J-SATは25年間ミャンマーにて事業を行う実績と経験からミャンマー進出における

人材支援、市場調査、会社登記等、会社運営をトータルサポートします。

ミャンマーのつぼ~ミャンマーから西垣がお届けするブログ

ミャンマー社会福祉省とJ-SATとの共催「第2回介護セミナー」

ミャンマー社会福祉省とJ-SATとの共催 「第2回介護セミナー」をバゴーで開催しました。

パテインで行った第一回よりは参加者は少なかったものの、バゴー管区の社会福祉省ディレクターら担当役人に加え、労働省やバゴー管区選出、教育・労働・高齢者対策などの担当する国会議員の方にもご参加頂きました。

正式に日本での介護実習生派遣が始まったことをうけ、セミナーでの質疑応答では労働省の担当官から日本への介護送り出しまでの費用や訓練、受け入れ態勢など具体的な質問が飛び交いました。

ただ単に送り出すのではなく、今後ミャンマーでもも高齢化の波がやって来るが、そのための準備期間はまだあり、海外で研修を行うのは有効な対策ということが、理解して頂けました。また、シンガポールや台湾などからも引き合いはあるが、日本のことはミャンマー国民はよく知っており、安心できる国だ。との労働省役人の方からコメント頂きました。

デモンストレーションが最も盛り上がり、とてもわかりやすく、参加者からは、介護のことについて、よくわかった。きちんとした技術が必要で、日本式は素晴らしい と感想を話されていて、目的であった日本で介護実習を行う意味が伝わったようです。

世界中で介護人材争奪戦がはじまろうとしていますが、まずは、ミャンマー政府関係者に【介護研修=日本】というイメージをつけてもらう活動を今後も続けていきたいと思います。

追記:当日のセミナーは朝日新聞、NNA誌でも後日紹介されました。

兵庫県での外国人留学生セミナー【2018年10月20日】

神戸山手大学と(一社)日本インバウンド教育協会の主催による、外国人留学生対象のセミナー&就職相談会が10月20日兵庫国際交流会館で行われます。

神戸山手大学は外国人留学生の就職支援に力を入れているそうで、さまざまな企業様から話を伺う中で、「日本で就職したい留学生」と「留学生を雇用したい企業様」の間に、さまざまな障壁があることに気づかれたそうです。

そこで、留学生と企業様のマッチングイベントを実施。通常の合同企業説明会にとどまらず、留学生、企業様の双方がWin-Winとなるべく、セミナーも取り入れる形式となっています。

私も留学生向け と 企業向けの両方でお話させて頂くことになりました。

企業説明会は積極的に採用したい兵庫県内の優良企業を中心に約15社が参加予定。
また、在留資格、就労ビザに関する相談会などもあり、日本で働くために必要な情報が色々聞けるチャンスになっています。

ジェイサットアカデミー卒業し企業でがんばっている人材も当日登壇予定。

就活中の留学生だけでなく、日本で就職を考えている留学生など、大学コンソーシアムひょうご神戸加盟校の留学生が対象になっています。

申し込み不要ですので、ご興味のある方はぜひご参加ください。

日時 2018年10月20日(土)13:30~17:00
会場 兵庫国際交流会館3F(神戸市中央区脇浜町1丁目2-8)
▼アクセス
http://www.consortium-hyogo.jp/access/index.html
内容 セミナー (13:30~14:30)
企業説明会(14:40~17:00)
参加対象 大学コンソーシアムひょうご神戸加盟校の留学生
申込 不要
お問い合わせ 神戸山手大学 キャリアセンター(主催)
Tel:078-341-3056

ホームページ:http://www.consortium-hyogo.jp/event/2018/181020_seminar.html

 

東大阪商工会議所のセミナーでの外国人活用セミナー

東大阪商工会議所主催の海外人材セミナーで登壇させて頂きました。

「外国人を実際に活用するポイント」と題して、中小企業が外国人を実際どのように採用し活用するのかというところをポイントに、

大阪外国人雇用サービスセンター と ハローワーク の担当官から行政としての視点 からの説明。
技能実習生受け入れ管理組合が技能実習生の受け入れ方の説明。弊社から高度技能外国人材の活用についての説明。

とそれぞれの立場から大枠でとらえることができるセミナーでした。

当日は定員70名満席。

もっと深い話がそれぞれできればよかったですが、時間的に厳しく消化不良でもありました。。。

神戸市主催のタイ・ミャンマーセミナー

神戸市主催のタイ・ミャンマーセミナーで、関西の経営者の方々らがJ-SATを訪問されました。

ミャンマー視察のうち、タンリン工科大学の学生50名との交流会や学長らとの意見交換会、そしてJ-SATアカデミー 技能実習生クラスの生徒ら28名との交流会など、J-SATでアレンジさせて頂きました。

なるべく多くの学生や候補者らと交流できるよう、グループに分かれてのディスカッション。それぞれのテーブルにはJ-SATスタッフが通訳として入り、活発な意見交換が行われました。

タンリン工科大訪問の翌日はJ-SATアカデミー訪問。

J-SATアカデミーに通う技能実習生候補者らと交流会を行いました。

日本の雇用事情から各企業とも関心は高く、10年以上前からベトナム人を雇用している企業経営者からは、昔のベトナムとよく似て、真面目で日本語力が高い。と評判でした。

 

工科大学マンダレーでの3Dキャド(ソリッドワークス)クラス3期生修了式を行いました。

工科大学マンダレーでの3Dキャド(ソリッドワークス)クラス3期生修了式が、シンソー学長、日本から豊橋設計社内山社長らににご参加頂き行われました。

2年前から行っている実践的3DCAD(キャド)クラス。授業が終わった放課後に行いますが、週3回はCAD授業、週2回は日本語授業 と中々ハードです。

CADクラスは、日本でもハローワークなどから受託し職業訓練を行っている豊橋設計様のプログラム。日本でも認められる技術。もちろん誰でも修了できる訳ではなく、試験は日本とミャンマーをオンラインでつなぎテストを行いました。

結果12名中、3名は不合格。9名が合格し、うち数名は日本企業への内定も決まりました。

日本でも人手不足が深刻化するCADオペレーター。より実践的な技術を在学中に身に着け、卒業と同時に就職させる流れを加速していければと思います。

 

 

ミャンマー社会福祉省とJ-SATの共催「介護セミナー」スタート!

ミャンマー社会福祉省とJ-SATの共催『介護セミナー』を9月1日エーヤワディ管区パテインで行われました。

ミャンマー政府からは、ティンゾウモー社会福祉省エーヤワディ管区ディレクターをはじめ、高齢者支援に関わる社会福祉省職員、介護施設関係者、国際NGOや地元高齢者を支援するNGO関係者など約80名が参加しました。

セミナーでは、ミャンマー政府から約1時間に渡り、ミャンマー政府が行っている高齢者支援が説明され、2010年から急速に60歳以上が人口に占める割合が増え始め、2050年には全人口の24.5%が60歳以上に達し、出生率は1.6%まで下がることを説明。将来やってくる高齢化社会に向けて、今から準備をしなければならないことが示されました。

プレゼンの中では、高齢化がすすむ日本へ行き技術や運営方法などを学ぶことも大切との説明もありました。

ジェイサットからは、日本式介護の説明からはじまり、介護士経験15年の花房いずみ氏によるベッドから車イスへの介助法や衣服の着せ替え法、老化を防ぐ体操など、日本式の介護法を出席者も参加しデモンストレーションが行われました。

出席者からは、「ミャンマーの高齢化がいがいに早くやってくることに驚き、今から準備をしないといけない」という声が多かった他、「高齢化がミャンマーより進む日本から学ぶことは多い。」との意見もありました。

ミャンマー社会福祉省とジェイサットは、同様のセミナーを1年かけて全国各地で行う予定で、将来のミャンマー高齢化社会に向けての準備を促すとともに、今月にもはじまるミャンマー人の日本への技能実習制度を使い、日本で介護技術を学び、帰国後ミャンマーで生かす方法を伝えていきます。

日本人+α=外国人材 という新しいコンセプトの海外人材活用スタイル

大手コンサルティング会社、株式会社船井総合研究所に関わる6000社の中から、社会への貢献が期待できるグレートカンパニーアワードにて「働く社員が誇りを感じる会社賞」を授賞した新日本ビルサービス。

この会社に4名のミャンマー人技能実習生が着任しました。

約1年前にJ-SATアカデミーに入学した彼女ら。技能実習生であっても日本語会話が不自由ないレベルまで引き上げ、ビジネスマナーを徹底教育してきました。

日本語やビジネスマナーも大切ですが、ジェイサットで大切にしているのは、「日本からミャンマーに戻った後どう過ごすのか?」そのためには「日本で何を勉強して、どう過ごすのか?」それらを実現するために、入学当初から「チューター制」「担任制」を導入しています。

技能実習生といえば、日本で働くことばかりが注目されますが、人生の中で日本で働ける期間は短く、ミャンマー帰国後には30年以上残されています。帰国後の人生設計を明確にすれば日本での技能実習生活も有意義なものになると考えています。

日本語が話せると実習生でもこんなに活用幅が広がるのかと、初日から驚かれた感想を頂きました。

日本人+α=外国人材 という新しいコンセプトの海外人材活用スタイルを提案しています。

 

J-SATアカデミー卒業生がJ-SAT訪問!

今年3月末に日本にある株式会社イングコーポレーションに入社したJ-SATアカデミー卒業生のエンジニア チュエ・ホン・タンさん。

日本では、来日直後から日本語でのコミュニケーションは問題なく、さらに英語もできることから、マレーシアやアメリカの企業と英語でもやり取りし、毎朝の清掃など他の日本人社員の模範ともなる行動もしているそうです。
約5ヶ月経過し、早くもミャンマー出張が命じられ、J-SAT事務所に挨拶に来てくれました。
日本人採用の補充に海外人材ではなく、プラスαを生む新しいスタイルのミャンマー人材活用法!
どんどん進めていきたいと思います!

第7回J-SATアカデミー交流会

年に2回行っている、J-SATアカデミー交流会。今回は第7回になりました。

目的は、エンジニアクラス、技能実習生クラス、介護実習生クラス 職種や学歴が違えど同じJ-SATの仲間。それは日本に行っても、日本からミャンマーに戻っても同じ。同じ目標を立て、同じ苦労をした人しかわからない、J-SATマインドを持つもの同士、将来も助け合うための交流会。

プログラムでは、各クラスの紹介やスピーチコンテスト、そして各クラスの歌や踊りなどの出し物などがありますので、クラス一体となるいい機会になっています。

毎回驚かされるのはスピーチコンテスト。その日本語力もですが、それよりもその内容。

景気が急速に減速する中、大学進学率が10%を切る難関をくぐり抜けたにも関わらず、就職は厳しい状況が続いています。先日も弊校に通う生徒では、唯一の家計を支えていた父親が病に倒れ休学せざるえないなど、生活状況から通えなくなっている状況もまだまだあります。

優勝した生徒のスピーチ内容は、日本の戦後を思わせる、涙を流してしまう内容。これが今の20代前半の若者の現状です。

Aung Thet Win(EN-21) のYouTube Link : https://youtu.be/FlQujeRW6cE

二位の生徒のスピートは、アリババのジャックマーについて。

Ye Lin Htun(EN-22)
YouTube Link : https://youtu.be/LGy9meRZ3MA

三位の生徒のスピーチは、ミャンマーらしい家族愛について。

Shwe Yi Min Nwe(J-2)

YouTube Link : https://youtu.be/xEiFAn0qWig

J-SATアカデミーOBらがミャンマー社会を作ります!

 

ミャンマーに帰ってきた技能実習生とこれから日本へ行く技能実習生

J-SAT Academy(送り出し機関はMIBTI=Myanmar International Business Training and Internship General Service Co.,Ltd. <http://www.mibti.jp/>) は、当初工科大卒のエンジニア中心に日本へ送ってきていましたが、実は少なからず技能実習生として日本へ送ったケースもありました。

その先発隊2名が今年3年間の技能実習を終えミャンマーに帰国。帰国翌日に弊社に来て、日系企業就職の登録を行いました。

彼らは道路建設会社に働きに行き、毎日日本で習得した技術をノートに書き込み、ミャンマーで生かす方法を考えて3年間過ごしてきました。受け入れて頂いた会社からは、親身に技術を伝えて頂き、すばらしい成果をもってミャンマーに戻ってきました。もちろん、日本語も問題なく上達して帰ってきました。

今、ミャンマーでは多くの建設会社ができる人材を求めているところで、彼らはどちらかといえば選ぶ立場にありましたが、研修した道路建設にこだわり、1名は自ら出資もした建設会社で働くことを決意し、インドとミャンマーの国境地帯で道路建設をエンジニアとして参加することにしました。もう一人は日系大手建設コンサルティング会社での仕事が決まりました。

技能実習生といえば、何かと暗いイメージがありますが、きちんとルールに従い、その目的を遂行すれば、きちんとした未来を描くことができますことが証明できました。

弊社では技能実習生コースはまだ1年前に始めたばかりで、ようやく今月一期生が卒業します。来月から技能実習生コースは4期生が入学してきます。

どんな業種でも送り出すのではなく、ミャンマー国内で生かせる業種、そして日本語とビジネスマナーを約1年間しっかり教育して、日本語を使って働くのに問題ないレベルにて送り出す。ミャンマー帰国後の目標を明確にしてから送り出し、滞在中もその目標に向かってがんばる彼らをサポートし、ミャンマーへの帰国後もフォローする。

我々J-SATのミャンマー人送り出しは、中国人やベトナム人など外国人の置き代わりではありません。少子高齢化になった日本人労働者の置き代わり。

ただ単に日本語を話せるミャンマー人を集めて日本に送るのではなく、J-SATマインドを理解したJ-SAT卒業生が日本・ミャンマーで活躍できる場を作る。これがJ-SATアカデミーの役割です。