選挙のことについて、色々聞かれるので、勝手に自分の意見を書いてみました。
2010年のときにいた人が少ないので、その対比で言われることが少ないですが、ミャンマーの情勢を語る上では、「過去どうだったのか。」でしょうか。法律などから解釈するより、事例を語ることが、この複雑なミャンマーを語る上では適切に語れるのではと思っています。
1990年の総選挙のことはわからないので、2010年の総選挙の現場で見たことから推測すると、選挙当日は何もないですよー。と。私も5年前にメディアの方から選挙日当日に散々言われたのは、「何か変わったことないですかー?」と。何もなかったです。静かなだけで・・・。ですのでニュースにもならなかったですが(苦笑)。
案の定、昨日の投票日は何もなかったようですが、まあそんなもんかと。
ああ、ネットの状態が異様に悪くなったことだけ思い出しました。まあそういったことは当時よくあったので・・・。今日も何度かありましたねー(汗)
今後どうなりますか?ってよく聞かれますので、私が感じていることを言いますと、「わかりません。」です。ミャンマーはわかりません!想像を超えたことやりますので!
何かありますよ。ってときは、ほとんど何もありません。何かあるときはいつも突然なんです。。。
今朝弊社の朝礼でも社員に向けて言ったことは
「選挙結果によりどうなるかわかりません。ただ、自分の生活、会社にとってどうなのか考えてみてください。いずれの政党も政府の透明性を訴えているので、今後は所得税など厳しくなりますよ。会社法での会社登記とMIC認可の会社登記が統合されるなど、いずれの政党も経済優先、開放路線なので、弊社は忙しくなります。ただ、政府関連の許認可関係は時間がかかるようになりますので、注意が必要です。5年前の歴史的選挙後のメディアは何を言っていたかと言うと、現政権の延長線で何も変わらないと日本のメディアも含め話していました。変化が目に見えて感じるまでは半年かかったし、外資にとっての変化は米国制裁解除の話など、1年はかかりました。変わるとしてもすぐには変わらないし、我々中小企業にとっては、おそらく、それほど変わらないので、今ある仕事を着実にこなしてください。」と伝えました。
今後どういう結果になるかわかりません。
選挙という意味ではNLDが参加しなかったとはいえ、5年前の選挙もすごいことであったし、NLDが参加して大勝しそうな今回は、もちろんすごいこと。経済政策については今回も根本は変わらないかもという印象があります。というのは、いずれも改革派であり、大きな政策についてはあまり違いがないのではと感じるからです。
ただ、変わるところは変わり、変わらないところは変わらない。そういった見極めを、現実的な自分の生活や環境に置き換えることが、まず今しなければならないことのように思います。
過去は過去として、今やれること、やれる人から行動していく。それが大切なことだなーと。
ただこれは、悪政を体感していない外国人だから言えるコメントだとは思いますが・・・。