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ミャンマーのつぼ~ミャンマーから西垣がお届けするブログ

日本メコン首脳会議・総理大臣公邸での晩餐会に招待されました。

日本メコン首脳会議が明日から開催されるのに先立ち、総理公邸にて各国首脳を招いた晩餐会が開催されました。3年に一度の日本開催で、安倍総理は今回が10回目の会議ということで、「両国の人材の育成と交流を積極的に推進する」と述べられました。

ミャンマーからはスーチー国家最高顧問、タイ・プランユット首相、ラオス・トーンルン首相、ベトナム・フック首相、カンボジア・フンセン首相、そして日本は安倍首相が参加された夕食会。

日本の国会議員や各国大使ら総勢60名が参加される中、各国ゆかりのある中小企業もということで、民間企業として、ミャンマーからはJ-SATが招待されました。

今回これほど長くアウンサンスーチー氏が日本に滞在することは驚きです。それは丸山大使の功績によるものが大きいと、晩餐会での会話でも実感し、日本にとって、丸山大使がこの時期に着任していることを誇りに思います。

ミャンマーで生活していると、インパール作戦という歴史は常についてきます。多くの犠牲者が出た原因は、大本営が現場を正確に理解していなっかった、従わなかった、といわれています。現場のことを伝えた司令官は更迭。それらが悲劇を広げたとも言われています。

戦後73年。今回の日本は違います。現場の正確な情報を伝える司令官がいて、それに呼応する大本営がいる。それを強く感じた晩餐会でした。

今回、晩餐会に招待された人々を見て、我を振り返り、私が招待されたのではなく、J-SAT社員全員が招待され、そして日本のため、ミャンマーのためにその役割、使命を果たしなさいと言われたと感じました。

ミャンマーでもすぐに国営放送で伝えられました。

今回ご招待頂いたことに感謝し、ここから新しい日緬両国の発展に寄与するため企業活動することを誓います。

ミャンマーの大学に通う学生向け就職フェア

ミャンマーの大学は、9月末に卒業試験が行われ、卒業証書をもらうのは2月頃。早い人は10月から働き始めます。新学期は12月から始まります。

こういったスケジュールから、9月前後の8月と10月は毎年就職フェアが多く行われます。

今年はチャットの下落などの影響もあり、景気の低迷から一部就職フェアが中止になるなど影響が出ていますが、不景気なほどいい人材が確保できると言われている通り、こういった時期だからこそ、逆にいい人材が確保できます。

今年もヤンゴン経済大学や共同組合大学をはじめ多くの大学から直接お声をかけて頂き、出展させて頂きました。

法則通りに各大学での就職フェアや民間企業主催の就職フェアでは、いい人材が多く登録に来られました。

弊社でも、この時期だからこそ育成すべく、いい人材を積極的に採用していければと思います。

ミャンマー社会福祉省とJ-SATとの共催「第2回介護セミナー」

ミャンマー社会福祉省とJ-SATとの共催 「第2回介護セミナー」をバゴーで開催しました。

パテインで行った第一回よりは参加者は少なかったものの、バゴー管区の社会福祉省ディレクターら担当役人に加え、労働省やバゴー管区選出、教育・労働・高齢者対策などの担当する国会議員の方にもご参加頂きました。

正式に日本での介護実習生派遣が始まったことをうけ、セミナーでの質疑応答では労働省の担当官から日本への介護送り出しまでの費用や訓練、受け入れ態勢など具体的な質問が飛び交いました。

ただ単に送り出すのではなく、今後ミャンマーでもも高齢化の波がやって来るが、そのための準備期間はまだあり、海外で研修を行うのは有効な対策ということが、理解して頂けました。また、シンガポールや台湾などからも引き合いはあるが、日本のことはミャンマー国民はよく知っており、安心できる国だ。との労働省役人の方からコメント頂きました。

デモンストレーションが最も盛り上がり、とてもわかりやすく、参加者からは、介護のことについて、よくわかった。きちんとした技術が必要で、日本式は素晴らしい と感想を話されていて、目的であった日本で介護実習を行う意味が伝わったようです。

世界中で介護人材争奪戦がはじまろうとしていますが、まずは、ミャンマー政府関係者に【介護研修=日本】というイメージをつけてもらう活動を今後も続けていきたいと思います。

追記:当日のセミナーは朝日新聞、NNA誌でも後日紹介されました。

兵庫県での外国人留学生セミナー【2018年10月20日】

神戸山手大学と(一社)日本インバウンド教育協会の主催による、外国人留学生対象のセミナー&就職相談会が10月20日兵庫国際交流会館で行われます。

神戸山手大学は外国人留学生の就職支援に力を入れているそうで、さまざまな企業様から話を伺う中で、「日本で就職したい留学生」と「留学生を雇用したい企業様」の間に、さまざまな障壁があることに気づかれたそうです。

そこで、留学生と企業様のマッチングイベントを実施。通常の合同企業説明会にとどまらず、留学生、企業様の双方がWin-Winとなるべく、セミナーも取り入れる形式となっています。

私も留学生向け と 企業向けの両方でお話させて頂くことになりました。

企業説明会は積極的に採用したい兵庫県内の優良企業を中心に約15社が参加予定。
また、在留資格、就労ビザに関する相談会などもあり、日本で働くために必要な情報が色々聞けるチャンスになっています。

ジェイサットアカデミー卒業し企業でがんばっている人材も当日登壇予定。

就活中の留学生だけでなく、日本で就職を考えている留学生など、大学コンソーシアムひょうご神戸加盟校の留学生が対象になっています。

申し込み不要ですので、ご興味のある方はぜひご参加ください。

日時 2018年10月20日(土)13:30~17:00
会場 兵庫国際交流会館3F(神戸市中央区脇浜町1丁目2-8)
▼アクセス
http://www.consortium-hyogo.jp/access/index.html
内容 セミナー (13:30~14:30)
企業説明会(14:40~17:00)
参加対象 大学コンソーシアムひょうご神戸加盟校の留学生
申込 不要
お問い合わせ 神戸山手大学 キャリアセンター(主催)
Tel:078-341-3056

ホームページ:http://www.consortium-hyogo.jp/event/2018/181020_seminar.html

 

タイ盲人協会からポンチャイ先生再び!

タイ盲人協会から来て頂いたポンチャイ先生。

ゲンキーには過去何度か来て頂き、足マッサージを主として、技術移転してもらっています。

ポンチャイ先生はミャンマーは戦車があって危険なところと長年思っていたようですが、スデダゴンパゴダをはじめ、素晴らし場所と素晴らしいミャンマーの人に感動して、今ではミャンマーをとても気に入って頂いています。

今回からは、ゲンキーに新しく入った新人らを中心、細かな技術指導を行ってもらいました。

ポンチャイ先生は英語もミャンマー語もダメですので、タイ語⇔ミャンマー語の通訳に来てもらっての指導。タイ国境出身で、普段はタイ人観光客のガイドをしている隣人が喜んでやってくれています。

今後も半年を目安に来緬してもらい、ゲンキーのスタッフ技術向上を支援して頂きます。

東大阪商工会議所のセミナーでの外国人活用セミナー

東大阪商工会議所主催の海外人材セミナーで登壇させて頂きました。

「外国人を実際に活用するポイント」と題して、中小企業が外国人を実際どのように採用し活用するのかというところをポイントに、

大阪外国人雇用サービスセンター と ハローワーク の担当官から行政としての視点 からの説明。
技能実習生受け入れ管理組合が技能実習生の受け入れ方の説明。弊社から高度技能外国人材の活用についての説明。

とそれぞれの立場から大枠でとらえることができるセミナーでした。

当日は定員70名満席。

もっと深い話がそれぞれできればよかったですが、時間的に厳しく消化不良でもありました。。。

「講座 日本語教育学」第1~6巻を大学へ寄付させて頂きました。

弊社J-SATにてミャンマーにおける出版契約をさせて頂いている「みんなの日本語」を出版しているスリーネットワーク社のご厚意で、「講座 日本語教育学」第1~6巻 までを ミャンマーで日本語を教えている大学へ寄付させて頂きました。

マンダレー外国語大学日本語学科。日本語を勉強する大学院生もいて、日本語学科長はとても喜んでいました。

こちらはマンダレーコンピュータ大学。この秋に始まる新学期から、日本語教育を第二言語として授業に取り入れてもらうべく準備をすすめています。正式に決定すれば、ミャンマーでは日本語学が単位としても認められる、はじめての外国語大学以外の大学となります。

 

神戸市主催のタイ・ミャンマーセミナー

神戸市主催のタイ・ミャンマーセミナーで、関西の経営者の方々らがJ-SATを訪問されました。

ミャンマー視察のうち、タンリン工科大学の学生50名との交流会や学長らとの意見交換会、そしてJ-SATアカデミー 技能実習生クラスの生徒ら28名との交流会など、J-SATでアレンジさせて頂きました。

なるべく多くの学生や候補者らと交流できるよう、グループに分かれてのディスカッション。それぞれのテーブルにはJ-SATスタッフが通訳として入り、活発な意見交換が行われました。

タンリン工科大訪問の翌日はJ-SATアカデミー訪問。

J-SATアカデミーに通う技能実習生候補者らと交流会を行いました。

日本の雇用事情から各企業とも関心は高く、10年以上前からベトナム人を雇用している企業経営者からは、昔のベトナムとよく似て、真面目で日本語力が高い。と評判でした。

 

工科大学マンダレーでの3Dキャド(ソリッドワークス)クラス3期生修了式を行いました。

工科大学マンダレーでの3Dキャド(ソリッドワークス)クラス3期生修了式が、シンソー学長、日本から豊橋設計社内山社長らににご参加頂き行われました。

2年前から行っている実践的3DCAD(キャド)クラス。授業が終わった放課後に行いますが、週3回はCAD授業、週2回は日本語授業 と中々ハードです。

CADクラスは、日本でもハローワークなどから受託し職業訓練を行っている豊橋設計様のプログラム。日本でも認められる技術。もちろん誰でも修了できる訳ではなく、試験は日本とミャンマーをオンラインでつなぎテストを行いました。

結果12名中、3名は不合格。9名が合格し、うち数名は日本企業への内定も決まりました。

日本でも人手不足が深刻化するCADオペレーター。より実践的な技術を在学中に身に着け、卒業と同時に就職させる流れを加速していければと思います。

 

 

ミャンマー社会福祉省とJ-SATの共催「介護セミナー」スタート!

ミャンマー社会福祉省とJ-SATの共催『介護セミナー』を9月1日エーヤワディ管区パテインで行われました。

ミャンマー政府からは、ティンゾウモー社会福祉省エーヤワディ管区ディレクターをはじめ、高齢者支援に関わる社会福祉省職員、介護施設関係者、国際NGOや地元高齢者を支援するNGO関係者など約80名が参加しました。

セミナーでは、ミャンマー政府から約1時間に渡り、ミャンマー政府が行っている高齢者支援が説明され、2010年から急速に60歳以上が人口に占める割合が増え始め、2050年には全人口の24.5%が60歳以上に達し、出生率は1.6%まで下がることを説明。将来やってくる高齢化社会に向けて、今から準備をしなければならないことが示されました。

プレゼンの中では、高齢化がすすむ日本へ行き技術や運営方法などを学ぶことも大切との説明もありました。

ジェイサットからは、日本式介護の説明からはじまり、介護士経験15年の花房いずみ氏によるベッドから車イスへの介助法や衣服の着せ替え法、老化を防ぐ体操など、日本式の介護法を出席者も参加しデモンストレーションが行われました。

出席者からは、「ミャンマーの高齢化がいがいに早くやってくることに驚き、今から準備をしないといけない」という声が多かった他、「高齢化がミャンマーより進む日本から学ぶことは多い。」との意見もありました。

ミャンマー社会福祉省とジェイサットは、同様のセミナーを1年かけて全国各地で行う予定で、将来のミャンマー高齢化社会に向けての準備を促すとともに、今月にもはじまるミャンマー人の日本への技能実習制度を使い、日本で介護技術を学び、帰国後ミャンマーで生かす方法を伝えていきます。