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ミャンマーのつぼ~ミャンマーから西垣がお届けするブログ

サイクロン被害の募金の行方と使われ方

人道支援を受け入れとの発表とは逆に、現場では25日から援助活動への取り締まりが一層厳しくなっているようです。
被災地へ継続的に支援を行っている団体からは、支援活動を行えば行うほど、支援の必要性が増し、厳しいところが次々出てくると聞いています。
ところがあるNGOは募金を募集し寄付して頂いているにも関わらず、緊急物資は一旦終了し学校を建設するのこと。本当に現場に入り支援を行ってきたのか疑いたくなります。
多くの学校が潰れているのは現実ですが、長期的に物資の援助が必要な状況で市民ボランティアの活動には限界があり、そこは義援金や募金を受け取ったNGOの出番だと思います。
学校建設は名前も残りますし予算も出ますので、すぐそのプロジェクトに走るのはわかりますが、、、。
建物建設は政府や大きな財団お決まりプロジェクトなのですから、NGOは大きな団体が行えない活動を目指してもらいたいものですし、そう願っている募金者も少なくないと思います。
ドナーのため、自分たちの活動を誇示するために活動するのではなく、本当に現場で求められているものに貴重な善意の募金を使ってもらいたいと切に願う次第です。

義援金の行き先は。

ミャンマーで活躍される吉岡医師のブログから。
「その後も救援活動は続いている。
何をするかはその組織のポリシーによる。
 私たちにできる支援とは何かを考えたとき、日本政府や国連とは自ずとその役割が違ってくる。
 彼らが到達できないような、あるいは大きな動きの中では零れ落ちてゆくような村や人たちに支援の手を届けることが、私たちにできることだと思う。
 そういう場所を探し、そういう人たちを見つけ、そっと支援を届ける。」
「発展途上国の子供を救え!小児外科医吉岡秀人の戦い」
http://japanheart.exblog.jp/
善意で集められる義援金はこういった団体に多く届いてほしいと願います。

サイクロン被害からの復活。

ヤンゴンの我が家にも数日前電気がきました。電圧は400Vぐらい。どことも電気が最初に来てから安定するまで数時間から数日かかっているので、電気が使えるようになるのも時間の問題です。
多くの木が倒れてしまった庭ですが、ふと生き残った庭の木を見上げると、もう葉が復活していて緑色になっていました。直後はほとんどの葉が吹っ飛んで木の枝しか残っていなかったのですが、自然の力のすごさをあらためて感じました。
*私達家族はサイクロン後サービスアパートに引越し生活しています。

被災地現在の状況

ヤンゴン郊外だけでなく、実際被災地へ物資を送っている団体の情報です。
ボーガレーなど大きな街は、軍及び国から指定された大企業(ボーガレー、ララピュタはエアパガンのHtooが担当など)が連日物資を送っています。問題なのは都市間にある被災した村。ここにはヤンゴンからのボランティア、援助で米など配られていますが、厳しい状況が続いています。とはいえ、街へ軍なども少しですが、道に米など少量ですが落としていっているようです。
幹線道路から奥に入ったり、島にある村など、全く救援物資にありつけてないところもまだまだあるようです。一昨日も連日ココナツを食べてしのんできたが、厳しくなったのでと、幹線道路に近い場所に来た村人もいたとのこと。
現時点では、食べ物がないので暴動が起きたという話も聞こえてこなく、援助がない村でも村を出て移動すれば食べ物にはありつける状況にあると想像できます。
ただし、これは現在の話で、備蓄していた米、田畑がやられているので、今後数ヶ月の彼らの収入は厳しいです。現在は市民ボランティアによって届けられている食料も多いと思われますが、国民も毎日の生活があるので長期間の援助は難しく、第三者機関からの食料援助がないと厳しい状況が続くと思われます。とにかく継続的な援助が必要になってくると思います。
今は学校の問題。政府が学校を建て直し再開させる。学校の建て直しが間に合わない場合は僧院も使うとのこと。ただし、それらの多くが現在避難場所に使われているので、今後どうしていくのか住民は心配しているようです。
政府は孤児院をいくつか作ると言っていますが、孤児はもちろんのこと、両親が健在でも収入が絶たれている家族も多く、子供たちが学校に通えるような援助も大切になってくると思います。

サイクロン来襲、その後の援助活動2

国際機関、ミャンマー大手企業による救援活動とは別に、もともと現地で活躍していたNGO団体もできる範囲での援助活動を行っています。
いくつかの報告があがっていますが、その温度差を感じずにはいられます。
あるところでは、「飢餓の状態」と訴え、報道では「明日からどう生きていけばよいか?」と泣いている映像。一方で、「今すぐ危険という悲壮感は見られず、雨の中沿道に立ち、子供達はお腹を空かしながらも遊んでいる」という報告。
私が知る限り後者の方が被災地奥地へかなり入り込んで活動しています。
私の勝手な想像ではありますが、これは普段の生活・活動スタイルから、ミャンマーの貧困層の基準の違いにあるのではと感じています。後者のNGOは普段から水、電気のない場所で生活し活動をしているので、ミャンマーの貧困層の現状を普段からよく捉えているのではないでしょうか。
少なくとも、援助のお金が現地外国人スタッフの給料や、住居費、事務所費に使われていないことを祈る限りです。

サイクロン来襲、その後の援助活動

ブログのアクセスが急に増えたからか、更新ができずにいましたが、ようやく復旧いたします。
サイクロンが来襲し、もう20日が過ぎようとしてます。
様々なところで報告されている通り被害は甚大で、人々の生活そのものを変えています。国民皆で救援活動を行っているという状況で、見た目では程度は落ち着きを取り戻していると感じます。
まずは目の前の食料、避難場所の確保、健康の維持になりますが、生活根本を変えられた被災者への援助活動は、いかに継続的に続けられるかが大切だと思われます。
学校の進学を諦めた子供達、収入の見通しが立たない被災者など、短期的な救援活動ではなく、長期的視点にたった、継続した援助が求められています。

ヤンゴンの状況

先程弊社のスタッフからダウンタウンの一部に電気が来たとのことで、水も少しづつ場所によっては出るようになってきました。
ヤンゴン環状線は復旧し、また、市内バスへの燃料配給もはじまりだしたようで、復旧作業がすすんできています。
いくつか信号機がついているのを見かけました。よくみるとソーラーパネルがありました。
被災地以外へは高速バスが通常通り運行されていますので、ヤンゴンに限って言えば物資がなくなることはないのではないでしょうか。
ただ、ヤンゴン郊外や南部被災地はまだまだ厳しい状況が続きそうです。

サイクロン


今もヤンゴン全域で停電で復旧のメドはたっていません。
一昨日は空襲の後のような状況で悲惨な状況でした。
写真は私の自宅を出たところのものですが、どこに行ってもこのような光景が続きました。
とにかく、国民が一日も早く以前の生活が送れるようになることを祈る限りです。
2日前の出来事ですが、1ヶ月前に起こったことのように感じます。。。

サイクロンが接近しています。

以下、日本大使館からの連絡です。
平成20年5月2日
                      在ミャンマー日本国大使館
サイクロンが接近しています。ミャンマー気象台の予想によればこのままの進路をと
れば3日06:30頃にヤンゴン辺りに到着する予定です。
2日15:00現在の最新の情報を以下のとおりお知らせしますので、ご注意下さい。
1.到着地点予想(GDACSからの情報)
2日17:30頃、イラワジ管区に上陸
3日06:30頃、ヤンゴンに接近
2.概要
 当地ミャンマー気象台によれば、イラワジ管区Haigy島より東の方向に移動し緩や
かに北上している。大きさは直径300マイル。イラワジ管区、ヤンゴン管区、ペグー
管区、カヤー州あたりが被害にあう可能性がある。風速は上陸後に時速50~60マ
イルに落ちると予想している。なお、チャウンター等の海外のホテルは既に閉鎖して
いるとのことです。
(なお、サイクロンの中心付近の風速は時速120マイル、周辺付近でも時速60マ
イルが観測されているそうです。)
また、気象台によれば風がとても強いので注意が必要とのことです。
3.その他
 ミャンマー政府によれば、現時点で本日、明日(3日)ヤンゴン空港に発着する国
内便のほとんどのフライトがキャンセルになったとのことです。
 また、当地韓国大使館によれば昨年5月にサイクロンがヤンゴンを直撃した際は、
ヤンゴン郊外(バゴー方向)にある韓国の工場等の屋根が飛ぶなどの被害があったそ
うですので、今回のサイクロンもヤンゴンを直撃する可能性もあることから聞き続き
注意が必要かと思われます。
 また、米国大使館も在留自国民向けに注意喚起を行った由です。
(了)

13年目に突入!

私が駐在員としてヤンゴンに到着したのは1996年の4月のミャンマー暦新年の日。
早いもので13年目に突入しました。
人生は12年周期とも言われています。ってことは、今年はこれまで12年培ってきたものを更にステップアップさせる第一ステージの年となりそうです。
今年1年大切に過ごして行きたいと思います。
ご参考まで、、、以下のページ、なかなか参考になりますよ!!!
時間があるときお試ししてみては。。。
http://www.seasons-net.jp/wss/hantei/hantei.html