J-SATは25年間ミャンマーにて事業を行う実績と経験からミャンマー進出における

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ミャンマーのつぼ~ミャンマーから西垣がお届けするブログ

技能実習生制度における技術移転とは?

国際人材協力機構(JITCO)主催の【第28回外国人技能実習生・研修生日本語作文コンクール】に応募した日本で働いている各国の技能実習生の作品(2971編)の内、ジェイサットアカデミー卒業生である技能実習生一人が入賞しました!

まずはご一読ください!

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彼女は今、ビルの清掃やベットメイクの研修をしています。

来日当初、友達から、大学卒業して掃除の仕事をやっていることが恥ずかしくないのか?とよく聞かれ、自分でも恥ずかしく感じていたそうです。
ところがある日、自分がベッドメイクした部屋に宿泊したお客様が、その仕事ぶりに、笑顔で感謝してくれたそうです。
そして、自分が行った仕事がお客様に喜びになることが、私にも喜びになることに気づいたそうです。

技能実習制度とは、OJTを通して技術移転する制度と認識をしています。日本で学んだことが帰国後生かされていないのがこの制度の問題と言われることも、しばしばあります。

私は技能実習制度は、日本で学んだ職務内容・技術をそのまま移転することだけが目的ではないと考えています。日本人でも、転職し同じ職務内容をやり続ける人は多くはないと思います。もちろん転職時に前職の職務内容に固執することはありますが、採用側もそれがすべてではなく、前職の仕事の経験は職務内容が違っても使える部分が多いと理解していると思います。

今回入賞した彼女は、まだ来日半年です。研修期間3年間でN1を取得しようとする彼女の日本語習得意欲もあり、彼女が研修を終えミャンマーに帰国したら、ビルメンテナンス業以外の企業からも採用依頼があるのは間違いありません。「お客様に喜んでもらうことが生きがい」というスキルを学んだ彼女の技能実習生活は、今のところ成功だと感じます。

最近よく聞かれるのは、有料介護施設がほとんどないミャンマーに、介護技能実習生は意味があるのか?ということ。ミャンマーが高齢化社会に入るのは30年後。当然、それまで介護需要など多くはありません。

介護研修からは介護技術以外にも、多くのことが学べるに違いありません。
彼女らは研修後帰国し、すぐに介護施設で働かなくてもいいと思っています。他の職種でも十分日本で習得した技術を移転してくれるのではないでしょうか。

さらに言えば、日本にいく介護技能実習生の多くは20代前半。30年後といえば50歳前半。帰国後すぐに介護の仕事がないとしても、彼女らが40歳後半になる頃は経営者として、現場責任者として必要とされていると容易に想像できます。

彼女の作文の最後はこの言葉で〆られています。

「日本の技能実習生の皆さんにも、ぜひ自分の仕事の素敵な価値をみつけて欲しいです」

福井の介護施設で活躍中です!

福井市にある介護施設「新生会」で研修する、J-SATアカデミー介護技能実習生5名。施設に着任し半年が経過し、その活躍が毎日新聞に取り上げられました。

この施設からは、採用前から頻繁にミャンマーにお越し頂き、採用後も来日までに数回現場担当の方も含めお越し頂いています。

様々準備して頂きましたが、外国人材受け入れに完璧はなく、着任当初は様々問題もありました。一つ問題が発生したらそれを解決、と根気よく対応して頂き、人材は安定してきました。課題も多々見つかり、これらをミャンマー側にフィードバックし、できる限り日本へ行く前に解決できるよう、我々も挑戦が続きます。

経済発展にはインフラ整備が重要を再認識

3月末から取り組んでいるJ-SATアカデミーのオンライン授業やコロナ期間中の取り組みがNNAの見出しで大きく紹介されました。

当初の予想を上回るミャンマーのオンライン化普及。記事にもありますが、平均年齢28歳という若さとスマートフォン普及率に加え、日本のODAによるネットインフラ構築が想定以上に効いているように感じます。ミャンマーのネット環境は、ハードはファーウェイ、ソフトはKDDIですから、最強です!

しかもデータ通信料金は1.2GBで100円と安く、地方からヤンゴンに来て滞在しながら学校に通う方より、実家からオンラインの方が圧倒的に安く授業を受けることができます。

日本語学習だけであれば、オンラインのみでもある程度可能ではありますが、日本で働く訓練はオンラインではなかなか難しく、上手く両立していくことが求められそうです。

先月号のJ-SAT通信でもお伝えしましたが。日本企業で働きたい登録者の登録もオンラインで行っています。

日本企業との面接もオンライン。技能実習生やエンジニア(高度人材)採用では、以前から日本にある日本企業とヤンゴンのさくらタワー事務所をオンラインでつなぎ面接や会社説明会を行っていましたが、今回は、候補者がほぼ地方に戻ってしまっている状態ですので、各自の自宅から参加。

意外にもこれがよかった。ラカイン州から、サガイン管区、エーやワディ管区等々、地方様々な場所から同時にオンラインで面接。自宅からのオンラインということで、候補者の家庭環境も垣間見れ、何より、時間通りにログインし、服装もきちんとできているかである程度スクリーニングができます。ヤンゴン事務所での面談は我々が準備をしていましたが、日本にいけば自ら行わないといけないのは当然。いい面接になっています。

日本でもミャンマーでも、コロナ禍で大変な状況になっています。もちろん弊社も打撃を受けています。が、ここまでオンライン化できたのは、コロナなしでは成し遂げられませんでした。

2008年10万人以上が亡くなったと言われるサイクロン・ナルギス。【ミャンマーを知るための60章(明石書店)】で書きましが、シティマートなど輸入品を扱うショッピングセンターに、今のように一般の人が普通に通うようになったのは、この被災への寄付品で、品質のよい商品に触れたことがきっかけになった。と当時、シティマートの社長が話していました。

コロナのおかげで会社が成長できた!と数年後振り返りができるよう、さらにエンジンかけていきます!

日経MJにJ-SATアカデミーオンライン授業!

2020年6月5日発売の日経MJにJ-SAT Academyのオンライン授業を取り上げて頂きました!

写真はオンライン授業受講中の弊校生徒。
見てわかる通り、外です!!!

ほとんどの生徒は地方出身者で、現在地方にいます。
少し前ならミャンマーでオンライン授業など考えられなかったのですが、日本のODAのおかげでミャンマー国内のネットは快調!しかも安い!(日本が高すぎのような・・・)

経済発展にインフラが重要ということがよくわかります。

オンライン授業は生徒も先生も大変ですが、メリットも多くあります。その一つがこのように、生徒の生活が見えること。どんなところで生まれ育ったのか。

生徒も先生もオンライン学習頑張ってます!

 

 

本日発売の朝日新聞に紹介して頂きました。

本日、2020年6月20日付 朝日新聞朝刊 国際面 にて、4月末に取材して頂いたオンライン面接などが紹介されました。

オンライン面接は想定外なメリットも多く、今後も続けていく予定です。

ミャンマーやベトナム、インドネシアの厳しい状況が伝えられており、ミャンマーも例外ではないですが、日本語学習者数がついにベトナムを上回ったことから強い期待が寄せられています。

ミャンマー国内では日本入国は来年になる、というような噂が広がっていて、不安に思っている人、あきらめている人も少なくありません。

一日も早くミャンマーの人たちが日本へ入国できる日を切に願っています。

シンJ-SATヤンゴン事務所は稼働しています!

J-SATヤンゴン事務所はミャンマー政府にCOVIT19対策の安全性を確認して頂き、2020年5月12日に営業許可を頂きました。

2020年3月18日からJ-SATアカデミーの日本語教育が遠隔授業になり、そこから怒涛のスピードで、できる限り業務をオンライン化、非接触型にすることに着手。ミャンマー暦正月である4月の10連休も、社員ら一部を含め休日返上で連日打ち合わせ。(アリババがSARSの隔離中にタオバオを作ったように!)

「J-SATの本質を変えないために、作り変える!」

社内にあったデータサーバーをサーバー上に移設し、新システムは既存のやり方に合わせるのではなく、現状を見て将来を見据えたゼロベースから構築、試行錯誤を重ねています。

今月から本格的に新システムを運用開始し、一日のミャンマー人求職登録者数は、新型コロナ感染拡大前に戻るだけでなく、以前を超える日も出始め、シンJ-SAT第二形態に進化しました。まだまだ改善の余地はありますので、精度を高め第三形態へ、ミャンマーの人と日本企業を繋げていきたいと思います。

そして、こちらも新コロ感染拡大以来、はじめての日本の番組ロケが無事終わり、さらにはじめてのミャンマー進出リサーチ案件が入ってきました。

昨年12月に行われたJLPT日本語検定試験では、日本語能力試験応募者は38,558名、技能実習生候補とも言われるN4とN5の受験者数は29,718名まで増加。ベトナムでのN4とN5受験者は21,089名と、ついにベトナムを抜きました。

まだしばらくコロナ余波が続き、第2波、第3波もおそらく訪れるとは思いますが、ミャンマーは国も国民も、まだまだ成長し続けます!

弊社では今年度も公的機関のミャンマー関連を担当しています。ぜひご活用ください!

ジェトロ・ヤンゴン事務所
中小企業海外展開現地支援 ヤンゴン・プラットフォーム
https://www.jetro.go.jp/jetro/overseas/mm_yangon/platform.html

 

中小機構 海外展開ハンズオン支援
https://www.smrj.go.jp/sme/overseas/consulting/advice/index.html

大阪府 大阪ビジネスサポートデスク
http://www.pref.osaka.lg.jp/keizaikoryu/promotiondesk/

福岡県 福岡アジアビジネスセンター
https://www.f-abc.org/

 

 

コロナ対策で労働者の海外派遣手続きが停止されました。

ミャンマー政府労働省から、海外への労働者派遣に関わる手続きと新規の申請受け付け中止や、日本語学校の閉鎖等が3月18日から実施されるとの通達が3月17日15時にありました。

新型コロナウイルス感染症対策の一環で、相変らずの突然通告ではありましたが、1週間前ぐらいから、その噂がありましたので、J-SATアカデミーではその対策も事前に行っており、18日中に何とかスムースに在宅学習に切り替えることができました。

カリキュラムは予定通りに行えるような仕組み作りを行い、来日が今回の在宅学習で遅れないよう、スマホなど活用しフォローしていきます。毎週試験もあり、在宅学習終了後には、編入試験もありますので、生徒らは気を抜けません!

生徒らは(先生も)、宿題が多すぎて(準備が多すぎて)通常授業の方が楽!と、口々に話しています、(笑)

幸い、水祭りは中止ですので、勉強に集中できますし・・・。

生徒らは、来日後に勤務しながら日本語の在宅学習が待っていますのでその練習、弊社としても遠隔管理・学習は、5G時代が到来するミャンマーでは、日本語教育の幅が広がります。

コロナで大変ではありますが、これを機会としてJ-SATアカデミーは、様々前進していきたいと思います。

尚、刻一刻と状況が変わってはいますが、コロナがなくともミャンマーの4月はミャンマー歴正月で10連休です。今回の労働省の処置により、エンジニアや技能実習生、特定技能生らのミャンマー側出国手続きが1カ月ほど遅れることになるかと思われます。ただ、これは4月末に政府手続きが再開した場合で、まだまだ予断は許しません。

ジェイサットアカデミー第10回目交流会

ジェイサットアカデミー第10回目 交流会が開催されました。

今回もスケジュール厳しい中、素晴らしく感動的な交流会でした。スピーチコンテストの入賞者をご覧くださいませ!

初級レベル大会優勝者
第1位
名前  :イ- ユェ アウン
クラス :実習生クラス-8
学習期間:6ヶ月目
テーマ :私の一番好きな映画

リンク :  https://youtu.be/BGtkMxMU1FI

第2位
名前  :プ- ミャッ チェ リー
クラス :介護クラス-8
学習期間:5ヶ月目
テーマ :私の夢

リンク : https://youtu.be/V54dpzUnk5I

中級レベル大会優勝者
第1位
名前  :ミン コ テッ
クラス :Kクラス
学習期間:8ヶ月目
テーマ :心に残っている言葉

リンク : https://youtu.be/CDcK7K7VBKU

第2位
名前  :ト- ジン ミィン ウー
クラス :エンジニア-27クラス
学習期間:10ヶ月目
テーマ :私を変えた出来事

リンク :  https://youtu.be/3PS25Uwnt7Y

J-SAT Academy 卒業の技能実習生がテレビに登場!

J-SATアカデミー卒業生が森崎ウィンさんと対決!

技能実習生として日本で研修するJ-SATアカデミー卒業生が、都内ホテルでの業務に励む様子ご紹介した番組が、ミャンマーの放送局MNTVにて1月4日(土)の20時~21時に放送されました。

人気番組「Win’s Shooow Time! 」の中で紹介され、森崎ウィンさんとベットメイク対決。番組では、日本での生活や働くことの意義や仕組みや魅力についても紹介されています。

ミャンマーの人は日本を知っていますが、日本で働くことや生活を知る人はとても少ないです。同じ職種の仕事でも日本とミャンマーでは業務が異なる場合も多いです。

日本で働きたいミャンマーの人の多くは、日本へ行くことが目的になっていて、どんな仕事をしたいか、何をやりたいか、が曖昧な場合が多いと感じます。

日本での目的が具体的であればあるほど、日本での仕事ぶりが評価される場合が多く、こういった動画が日本の仕事を伝える一番のいい方法ですので、こういった番組がどんどん制作され、日本で働きたいミャンマーの人が見てくれたらと思います。

週刊東洋経済にインタビュー掲載して頂きました。

週刊東洋経済の年末恒例企画、2020年大予測。外国人労働者受け入れのところで、インタビューして頂き、記事を掲載して頂きました。

外国人材受け入れ政策は「川下から川上へ」、「新制度を見直す前に、既存の技能実習制度の見直しを」、外国人採用がわからない・難しい等々、様々な問題を解決するには「見える化」が大切。などなど、ミャンマーで人材を集め、育成し、紹介している立場から感じる部分をまとめて頂きました。

文字数が限られる中、伝えたいことはたくさんありお伝えしましたが、伝えたいことを簡潔にまとめて頂けました。プロは違います。

ミャンマーから海外へは年間20数万人が出稼ぎに行っています。うち、日本に行く人材は数パーセントに過ぎません。数パーセントだからこそ、きちんとしたミャンマーの人には日本を選んで欲しいと思います。

ミャンマー政府認可の日本送り出し機関だけでも260社を超えました。ライセンスを取得せず、ミャンマー政府へ無許可で高度人材を日本に紹介している業者などもいます。弊社が紹介できるミャンマー人材は限られていますが、人数少なくも、モデルとなるような理想的な海外人材活用を、ここミャンマーから世界に発信していき、普及させていければと感じます。