続的にブラインドサッカーが普及できるよう指導者を定期的に誘致して欲しいというリクエストもありました。継続していくことが大切ですので、ここからが勝負です。
今回の結果を分析し、今後につなげていきたいと思います。

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川村選手や福永選手によれば、ミャンマーの視覚障害者選手層は厚く、また視覚障害者を取り巻く環境が厳しいことが、逆に身体能力を上げているようで、10年先は日本代表も危ういという話もありました。(確かにうちのGENKYスタッフは、晴眼者でもつまづくダウンタウンを一人で歩きバスにのって移動できます・・・)

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当初は最終日にPK戦でもできればという打ち合わせでしたが、彼らの身体能力が予想より高かったことで、ミニゲームを行うことになりました。

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かなり激しいスポーツで、当日は頭を切り出血する選手も出ましたが、無事大きなケガなく終えることができました。

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ミニゲームはすべて0-0に終わり、最後はPK戦に。

ミャンマー代表チームがオリンピックに出場するのは正直難しいですが、パラリンピックであれば十分可能。2020年東京パラリンピックでブランドサッカーミャンマー代表が活躍となれば、国内中が大騒ぎになることは間違いなく、視覚障害者への理解や環境が変わることは間違いありません。
これは楽しみになってきました。

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最終日は各盲学校そして、メリーチャップマン聾学校、ヤンゴン日本人学校も訪問しました。

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今回ご協力して頂いた関係者の方々、本当にありがとうございました。
これをぜひ継続していきたいと思いますので、引き続きご支援宜しくお願いいたします。

学校法人エール学園、タンリン工科大学・工科大学マンダレーとの締結の意味

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大阪にて40年続く老舗専門学校のエール学園とタンリン工科大学・工科大学マンダレー、そして弊社J-SATの4者で、大阪商工会議所が派遣する「ミャンマー視察団」にあわせ、尾崎会頭(大阪ガス会長)立会いの下、提携調印式を行いました。

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エール学園は就職準備コースを設置されています。このコースは、日本語だけでなくビジネスマナーも教え就職率100%で専門課程は200社以上のインターンシップ先を確保するなど画期的な取り組みをされています。

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工科大学マンダレーでは弊社がミャンマー教育省とMOUを締結し、今年6月から日本語クラスをスタートさせており、12月には新しいクラスもスタートします。卒業までの在学中2年間でN3レベル習得を目座しています。タンリン工科大学でも同様のスキームを来月からスタートさせます。さらに、工科大学マンダレーでは来週12月1日に機械CADクラスをスタートさせます。

ミャンマーの方々は日本語に興味があるから勉強してるのではなく、就職したいから勉強しているのだと思っています。機械CADについても同様です。

今回の締結により
日本語勉強→技術習得(CAD)→就職
という一連の流れが完成することになります。

7年前に始めた視覚障害者マッサージ店のゲンキーは、まず就職の部分を作り収入を見せました。それから技術移転。まずは、モデルを作り結果を見せ。そうすれば皆やる気を出す。これが7年で50店舗まで増えた理由と思っています。日本語も同じ。

ただ単に日本語を教えるだけでもダメ。やはり最後までのスキームが必要と感じています。今回の締結はその第一歩と思っています。

我々は今年、日本に法人を作りました。これは日本にて営業するためではなく、ミャンマーから日本で働くミャンマーの人々のサポートデスクであり、初めてミャンマーの人を受け入れる企業様へのサポートデスクです。送りっぱなしではなく、日本就職後もきちんとサポートし、双方にとってよりよいシステム作りができればと考えています。

その第一歩となる今回の締結。ご準備頂いた、大阪商工会議所の方々、エール学園の方々、その他多く方々に感謝いたします。

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ここまでミャンマーに来て20年。これらを行うための準備期間と感じています。ここからが本番スタートです!引き続き、ご指導宜しくお願い致します。

ミャンマー経済・投資センター主催 第37回 で話します。

今週のこちらのセミナーに呼ばれまして、ミャンマー人材について50分話します。翌日は、社会起業家セミナーで終日JICAひろば です。

ミャンマー経済・投資センター主催

37回 例会のご案内

日   時: 2016年11月18日(金) 14:00~16:00  (受付開始:14;30)

会   場: ホテルグランドヒル市ヶ谷 「翡翠の間」(3階)

住所:〒162-0845 東京都新宿区市谷本村町4-1

TEL:03-3268-0111     URL:http://www.ghi.gr.jp

JR、東京メトロ、都営新宿線の市ヶ谷駅から徒歩3分

注)  開始時間が、14時ですので、ご注意ください。

会   費: 当センターの会員は無料。一般は5,400円(税込)

NPO法人日本ブラインドサッカー協会が協力し ミャンマーで普及活動を実施

NPO法人日本ブラインドサッカー協会が協力し ミャンマーで普及活動を実施

「ミャンマーの視覚障害者に新たな夢と希望を」

NPO法人日本ブラインドサッカー協会(以下、JBFA)は、2016年12月13日~16日までの4日間にわたり、ミャンマーでブラインドサッカーの普及活動を実施し、日本選手権4連覇中のAvanzareつくばに所属する川村怜と福永克己を派遣いたします。ミャンマー社会福祉・救済再復興省の招致でミャンマーの中心都市ヤンゴンに来緬。日本代表の選手およびスタッフとしても活動する2人がミャンマーの視覚障害者らにブラインドサッカーの基礎技術を伝えることで、普及を目指します。

ブラインドサッカー
ブラインドサッカー

■ミャンマーにおけるブラインドサッカー普及活動実施の経緯
ミャンマーでは統計上で視覚障害者は約18万人、実際には30万~40万人いるとも言われており、家に閉じ籠もりがちの者も多く、ほとんどの者は社会的・経済的に自立していないのが現状です。
2009年から視覚障害者支援を行う株式会社ジェイサットコンサルティング社代表の西垣充が、2011年民政移管後、ミャンマーが急速に発展するも視覚障害者を取り巻く環境はあまり変わっていない現実から、視覚障害者らにも経済発展の恩恵を受ける事業をミャンマー政府側と協議しブラインドサッカー普及活動を提案。視覚障害者支援開始当時から、献身的に協力、指導頂いている、筑波技術大学形井教授及び緒方教授、そしてJBFAの協力により、今回の普及活動が実現しました。今回の日本人指導者2名の費用やヘッドギア、マスク、ゴールポスト、ボール、会場使用費及びミャンマー政府、筑波技術大学との交渉はすべて、株式会社ジェイサットコンサルティング社が単独で負担、コーディネートしています。

■ブラインドサッカーの具体的取り組み予定
ヤンゴン国立チミダイン盲学校、ヤンゴンチミダイン盲学校、ゲンキーマッサージ店の3チームから10名を選出。ブラインドサッカーのルールからパスの仕方など基本的な技術を伝え、各学校、マッサージ店にブラインドサッカーの楽しさを伝え、今後の本格的な普及活動に活かします。最終日は3チーム対抗PK戦を行う予定です。

■ミャンマーでのブラインドサッカーの現状
視覚障害者5人制サッカー(視覚障害者サッカー、通称:ブラインドサッカー)とは、視覚に障害を持った選手がプレーできるように考案されたサッカーです。
これまで、ブラインドサッカーのミャンマー代表は2年前のアセアンパラゲームズ(東南アジアパラリンピック)で、タイ代表、マレーシア代表と戦っていますが、2015年末にシンガポールで開催されたアセアンパラゲームズには不参加でした。また、IBSA(国際視覚障害者スポーツ連盟)には加盟しておらず、近年、視覚障害スポーツではパラリンピックには出場していません。
安倍総理は「ODAなどでスポーツ支援を行っていきたい」と述べ、スポーツ分野の発展途上国支援に積極的に取り組む姿勢を示しており、2020年東京パラリンピックのミャンマー出場も見据えています。

■プロフィール
<川村怜(かわむら・りょう)>
1989年生まれ、大阪府出身。Avanzareつくば所属。
筑波技術大学在学中よりブラインドサッカーを始め、2013年さいたま市ノーマライゼーションカップで日本代表デビューし、世界王者ブラジルから初ゴールを奪う。インチョン2014 アジアパラ競技大会、世界選手権2014、アジア選手権2015などに出場。アジア選手権では、チーム最多となる7得点をマーク。得点力と豊富な運動量でチームを牽引する。

<福永克己(ふくなが・よしき)>
1973年生まれ、大阪府出身。Avanzareつくば所属。
2007年筑波技術大学赴任後よりブラインドサッカーに関わり、2009年GKとして日本代表選出。2010年より日本代表コーチ。現在はAvanzareつくば代表を務める。

■筑波技術大学及びAMINについて
学校名:国立大学法人筑波技術大学
所在地:〒305-8521 茨城県つくば市春日4-12-7
TEL  :029-852-2890(代表)

筑波技術大学とは、聴覚または視覚に障害を持つ人が学ぶ4年制国立大学。筑波技術大学が中心となり、アジア医療マッサージ指導者ネットワークAMIN:Asia Medical Massage Instructors Network.の活動も行っています。主にアジア太平洋地域の途上国に、視覚障害者が、医療マッサージの専門家として就業できる体制を整備することを目的としており、2009年からミャンマーにも定期的にセミナーを行い、普及活動を行っています。

海外展開支援研究会「ミャンマーの秘めたポテンシャル 市場・人材・進出」~ミャンマー・大阪ビジネスサポートデスクからの現地報告~

大阪府では世界10地域に海外拠点を設置しており、国際ビジネス相談、取引先企業リストアップ、現地出張支援等の海外ビジネス支援を行っています。タイ・欧州・インドネシア・北米・トルコ・ミャンマー・上海・インド・フィリピン・ベトナムから担当者が来阪し、最新の現地情報をお伝えするとともに、進出企業による事例紹介などを行うセミナーがあります。

J-SATはミャンマーを受託しており、今回、大阪でお話させて頂きます。さらに、その後、交流会もございます。

皆様のご参加をお待ちしています!

第六弾 MOBIO-Cafe 海外展開支援研究会
「ミャンマーの秘めたポテンシャル 市場・人材・進出」
~ミャンマー・大阪ビジネスサポートデスクからの現地報告~

2011年のテイン・セイン政権の発足以降、経済制裁の緩和に続き、税制優遇措置の導入、経済特区の創設など、外資導入に向けた環境整備が進められ、「アジア最後のフロンティア」と脚光を浴びるミャンマー。2015年の政権交代以後も経済開放の方向性は維持され、企業の海外進出先として、その成長性に期待の目が向けられています。

今回は、ミャンマーで事業20年目を迎える講師より、ミャンマー全国で構築した幅広い人脈、多数の日系企業進出の支援、「政府公認」の人材紹介・派遣業を営む経験を基に、ミャンマーの現地最新情報、及びその市場・人材・進出のポテンシャルについてお話しいただきます。

また、既に韓国、タイに現地法人を持つ経営者の目線から、その現状と可能性について、ミャンマーを視察された最新のご報告をいただきます。

東南アジアへの事業展開を検討の皆様、まだまだ知られていないミャンマーの最新情報を入手したい皆様のご参加をお待ちしています。

【日  時】 平成28年10月28日(金) 18:30~20:00(セミナー)
20:00~21:00(交流会)
【会  場】 MOBIO 309号室(クリエーション・コア東大阪 北館3F)
東大阪市荒本北1-4-17(近鉄東大阪線「荒本駅」下車5分)

【内  容】 1.「ミャンマーの秘めたポテンシャル 市場・人材・進出」
ミャンマー・大阪ビジネスサポートデスク 西垣 充氏
(Japan SAT Consulting Co.,Ltd 代表取締役)

2.「ミャンマー視察報告 ~経営者から見たミャンマーの現状と可能性について~」
日本フッソ工業株式会社 代表取締役 豊岡 敬氏
【参 加 費】 無料(交流会に参加の場合は1,000円)
【対  象】 府内中小企業、支援機関など
【定  員】 30名(先着順・定員に達し次第、締め切らせていただきます。)
【主  催】 大阪府、MOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)

【協  力】 大阪・海外市場プロモーション事業推進協議会
(大阪府、大阪市、大阪商工会議所、(公財)大阪産業振興機構、(一財)大阪国際経済振興センター)

【申込方法】
・インターネットでのお申込み:下記URLよりお願いします。
https://www.shinsei.pref.osaka.lg.jp/ers/input.do?tetudukiId=2016090057

 

 

 

 

ソーシャルビジネス・アジアカンファレンス【東京】に出席します。

学生時代からの友人の中村八千代さんから、ソーシャルビジネスのカンファレンスをやるので参加できないかと相談がありました。
自分では社会企業家とは思っていないのですが、中村さんからの依頼ということでお受けしました。

彼女とは学生時代、カナダで会いました。
下記記事にもありますが、

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彼女は父が作った借金の一部の連帯保証人として4億円の負債を背負い込むも、自らの事業で完済。黒字になったのをきっかけに、酒販店を閉めて、児童福祉施設でボランティアを始め、「人の役に立つ仕事に就こう」と、国際協力の道に入りました。
フィリピンの貧困層の若者に、自然食レストランの経営を通じて、雇用の場を提供するなど、多忙な仕事のさなか、がんと診断されました。日本で療養し、今年8月にフィリピンに戻りさらに活動を続け、次回はミャンマーでの新プロジェクト!と話しています。

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当日は、中村八千代さん以外に、海外で活躍されている4名の方ともお会いでき、意見交換できるということで、とても楽しみにしています。
東京だけですが、ぜひご興味ある方おられたら、お越くださいませ。

2016年11月19日(土)10:00-17:00 開場: JICA地球ひろば(市ヶ谷)
後援:独立行政法人 国際協力機構(JICA)、国際機関日本アセアンセンター

一日中ですね・・・

 

J-SATのミャンマー全国大学セミナーとジョブフェア

J-SATでは年2-3回主要大学にて最高学年対象に、定期的にキャリアセミナーを行っています。今年7月からは17大学に渡りました。

登録中

登録中

モンユワ経済大学

モンユワ経済大学

その成果もあって、先日は大学からの招待で、モンユワ経済大学の就職フェアにも招待されました。もちろん、日本企業は弊社だけ

ピィ工科大学

ピィ工科大学夏休みということもあり、最近弊社に日本の学生が訪ねてくることが多くありました。
ミャンマーの勉強法は暗記式で・・・と、よく聞かれますが、実は日本の学生もミャンマーの学生も根本のところでは大差ないようにも感じます。

モウラミャイン工科大学

モウラミャイン工科大学

日本語学生は器用ですしPCもできますが、同じような発言というか考え方が多いように感じます。ミャンマーの学生も同じような発言は多いですが、時々えっ と思うような発想が出てきたり、意外にオリジナリティがあったりします。ただ、PCとか技術面ではまだまだの人が多いです。
「技術は10年で教えれるけど、気持ちは10年では教えられない」
とよく言われます。
中卒でも高学歴でも関係なく、日本の大学だからミャンマーの大学だからも関係なく、気持ちの部分が大切だなぁ。と。

メッティーラ経済大学

ミャンマーには125大学(別にヤンゴン通信大学とマンダレー通信大学がある)、1学年は2015年合格者22万5千人(教育省)から、それ相当と言われています。
今回お話できた学生数は延べで5000人ぐらいでしょうか。まだまだですが、少しづつでもそれが伝播していけばと思います。

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*17大学
ヤンゴン:ヤンゴン工科大学、西ヤンゴン工科大学、工科大学タンリン校、工科大学モービー校、ヤンゴンコンピュータ大学、ダゴン大学、ヤンゴン経済大学、ヤンゴン外国語大学
マンダレー:工科大学マンダレー、マンダレーコンピュータ大学、コンピュータ大学マンダレー、ヤダナポン大学、マンダレー外国語大学
メッティーラ:メッティーラ経済大学
ピィ:ピィ工科大学
モウラミャイン:モウラミャイン大学、工科大学モウラミャイン

ジェイサット日本語学校バンコク研修

ジェイサット日本語学校の教師陣によるバンコク研修にいきました。
現在、日本語学校の専任講師は12名います。うち6名が参加し、ミンガラドン国際空港新空港から飛び立ちました!

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今回のアレンジは、提携しているパーソネルコンサルタントの小田原社長にお願いしました。普段でもお忙しい中、終日ご同行頂くという恵まれた、贅沢な視察ツアーとなりました。

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まずは、タイ早稲田日本語学校。こちらもご多忙の篠田様から長時間に渡り、様々なカリキュラムや遅刻を抑制する仕組みなど教えて頂きました。

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どんどん新しい取り組みを取り入れ実行されていることに驚きました。世界中の日本語学校が縮小している中、拡張、拡大していっている理由がよくわかりました。全日コースは8か月でN3レベル。ミャンマー人は日本語習得が早いと思っていましたが、タイの人も早くて驚きました。字もきれいで、やはり教え方一つで変わると再認識。掲示板も毎週変わるとのことで、すごい学校です。やるべきことは山盛りです。

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続いて、Wheelchairs And Friendship Center of Asia, Thailand (WAFCAT)を訪問。ここは、おもにタイの農村部の障害を持つ子どもたちに車いすサービスと教育支援を行っていて、設立母体である(株)デンソー社内にあります。紹介ビデオの中で、「障害者も幸せになる権利がある」というタイ国王の話が紹介されていました。
またデンソー社からの安定した支援があるという部分が強く、タイ社会独特の障害者を取り巻く社会システムなどとても興味深いものでした。
社会システムがまだ出来上がっていないミャンマーは、その分、やり易さがある反面、今がとても大切な時ということを認識しました。

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翌日は、SVAタイランド(シーカーアジア財団)の八木沢さんを訪問。各国飛び回りお忙しい中、貴重なお時間を頂きました。

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1980年、NGOという言葉がない時代からNGO活動一筋35年の経験をもとにした講義は、すべてが深く貴重な3時間となりました。35年間NGOをやり続けている日本人は何人いるのでしょうか。一つのことをやり続けることの大切さと凄さ。あらためて感服しました。

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首都バンコクの5人に1人がスラムに住んでいるとは初めて聞く内容でした。またタイ国内とはいえ、最近はタイ人の問題ではなく、ミャンマー人やカンボジア人ら出稼ぎ労働者の子供の問題などで、ここ数年で貧困問題も国際化して根本が変わってきているとのこと。

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NGOが新たな段階に入っているとの八木沢さんの言葉。

移動図書館やゴミと植物の交換による街作りなど、次々と新しいアイデアで成功されている取り組み。お願いするのではなく、モデルをつくり本人らの意識から変えていく。

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NGOや政府、企業を超えた、新しいモデルをミャンマーで提案したい。と思いを強くしました。

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最後は、J-Education主催の留学フェア。印象的だったのは、日本からの日本語学校や大学のブースの他に、日本の人材紹介会社が入っていたこと。N2以上のタイ人材を求めブースを出されていました。タイ国内ではN2やN1の人材を探すのが難しいと言われていますが、面接を受けているN2以上のタイ人候補者がそれなりにおられたのには驚かされました。

今回は(今回も)パーソネルコンサルタントの小田原社長に大変お世話になりました。本当にいつもありがとうございます。

豊橋設計社とともに、工科大学マンダレーに機械CADクラスを開設します。

1998年からミャンマーで日本企業の進出・人材・就職支援を行う株式会社ジェイサットコンサルティング (ミャンマー、代表:西垣 充、以下 J-SAT)と、1992年から愛知県豊橋市にて機械設計を主にした機械・電気電子・ソフトウェア設計会社の株式会社豊橋設計(愛知県豊橋市、代表内山幸司、以下豊橋設計)と、ミャンマーを代表する技術大学マンダレー(TUM)が機械CAD運営実施について、 2016年7月20日に正式契約したことをお知らせいたします。機械CAD技術習得を希望する在校生に対し、CAD設計という専門性の高い分野でeラーニングを制作し、2013年からミャンマーに進出、ミャンマー人エンジニアを育成する豊橋設計の高い技術スキルで教育、世界で通用するエンジニアを育成します。授業は新学期の2016年12月1日からスタートします。

豊橋設計社からはプロジェクターとスクリーンが寄贈されました。

■ミャンマー新政権の教育改革と世界的需要が高まる機械CAD技術
2016年4月に新政権が樹立したミャンマー。ミャンマーに進出しミャンマー日本商工会議所に登録する企業は4年前の6倍、310社を越えており、新政権発足後、さらに加速しています。2010年に民政移管したミャンマー政府は教育改革を推し進めており、これまで大学運営について、中央政府に権限が集中していたものを 各大学に移行。2015年からは、大学に合格した学生は住居登録している地区近くの希望学部がある大学に通わないといけなかったものが、学生が自由に大学 を選べるようになるなど、様々な改革が行われています。これらの動きにともない、マンダレー技術大学では今年6月から日本語クラスを独自に作るなど活発な活動を続けており、世界的に需要が高く生徒らからも希望の多い機械CADクラスを全国の大学に先駆けて設置することになりました。

■日本国内での技術者採用厳しく2013年にミャンマーに進出した豊橋設計

豊橋設計は、幅広い業種の大手メーカーから自動車工場に導入するロボットや大型プラントの配管、造船や製鉄所などの設備設計を詳細な図面に落としこむ作業などを行っています。2013年にはいち早くミャンマーに進出し日本の業務の一部をヤンゴンにて行っています。ミャンマーでは当初から新卒者を採用し、一から教育して業務をおこなっています。近年、日本国内での設備投資の活発化に伴い仕事の依頼は急増するも、日本国内での採用環境は厳しく優秀な人材を獲得することが難しくなっており、ミャンマー人エンジニアの一部は日本本社でも勤務しています。

■協業3社の強みを生かした技術移転システム

今回の機械CAD授業は3社の強みを最大限生かしたシステムで運営されます。豊橋設計は、愛知県や熊本県で自動車部品加工専用工作機械・自動車部品組立専用工作機械・半導体製造装置の設計、3DCADを用いたCADスクールを運営しており、長年培ったノウハウと自社ミャンマー人エンジニアが講師を担当。J-SATは設立1998年の老舗ミャンマー進出コンサルティング会社で子会社にミャンマー国内、国外への日系企業への人材派遣・紹介サービスの最大手で大学側との調整など授業全体を管理。パソコンやネット回線などハードウェアも提供します。ミャンマーを代表とする工科大学マンダレーは、場所と人材を提供。さらに、ミャンマーエンジニア協会の理事でもあるシンソー学長の幅広い人脈でミャンマー全国に機械CAD技術を普及していきます。

■SOLID WORSを利用した機械CAD教育の内容

業界屈指の操作性と豊富な3次元設計機能を備え、データ互換性・拡張性に優れたSOLID WORSの3DCADを利用。将来機械CADの仕事に就きたい在校生を対象とし、各大学が選抜。機械CAD教育は長年豊橋設計が作り上げてきたオリジナルテキストを利用し、豊橋設計の日本本社で働くミャンマー人エンジニアが講師として教えます。機械CADの基礎を中心に実務と中心とした200時間の授業を、平日の授業終了後や長期休暇中に短期集中的に教えます。将来的には、豊橋設計が保有するe-ラーニングも活用し全国の技術大学にも展開していく予定です。

 ■日本の3DCAD設計現状

数年前まで、3DCADでの設計は製品開発設計ツールとして使われて来ましたが、昨今では工作機械、製造装置、プラント設備等、分野に関係なく製造業全般で普及するようになりました。しかしながら、今まで2Dの設計しかしてこなかった設計者は3D設計に馴染めず、企業とし導入したくても操作できる人材が不足していることも現実です。日本の大学、専門学校は時代の流れで、ほとんど3DCADで授業を行っていますが、3Dで慣れてしまうと、製造現場で使う2D図面が読めなくなるという問題もあります。ベテランは2D、若い人は3Dという、3D設計に移行する過渡期にあります。この過渡期を乗り越え、将来日本のものづくりを発展させるためには、若い人材が2D図面を理解できて、3DCADが操作できる技術を身につけなければなりません。3DCAD操作ができるだけでは、設計者として力不足です。

工科大学マンダレーでは3D設計の過渡期から発展期にある日本の製造業が求める、2D図面が理解でき、3DCAD操作ができる技術をつけさせたいと考えています。授業では2D図面から3D、3Dモデルから2D図面への展開ができる人材を育成します。

 ■日本からの遠隔認定試験

豊橋設計ではミャンマー子会社の3DCAD端末画面を豊橋設計本社コントロール室から、見ることができます。(写真は2名の指導者が全画面をリアルタイムで見ながら指導しています)業務指示、会議、遠隔操作指導を日本から行っています。

工科大マンダレーではこのシステムを使い、日本の技能検定試験と同じ品質の機械設計製図CAD検定を、日本の本社から実施します。遠く離れたミャンマーでの授業端末を日本からリアルタイムに見ることができ、その授業端末を遠隔で操作することもできます。

■ミャンマー全国の大学と提携し、就職に直結させるJ-SAT
J-SATは2015年度、ミャンマーの大卒者に、管理職やエンジニア、会計など600名以上日本企業に進出させている実績があります。また2014年より教育省の協力のもと、ミャンマーの主要国立大学でキャリアセミナーを行っており、2016年7月も全国17大学にて最高学年約5,000名にセミナーを開催中。各大学において就職支援も行い、これまでの経験で培った大学と連携し、ミャンマー進出済み日本企業や、日本にてミャンマー人エンジニアを必要とする日本企業に就職できるよう積極的に支援しています。少子高齢化が深刻化し、あらゆる業界で人手不足が進む日本から、J-SATの子会社でミャンマー人高度人材送り出し機関であるMIBTIでは、長年正社員として雇用できる技術ビザを取得し日本で働くことができる、 ミャンマー人エンジニアの問い合わせが急増しています。J-SATでは今年6月から工科大学マンダレーとマンダレーコンピュータ大学で、今年8月からは工科大学タンリンでも日本語授業を受託しています。

○工科大学マンダレー Technology University Mandalay(TUM)
http://www.tum.edu.mm/

工科大学マンダレー(TUM)は1955年に設立された国立大学です。生徒数は現在約5,000名10学部あります。技術大学マンダレーはミャンマー第二の都市マンダレーにあり、工科大学、高等専門学校の上ビルマ地区における中心学府でミャンマーを代表する工科大学。近年は第二言語習得を強化し、学内に語学専用の局を設立。外国企業からの依頼が多いため、英語、中国語クラスに加え、今年6月からは日本語クラスを開設しています。