J-SATは25年間ミャンマーにて事業を行う実績と経験からミャンマー進出における

人材支援、市場調査、会社登記等、会社運営をトータルサポートします。

ミャンマーのつぼ~ミャンマーから西垣がお届けするブログ

東大阪商工会議所のセミナーでの外国人活用セミナー

東大阪商工会議所主催の海外人材セミナーで登壇させて頂きました。

「外国人を実際に活用するポイント」と題して、中小企業が外国人を実際どのように採用し活用するのかというところをポイントに、

大阪外国人雇用サービスセンター と ハローワーク の担当官から行政としての視点 からの説明。
技能実習生受け入れ管理組合が技能実習生の受け入れ方の説明。弊社から高度技能外国人材の活用についての説明。

とそれぞれの立場から大枠でとらえることができるセミナーでした。

当日は定員70名満席。

もっと深い話がそれぞれできればよかったですが、時間的に厳しく消化不良でもありました。。。

ミャンマー社会福祉省とJ-SATの共催「介護セミナー」スタート!

ミャンマー社会福祉省とJ-SATの共催『介護セミナー』を9月1日エーヤワディ管区パテインで行われました。

ミャンマー政府からは、ティンゾウモー社会福祉省エーヤワディ管区ディレクターをはじめ、高齢者支援に関わる社会福祉省職員、介護施設関係者、国際NGOや地元高齢者を支援するNGO関係者など約80名が参加しました。

セミナーでは、ミャンマー政府から約1時間に渡り、ミャンマー政府が行っている高齢者支援が説明され、2010年から急速に60歳以上が人口に占める割合が増え始め、2050年には全人口の24.5%が60歳以上に達し、出生率は1.6%まで下がることを説明。将来やってくる高齢化社会に向けて、今から準備をしなければならないことが示されました。

プレゼンの中では、高齢化がすすむ日本へ行き技術や運営方法などを学ぶことも大切との説明もありました。

ジェイサットからは、日本式介護の説明からはじまり、介護士経験15年の花房いずみ氏によるベッドから車イスへの介助法や衣服の着せ替え法、老化を防ぐ体操など、日本式の介護法を出席者も参加しデモンストレーションが行われました。

出席者からは、「ミャンマーの高齢化がいがいに早くやってくることに驚き、今から準備をしないといけない」という声が多かった他、「高齢化がミャンマーより進む日本から学ぶことは多い。」との意見もありました。

ミャンマー社会福祉省とジェイサットは、同様のセミナーを1年かけて全国各地で行う予定で、将来のミャンマー高齢化社会に向けての準備を促すとともに、今月にもはじまるミャンマー人の日本への技能実習制度を使い、日本で介護技術を学び、帰国後ミャンマーで生かす方法を伝えていきます。

J-SAT主催 第二回ヤンゴン外国語大学(YUFL)での就職フェア

昨年に続き、J-SATが主催となった日本企業向け就職フェア【第二回ヤンゴン外国語大学就職フェア】を行いました。

ミャンマーに進出している日本企業15社と、ヤンゴン外国語大学日本語学科に所属し、日本企業で働きたい最終学年生31名とフランス語学科など他学科と1-3年生の日本語学科生19名の合計50名が参加しました。

事前にJ-SATの社員が面接を実施、さらに内田クレペリン検査も参加者全員に事前に行っていることもあり、各社真剣な面接が行われました。

同時刻に別教室を使い、個別に詳細な企業説明会も行いました。

参加した企業様からは、参加学生のレベルが高く、一度に日本語人材が多く面接できたと非常に好評でした。

さらには、日本語でミャンマーの若者に面接などを通して様々ヒアリングができ、各社にとっては将来の顧客になる企業も多く、マーケティングという意味合いでもとてもよかったと評価頂きました。

まだまだ学校卒業後就職活動を行うことが一般的なミャンマーにおいて、J-SATでは数年前から在学中に就職活動するよう学生らにはセミナーやインターンシップなどで促しており、今回のような在学中に就職を考える機会を、今後も全国の大学で展開していく予定です。

J-SAT主催セミナー1000名以上が参加!

毎年恒例のJ-SAT主催キャリアセミナー。今年は「交渉術」について。

ミャンマー特有の交渉術について、それぞれの業界から3名の講師をお迎えしセミナーを行いました。
まずはU Aye Kyaw氏。誰もが知る人事関連教育の第一人者でミャンマー政府への指導も行っています。そして、年収2000万円を誇る企業で働くミャンマー人人事責任者として、おそらく頂点に立ち、ミャンマー人の憧れDaw Shwe Yee女史。最後に、叩き上げの事業家Aung Thamardi Gold and Jewelley Shop 創業者のU Aung San Win氏。

それぞれ違うキャリアを歩んできた経験からくる「ネゴシエーション(交渉術)」
概論が多いセミナーにおいて、具体的で実践的なセミナーはミャンマーの人々にも響いたようで、参加者の97%がアンケートで今後の自分の仕事に役に立つ と回答していました。

会場は1000名近くのミャンマーの若者が集まり、最後は立ち見も出るほど大盛況。きちんと事業部だけで運営管理、仕切れるようになり、J-SATにとっても、貴重な社員教育の場になっています。

さて次回はどんなメンバーでどんなセミナー内容になるのか。企画案が楽しみです。

 

福岡アジアビジネスセンターでの海外人材活用セミナー

福岡県が運営する福岡アジアビジネスセンターは、県内中小企業の皆様が積極的に海外展開できるよう、情報提供から現地でのサポートに至るまでワンストップで支援を行っています。

今年も弊社がアドバイザーを受託させて頂いており、外国人材採用についての問い合わせが多いことから、セミナーを開催させて頂くことになりました。

セミナーでは、弊社からエンジニアを採用して頂いている企業様ご協力頂きました。具体的に採用経緯やその手順、採用後の苦労などお話して頂き、とてもわかりやすく、参加された方も参考になったと思います。

船の設計を行っているこの会社の従業員数は10名。技術者は6名。うちミャンマー人スタッフが3名と技術者の半分がミャンマー人。船の高度な設計を行い、日本語も仕事では問題ないほど話せているようです。ミャンマー人を採用し売り上げは150%アップしたとのこと。

もちろん、そこに至るまで、外国人を受け入れるということで様々ご苦労されていますが、会社として日本を楽しんでもらおうと、会社として様々工夫されています。

また、2か月前に日本にやってきたミャンマー人スタッフも登壇。

日本語勉強し始め一年弱にも関わらず、普通に話す日本語力に会場は驚かれていました。
現在同社で働くミャンマー人エンジニアは女性ということもあり、将来はミャンマーに戻るかもしれないが、ネットがあればミャンマーでも問題なく仕事できるので、当初考えてなかったが、将来はミャンマー法人設立もあるかもとのお話でした。リスクが少なく、最も効率的に海外進出できる好例かと思います。

 

沖縄にてミャンマー人材シンポジウムを行いました。

日本と送出国が 技能実習を適正かつ円滑 に行うために連携を図ることを目的として、送出国との間で二国間取決め(協力覚書)がミャンマー政府との間で締結しました。

これにより、益々日本とミャンマーでの人材交流がすすむことになると思います。

今年の水祭り期間中は沖縄を訪問していました。
生まれて初めての沖縄。沖縄について知らないことばかりでとても勉強になる中身の濃い4日間を過ごさせて頂きました。
ご案内頂いた関係者の方がにあらためてお礼申し上げます。

主目的は沖縄の方々にミャンマー人材を紹介することにありました。
沖縄は全国でも失業率が高いことで有名で、それにより海外人材には積極的ではなかったようです。ところが、人口143万人に対して939万人の観光客が訪れるようになり、さすがに人材不足で大変な状況になってきていました。

ちなみに私はバンコクからピーチ航空で沖縄へ。飛行時間は4時間半。乗客はほぼ満員、日本人は10%以下という感じでした。

沖縄で働く外国人は少ないようでしたが、そんな中でもネパールの方が多く働いていたようです。ミャンマーの人はまだということで、海外人材活用でミャンマー人材活用セミナーを開催して頂きました。
初めての海外人材活用シンポジウムということで、沖縄タイムス、琉球新報ともに取り上げて頂きました。参加者は金融機関や始業関係、県の方々を中心に、80名を超え、関心の高さがうかがえました。

「足元の人材不足対策だけでの雇用ではなく、彼らが母国に帰ってからの人生も含めた長期的視点での海外人材採用」、「送り出し機関と受け入れる側とのしっかりした連携が大切」などに同調して頂け、とてもいいスタートを切ることができました。

今回アレンジして頂いた沖縄の方々は一応に、「沖縄のために」「ミャンマー人材を通しての民間外交」を挙げておられ、「ミャンマーのために」と送り出す弊社とも同じベクトルを向いていることを感じ、また気候だけでなく、沖縄の多様な文化を受け入れてきた歴史など、ミャンマーの人に合っていると、弊社ミャンマー人スタッフも感動していました。

ぜひいい事例を作り、沖縄とミャンマー いい関係づくりができればと思います。

追伸:沖縄みやげ といえば 「ナンポーの紅芋タルト」
弊社スタッフにはこれが大人気。ミャンマー人材シンポジウムよりも「紅芋タルトが最重要!」と社員からのメッセージもありました。。。ミャンマーへのお土産にはぜひどうぞ!

 

 

九州経済国際化推進機構、富山県薬業連合会、福岡ニュービジネス協議会の手配致しました。

九州経済国際化推進機構(九州経済産業局・九州経済連合会) と 富山県薬業連合会 からの視察団の企業交流会の会場などの手配を同次官、同ホテル で手配させて頂きました。さすがに、全く同じ時間に同じホテルでほぼ同規模の手配は初めての体験でした。

当日は日本語通訳だけで25名以上、大部分が弊社社員が担当するからこそできた、イベントでした。もちろん、それぞれの団体の方々のサポートのおかげで無事終えることができました。ありがとうございました。

ヤンゴン市と福岡市で姉妹提携になったことから、九州からの視察団は多く、その1週間後も九州電力会長、福岡貿易会長らの視察団も弊社で一部コーディネートさせて頂きました。

昨年末には富山県副知事が来られた視察団があり、続いた視察。富山県は外国人に対してすすんでいる県で、技能実習生のために行う文化・伝統行事及び自然体験事業や、地域住民と交流する行事等へ参加支援などに必要な費用を助成することで、地域共生の推進や技能実習生の富山ファン化を図っています。また、訪日観光客による経済効果を取込むため、県内の商店街における外国人旅行者の受け入れ態勢整備にかかる利便性向上、接客力向上、情報発信等の取組みを支援しています。

どんな外国人材でもいい訳ではなく、いかに優秀な人材に来てもらえるか、業種、都道府県に関係なく、魅力的な企業に優秀な人材が集まるという意味では、日本人も外国人も同じのように感じます。

タンリン工科大寄付授業の工場訪問と修了式

昨年11月から始まったティラワ経済特区(SEZ)近隣近郊のタンリン工科大学における日本のものづくり技術講座(AMEICC寄付講座)。安倍首相がアジアにおいて今後3年間で4万人の人材育成を支援する産業人材の育成構想が発表されたのを受けて始まった講座の一つで、まさにミャンマーに最も必要な支援の一つと思っています。

PLC(論理制御装置)を使用した自動制御の実践力の授業から、弊社中山による、ビジネスマナー基礎講座、面接の仕方、そして今回はティラワ経済特区にある日本企業の中から、講座をもって頂き、企業側からみた講座、そして、今回は3つのグループに分けて、日本企業を訪問する講座でした。

企業訪問した学生からは、大学のすぐ近くにありながら、はじめてティラワ経済特区のことを知って驚いた、仕事のことがわかった など、まだまだ仕事の基礎知識が不足しているミャンマーの学生に効果的な機会となりました。

あとは、インターンが残されており、それで1クールが終わります。これらが3クール続きます。

先日修了式を行った1クールは50名。ビジネスマナー講座のテストでも全員が90点以上の得点。仕事を任されたら、確認すべきことは?(模範解答:期日の確認など)、ビジネスマナーはなぜ大切ですか?(模範解答:チームワークで仕事するためにはルールが必要など)などなど、基本的ですが、実は以外に知られていない大切なとこをを伝えました。

ここミャンマーの新卒には、ホウ・レン・ソウ を伝える前に伝えるべきことがたくさんあります。

日本企業で働きたい優秀な学生を中心に集めており、今年後半には就職フェアも行います。どういう結果になるか、今から楽しみです。

3月は東京、大阪で3回セミナー行います。

3月は東京、大阪で3回セミナーを行います。9日間の長期ロード、ヤンゴン→東京→北海道→大阪→長崎→福岡→大阪→ヤンゴン。全日空マイレージのおかげで助かっています。花粉が今から心配です・・・。ちなみに4月は沖縄です!

2018年3月12日(月) 15:00~17:00(受付開始:14:30)
会場: ホテルグランドヒル市ヶ谷 「真珠の間」(東館3階)
前半は、ミャンマー人材の育成と活用について、西垣より
後半は、ミャンマー人材育成支援産学官ぷらっとフォームの共同代表をされている
三菱商事、渡辺部長からその活動についてご報告をいただきます。

2018年3月16日(金)

開催時間 15:00~17:00 尼崎国際ビジネス交流会【尼崎信用金庫・国際部】
受講:無料

「ミャンマーの現地最新事情と海外人材活用について」

サンテレビの取材が入りました。

*キャピタルスポーツの新谷社長から「ミャンマーでのビジネス展開について」そして、スペシャルゲストで、ミャンマー人エンジニアを受け入れて頂いている大阪の会社の方にもお越し頂き、ベトナム人とミャンマー人の違い、技能実習生とエンジニアとの違いなどについてもお話頂く、実践的セミナーになります。

2018年3月20日(火)
開催時間:13:00~16:30(受付開始13:00~)
場所:大阪商工会議所

アセアンセミナー第2弾「タイ・ベトナム・ミャンマーとのビジネスがうまくいくコツ」~現地で起きている問題とその対応法を法的観点から解説~

 

 

 

 

 

外国人介護人材採用促進合同交流会に参加しました。

政府、監理団体や送出機関、3団体が一同に揃い、そこに受け入れ希望企業が参加するというイベントに参加しました。

私はミャンマーの送り出し機関としてミャンマーや弊社の取り組みなどをプレゼン。

普段はミャンマー側と一部組合や受け入れ企業とだけ接していたので、非常に興味深く勉強になるものでした。

ただ皆さんのプレゼンを聞くうちに、少し違和感を感じました。

どこもいかに受け入れるかにフォーカスされていて、本来の受け入れ後どういう仕組みにして、どのように組織、展開させるか、というところが欠けているのではと感じました。さらに、日本に行きたくて仕方がない外国人が多くて、いかに選ぶかという視点も気になりました。

日本語レベルをN3に、N4にいかに教育するか。受け入れ方法とコストはもちろん大切で当然ですが、中にはどうやって日本人の給料を超えないようどうするか等々。

これはミャンマーに進出してくる日本企業に似ていると感じました。
進出前はいかに会社を作るかにフォーカスされている企業は、会社を作った後、かなりの確率で行き詰ります。進出後どういう方向性で、どういった人材の確保、配置などを組み立ててから、進出形式を決める方が成功確率は高まります。

また、米国にて米国企業で日本人が働いた仮定してみて、自分より働けない、働いていない米国人が自分より給料が高いとどう感じるのでしょうか。
最初は日本語も不十分で技術力もないので、日本人よりも給料が低いのは当たり前ですが、どんなに頑張っても給料上がらないなら、いい人材ほど辞めてしまうかもしれません。
いい日本人が採用できないからいい外国人を採用して欲しいと思っている企業が多いと思います。どんな日本人でもいい、どんな外国人でもいい は誰も望んでいないと思います。

介護実習生だけでなく、今も今後も多くの外国人が日本で働くことになりますが、そういった根本的なところからの組み立てが必要なのでは と強く感じたセミナーでした。