J-SATは25年間ミャンマーにて事業を行う実績と経験からミャンマー進出における

人材支援、市場調査、会社登記等、会社運営をトータルサポートします。

ミャンマーのつぼ~ミャンマーから西垣がお届けするブログ

第8回目社会人視覚障碍者向けマッサージ育成講座の修了式

今年で8回目を迎えた社会人視覚障碍者向けマッサージ育成講座の修了式に参加しました。

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ゲンキーから指導者と講座費用、場所と生徒募集はチミダイン盲学校が担当し運営。今年は12名が無事修了することができました。

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このコースは全国100店舗近くある視覚障碍者マッサージ店には有名で、どこからも卒業生が欲しいと依頼が殺到しています。

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視覚障碍者マッサージ店第一号のゲンキー設立を立案して節目の10年目。
この節目に、来月、開店当時から働いているスタッフが独立します。ゲンキーの暖簾分けをするので、ゲンキー3号店となります。

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もともと独立するための施設施設がゲンキーの設立趣旨。
長年働いたベテランらが、どんどん巣立ち、そして新しい新人が入ってきて技術とサービスを勉強して独立する。その仕組みがようやく、10年目にして実現できそうです。

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人材育成奨学計画と初等教育カリキュラム改訂プロジェクト

先日、日本政府とミャンマー政府との間で、総額6億2,000万円を限度とする無償資金協力「人材育成奨学計画」の交換公文の署名が行われました

https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_006079.html

これにより、最大48名の若手行政官等が日本の大学に留学することになり,将来ミャンマーの各分野で同国の開発課題の解決に貢献することが期待されるとともに,日本とミャンマーの相互理解や友好関係の構築に寄与することが期待されています。

日本政府から様々な支援がミャンマーに行われていますが、そんな中でも「初等教育カリキュラム改訂プロジェクト」は時間はかかるも国を変えるすごいプロジェクトと感じています。

ミャンマー語、算数、英語を始めとした主要5教科だけでなく、音楽や図工、体育、生活など全教科に及んでおり、日本政府として全教科を担当するのは世界でミャンマーだけだそうです。
これが実現したのは、当時の教育相が日本の大学に留学経験があったためトップダウンで決まったそうです。そういえば、工科大も日本に留学経験ある大臣が、効果大には実験設備が必要と日本式の工科大を目指し、様々な実験設備を導入しました。残念なのは両大臣とも他界してしまったこと。
工科大の実験設備は埃をかぶっていますが、教科書の方は着実にすすんでいます。

日本のNGOが地方の公衆衛生プロジェクトでは、「手を洗いましょう!」「せっけんを使いましょう!」とよくやっています。それが一番大切なのですが、できていない。しかしながら小学1年生の教科書にはそれが登場します。工場管理でQCを教えてる前に、まずQCはなぜ必要なのかと説明しないと、なかなかミャンマーのワーカーには伝わりません。

ある日本の医療系大学の方とお話する機会がありました。
世界中から医学を学びに留学されているそうですが、入学当初はミャンマーの医大生だけが、極端に学力が低いそうです。ところが入学後、急カーブでその能力差は埋まり、1年後には追い付き、追い越すのだそうです。

この教科書プロジェクトがもたらす未来のミャンマーは楽しみです。

「ミャンマーに来る~今後について」の寄稿をしました。

ヤンゴンプレスという日本人向けフリーペーパーで2018年1月号から3月号まで、3回短期連載の寄稿をしました。

といっても私が文章を作ったのではなく、私が話してインターンで来られている朝比奈さんにすべて作成しました。こんなにきれいにまとめて頂き本当に彼女の能力の高さには驚かされます。

許可をもらって、ホームページに転記しましたので、ご笑覧くださいませ。
(これまで書いてなかった内容もかなり入れています。)

ミャンマーにやってきた経緯(第一回)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

独立してからミャンマーブームが来るまでの13年間(第二回)

今後向かす方向性(第三回)

 

 

技能実習生の在留延長・新たな資格創設へ

今朝のNHKおはよう日本からニュースを二つ。

 

「外国人実習生 在留期間延長検討」と「海外で人材育成 高専の新たな戦略」

一つは技能実習生の日本での在留期間を拡大。もう一つは、モンゴルやタイで日本の高専が人気でエンジニアが育つも、日本では就労ビザ資格がもらえず困っているというもの。
最近は技能自習性枠拡大、期間延長などが注目されていますが、それらは当然必要として、日本企業を回っていてよく聞く問題点は、別のところにあるのではと感じます。

高卒や大卒などの日本人採用が難しくなっているという企業が増えているように感じます。ポイント制の高度過ぎる外国人材でもなく、技能実習制度のようなブルーカラー外国人でもなく、いわゆる普通の大卒エンジニアやニュースにあったような高専卒業のエンジニアを雇用したいニーズがかなりあると思われます。

現在、日本の入国管理局が外国人の日本国内での就労に関して認めているのは、(2世などを除いて)極端に言えば、極僅かな高度な人材とワーカーの外国人。いわゆる中間の普通の外国人に対して、就労ビザが出にくいというのが問題なのではと感じています。

昨日は日本経済新聞で、「外国人の就労、マイナンバーで把握」としてマイナンバー法を改正し、在留資格と紐づけするとの記事がありました。

日本語学校留学が今も人気のミャンマーですが、働くための留学がまだまだ主流です。週28時間以内という就労制限があるものの、給料手渡しのアルバイトがあるので問題なく稼げると思っている人がほとんど。

以前はミャンマーの人が日本で働く道は少なかったので、今も働ける日本語学校留学が人気ですが、技能実習制度で働ける職種が広がり、さらに期間も延長となれば、日本語学校留学は日本語や大学・専門学校で勉強したい人、働きたい人は技能実習制度もしくは就労許可を取って日本へ渡航という、本来の姿がようやく実現できるのかと期待しています。
技能実習生を求める企業は、以前は賃金を抑えたい企業が中心でした。と最近は人手不足なので、賃金ではなくとにかく人材が欲しい企業が増えてきており、技能実習生を求める企業も二極化してきているようです。

今の技能実習制度でこの二極化した企業を同じ仕組みで受け入れるのは限界がきているのではないでしょうか。全く新しい制度、いわゆる高度過ぎず、ワーカー過ぎない、普通の外国人が日本で働けるシステムの登場を強く期待しています。

大阪ビジネスサポートデスクによる海外ビジネス展開支援

大阪ビジネスサポートデスクによる海外ビジネス展開支援

大阪府では、アジア7地域(インド、インドネシア、タイ、フィリピン、ベトナム、マレーシア、ミャンマー)に拠点(「大阪ビジネスサポートデスク」)を設置しており、ご希望の条件に合った取引候補先企業のリストアップ、現地でのアポイント調整等の出張支援、市場調査等の海外展開支援を有料で行っております。

平成30年度もミャンマーは弊社J-SATが受託させて頂きました。

取引候補先企業のリストアップでは、ご希望の条件にあう取引候補先を、評判などを踏まえて10社程度抽出。リストには会社名、代表者、住所、連絡先などはもちろん、可能な範囲でコンタクトパーソンも記載します。さらに、リストアップした中でご興味のある企業があれば、取引などの意向確認の結果も提示します。

また、現地での出張支援では、通訳・車などの手配から現地企業とのアポイント調整、ブリーフィングまでワンストップでご支援します。

 

 

 

沖縄にてミャンマー人材シンポジウムを行いました。

日本と送出国が 技能実習を適正かつ円滑 に行うために連携を図ることを目的として、送出国との間で二国間取決め(協力覚書)がミャンマー政府との間で締結しました。

これにより、益々日本とミャンマーでの人材交流がすすむことになると思います。

今年の水祭り期間中は沖縄を訪問していました。
生まれて初めての沖縄。沖縄について知らないことばかりでとても勉強になる中身の濃い4日間を過ごさせて頂きました。
ご案内頂いた関係者の方がにあらためてお礼申し上げます。

主目的は沖縄の方々にミャンマー人材を紹介することにありました。
沖縄は全国でも失業率が高いことで有名で、それにより海外人材には積極的ではなかったようです。ところが、人口143万人に対して939万人の観光客が訪れるようになり、さすがに人材不足で大変な状況になってきていました。

ちなみに私はバンコクからピーチ航空で沖縄へ。飛行時間は4時間半。乗客はほぼ満員、日本人は10%以下という感じでした。

沖縄で働く外国人は少ないようでしたが、そんな中でもネパールの方が多く働いていたようです。ミャンマーの人はまだということで、海外人材活用でミャンマー人材活用セミナーを開催して頂きました。
初めての海外人材活用シンポジウムということで、沖縄タイムス、琉球新報ともに取り上げて頂きました。参加者は金融機関や始業関係、県の方々を中心に、80名を超え、関心の高さがうかがえました。

「足元の人材不足対策だけでの雇用ではなく、彼らが母国に帰ってからの人生も含めた長期的視点での海外人材採用」、「送り出し機関と受け入れる側とのしっかりした連携が大切」などに同調して頂け、とてもいいスタートを切ることができました。

今回アレンジして頂いた沖縄の方々は一応に、「沖縄のために」「ミャンマー人材を通しての民間外交」を挙げておられ、「ミャンマーのために」と送り出す弊社とも同じベクトルを向いていることを感じ、また気候だけでなく、沖縄の多様な文化を受け入れてきた歴史など、ミャンマーの人に合っていると、弊社ミャンマー人スタッフも感動していました。

ぜひいい事例を作り、沖縄とミャンマー いい関係づくりができればと思います。

追伸:沖縄みやげ といえば 「ナンポーの紅芋タルト」
弊社スタッフにはこれが大人気。ミャンマー人材シンポジウムよりも「紅芋タルトが最重要!」と社員からのメッセージもありました。。。ミャンマーへのお土産にはぜひどうぞ!

 

 

2018年4月12日から4月18日まで正月休暇になります。

弊社は2018年4月12日から4月18日まで正月休暇に入ります。

休業中にいただいたメールのお返事は19日以降になりますので予めご了承くださいませ。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

We would like to inform that our office will be close from 12th April 2018 to 18th April 2018 because of Myanmar new year holidays. If so,we can reply the mails that you sent during this period about 19th April 2018.
Thank you for your continuous support.

九州経済国際化推進機構、富山県薬業連合会、福岡ニュービジネス協議会の手配致しました。

九州経済国際化推進機構(九州経済産業局・九州経済連合会) と 富山県薬業連合会 からの視察団の企業交流会の会場などの手配を同次官、同ホテル で手配させて頂きました。さすがに、全く同じ時間に同じホテルでほぼ同規模の手配は初めての体験でした。

当日は日本語通訳だけで25名以上、大部分が弊社社員が担当するからこそできた、イベントでした。もちろん、それぞれの団体の方々のサポートのおかげで無事終えることができました。ありがとうございました。

ヤンゴン市と福岡市で姉妹提携になったことから、九州からの視察団は多く、その1週間後も九州電力会長、福岡貿易会長らの視察団も弊社で一部コーディネートさせて頂きました。

昨年末には富山県副知事が来られた視察団があり、続いた視察。富山県は外国人に対してすすんでいる県で、技能実習生のために行う文化・伝統行事及び自然体験事業や、地域住民と交流する行事等へ参加支援などに必要な費用を助成することで、地域共生の推進や技能実習生の富山ファン化を図っています。また、訪日観光客による経済効果を取込むため、県内の商店街における外国人旅行者の受け入れ態勢整備にかかる利便性向上、接客力向上、情報発信等の取組みを支援しています。

どんな外国人材でもいい訳ではなく、いかに優秀な人材に来てもらえるか、業種、都道府県に関係なく、魅力的な企業に優秀な人材が集まるという意味では、日本人も外国人も同じのように感じます。

タンリン工科大寄付授業の工場訪問と修了式

昨年11月から始まったティラワ経済特区(SEZ)近隣近郊のタンリン工科大学における日本のものづくり技術講座(AMEICC寄付講座)。安倍首相がアジアにおいて今後3年間で4万人の人材育成を支援する産業人材の育成構想が発表されたのを受けて始まった講座の一つで、まさにミャンマーに最も必要な支援の一つと思っています。

PLC(論理制御装置)を使用した自動制御の実践力の授業から、弊社中山による、ビジネスマナー基礎講座、面接の仕方、そして今回はティラワ経済特区にある日本企業の中から、講座をもって頂き、企業側からみた講座、そして、今回は3つのグループに分けて、日本企業を訪問する講座でした。

企業訪問した学生からは、大学のすぐ近くにありながら、はじめてティラワ経済特区のことを知って驚いた、仕事のことがわかった など、まだまだ仕事の基礎知識が不足しているミャンマーの学生に効果的な機会となりました。

あとは、インターンが残されており、それで1クールが終わります。これらが3クール続きます。

先日修了式を行った1クールは50名。ビジネスマナー講座のテストでも全員が90点以上の得点。仕事を任されたら、確認すべきことは?(模範解答:期日の確認など)、ビジネスマナーはなぜ大切ですか?(模範解答:チームワークで仕事するためにはルールが必要など)などなど、基本的ですが、実は以外に知られていない大切なとこをを伝えました。

ここミャンマーの新卒には、ホウ・レン・ソウ を伝える前に伝えるべきことがたくさんあります。

日本企業で働きたい優秀な学生を中心に集めており、今年後半には就職フェアも行います。どういう結果になるか、今から楽しみです。

エンジニア19クラスの修了式

19クラスの修了式が行われました。

毎回毎回、そのクオリティーが高くなり、今回も涙、涙の修了式でした。

「あ」から勉強して10ヶ月。スパルタ教育でついていくのだけでも大変な学校ですが、印象的だったのは、みなが日本語習得に感謝していたのではなく、ビジネスマナーやチームワーク、挨拶の大切さ を学んで感謝しているということでした。
日本語も彼ら、彼女の習得はすごく、ほぼ問題なく会話できます。日本語検定試験も全員合格しています。それでも彼ら・彼女らの感謝は日本語習得ではなく、別のところにありました。これはうちの研修センターの特徴で狙いでもあるのですが、まさにそのような学校に近づきあり、うれしい限りでした。
印象的だったのは、「J-SAT ACADEMY」 のような学校を作ってくれて感謝します。
でした。

なかなか言えるセリフではないと思います。
もう一度作れと言われても作れない、先輩後輩がしっかりし、哲学を先生・生徒らがしっかり共有し、それをベースに日本で働く。
いい形になってきました。
ほぼ毎月、修了式がありますので、ぜひ多くの方に見てもらえればと思います。

下記、ユーチューブにアップしました。今回はミャンマーのテレビ局の取材が来て、カメラマンが邪魔ですが・・・ぜひご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=Sul156Q9Vk0

補足で、このクラスは自らJ-SAT ACADEMY サッカー大会を企画し運営しました。

ミャンマーの人は暗記教育で言われたことしたできないという人もいますが、人それぞれ。予算から場所確保、各クラス調整などなど、素晴らしい若者もたくさんいます!