J-SATは25年間ミャンマーにて事業を行う実績と経験からミャンマー進出における

人材支援、市場調査、会社登記等、会社運営をトータルサポートします。

ミャンマーのつぼ~ミャンマーから西垣がお届けするブログ

噂のバンコク⇒メーソット⇒ミャワディ⇒モーラミャイン⇒ヤンゴン視察に行ってきました。【前篇】

今年の水祭り休暇はスタッフ数名(仕事ではないのでスタッフは自腹。さすが!)らと噂のバンコク⇒メーソット⇒ミャワディ⇒モーラミャイン⇒ヤンゴン視察。

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 バンコクまでエアアジアの朝便で行くので一番安い日の便を予約。ヤンゴンへの戻りは込み合うことから、モーラミャインのホテルとヤンゴンまでのバスも事前予約。あとは行くルートだけ決めて作った視察旅行。水祭り前のバタバタでメーソットに行けばいいか。と安易に考えての出発。

バンコクについたらタイは水祭り最終日。バスでメーソットに行く予定が市内に出たら水掛けられるということで、ちょっと割高もドンムアン空港で車もチャーター。6時間弱で国境の街メーソットに到着。

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 ホテルも決めていないので市内のガソリンスタンドで働く出稼ぎミャンマー人にヒアリング。タトンから6ヶ月前に来て、今月から給料3500バーツ(家付き食事付き)から4500バーツになったらしく、ここでも労働者不足が始めっているらしい。タイ語は全く話せなかったけど、適当に仕事しながら覚えているらしく、それなりに話していた。語学力には強いですね~。

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 翌日市内にメーソットの市場に行ってみると、ミャンマー人材求人募集の張り紙、特にメイドの求人が目立つ。メイド住み込み仕事で給料2500バーツ。

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ミャンマー人労働者がミャンマーに戻されるのは噂なので、安心して働いて下さい。と、タイ労働省の張り紙。

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労働ビザを手配してくれる業者も普通に存在している。

メーソットの市場は、小さい野菜などミャンマーの地方都市の市場にそっくり。違うのは、すぐ近くにセブンイレブンなどコンビニなどがあること

10年後のミャンマーの地方はこんな感じかな・・・。

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タイ出国してミャンマーに入国。

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渡った日がタイは元旦、ミャンマーは大晦日。(なぜ元旦が1日違うのかな・・・)そんなことも影響あるのか、タイミャンマー友好橋の下では、ビザなしパスポートなしでタイとミャンマーそれぞれが皆自由に友好に?行き来。正規の出入国はガラガラ・・・。

 

タイでの出国現場を撮影しても何ともないし、ミャンマー入国時も撮影すら問題なし。ミャンマー側の入管では入国スタンプを押し忘れるほど、(適当で)緊張感がない国境。

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 そしてミャワディに到着。

思い出されるのは、約5年前のミャワデ地区でのDKBAのレネゲードと国軍の戦闘。

当時、チェンマイにある日系のあられ製造工場からミャンマーに輸入。シティマートなどで販売していた。(2010年に書いていたブログ・・・そっか、まだこの頃はシティマートに入ったことないヤンゴン住人も多かったなぁ~。あの浴衣どこにいったかな・・・?)

2015-04-21

http://jsat.pussycat.jp/jsatnavi/blog/?p=290

5年前はここミャワディから商品をミャンマーに輸入。当時、うちの商品もこの戦闘に巻き込まれ国境が閉鎖しメーソットでストップ。タイ側にロケット弾が着弾。市内が燃えている映像をニュースでみて、「ああ~うちのアラレがぁぁぁ」と心配していたなぁ~と。

ちなみに、最後はゾウでコーカレイまで運ぶとかで、半年後にアラレはヤンゴンに到着するも賞味期限が切れかけていたこともあって、社会福祉省の施設などに大量に寄付。

と、あれから5年で国境の川はノーチェックで両国から水浴び。世界のスピードは早いなぁ~と驚きの国境現場も、5年前を思い出し、とはいえ国境はいつ閉まるかもわからないので、ツアーで売るのは難しいなぁ~。

いろんなこと考えたミャワディでした。

つづく

 

 

 

ヤンゴン外国語大学初のインターンシップ!

2015年4月1日に、ヤンゴン外国語大学(YUFL)にてインターンシッププログラムの説明会を行いました。

YUFLの日本語学科の学生が夏休みを利用して日系企業でインターンシップを行います。

ヤンゴン外国語大学では、各学科がインターンに力を入れるべく取り組んでおり、各国の大使館等に依頼をして取り組んでいるそうです。
他国は大使館経由でインターン受入を依頼している中、日本は弊社J-SATに直接依頼がありました。

ありがたい話です。

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5月1ヶ月間のインターンシップに向けた一次面接を実施。

日系企業10社からインターンシップの受入の要望があり、各社2名から最大10名までの受入を希望されております。

学生側からも最終学年33名中29名からの申込依頼がありました。

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説明会では、インターンまでのスケジュールから、インターンを通じて学んでほしいこと、日本企業で働くための「時間を守る」など簡単な働く上で必要なことを説明。

学生は真剣に説明を聞いていおりインターンシップへの強い意気込みを感じました。

大学としても初の試みでありますため、手探りながら日本企業がミャンマー社会の発展に寄与する、といった点でも日系企業のアピールの面でもお役に立てるのではないか思います。

ミャンマーへの進出ご支援している中で、学生の底上げが最優先課題ではないかと感じています。

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宇宙から生命を見つめて~手塚治虫~

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先日視聴したたNHKの手塚治虫さんの番組。
もう一度最後のところ確認したく、急に気になって、文字お越ししてみました。

手塚治虫さんが亡くなる1年前、つまり1988年の講演です。

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宇宙の進出で日本はスペースシャトル いつの日か恐らく上げると思います。
アメリカがスペースコロニーという つまり宇宙ステーションです。
この中に人間が生活している。
5年10年たつうちに 宇宙ステーションの中で男女の間にカップルが生まれる。
子供ができる。この子供は生まれながらにして地球を下にみて育つ。

この小さな地球 彼らからみたら 本当に一つの青い球体である地球の上に
何十億、100億近い人間がその当時はいると思いますけど
100億近い人間がいて自然を侵食している。
戦争が起こっている 食べ物が少ない。
青い海はどんどん汚染されている。
そういう状態を見たとき
「これだけのちっぽけな地球にそんなことをしてしょうがない。何とかしなきゃ」
という気持ちに子供ながら思う

それは一つの哲学なんです。
21世紀になりますとそういう哲学が生まれます。
それは人間が地球から飛び出して宇宙へ行って初めてできる哲学です。
今までは地球の上で我々はそういう主義とか哲学を作っていたんだけど
おそらく21世紀になりますと、そういう新しい地球を地球としてとらえる哲学
人間をどこの国とか民族人種を離れた人類全体を見る見方による哲学
そういったものが生まれて 我々の子どもたちは、一種の我々から見ると未来人でありますので 十分に見ることができる
それに期待したいと思います。

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技能実習生であっても高度人材であっても受け入れた後が最重要

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ミャンマー人材を日本に送り始めていろいろ気づくことがあります。
現時点での考えは、外国人人材の受け入れには、技能実習生であっても高度人材であっても、送り出しがきちんと教育するのは当然で、当たりまでですが受け入れた後、日本で働き始めてからが最も大切。
技能実習生の枠組み変更など今はどういった受け入れがあるか。ということが注目されていますが、受け入れ企業に外国人を受け入れるための知識や情報が少ないと感じています。

既存の組織形態では文化の異なる外国人がなじむのは困難で、外国人受け入れ企業が自ら組織改編をしなければならないと思っています。
それは男性社会から女性進出のために組織改編をしたように、次は外国人が働けるような組織改編をした会社が今後生き残っていく、そういった会社が今後はより成長をとげていくのではと感じます。

今週末にもプログラマーとしてミャンマー人2名が渡日します。
昨日は最後のレクチャー。

持ち物最終確認、辞書、SIMフリー携帯、ミャンマー調味料、そして冬服など。
それから、今日現在の気持ちをいつまでも忘れないように。採用してくれた会社に常に感謝すること。日本では給料10倍になるけど辛さも10倍。辛いことの方が多いと思うが、日本はミャンマーでないことを常に認識すること。辛い道のりだが、乗り越えられると認められたから、そして運 がいいから大丈夫。
等々。
とにかく、楽でも簡単でもない。ということを何度も繰り返しました。

いずれにしても日本側でのミャンマー人によるサポート体制がミャンマー人送り出しのポイントと認識して、弊社は最重要視していきます!

日本語が話せるミャンマー人が日本へ流出する現実

ヤンゴンダウンタウンでこんなチラシを配っていました。

「日本で勉強しながらアルバイトしよう!」

今年に入りミャンマー進出済み日系企業から日本語が話せるミャンマー人スタッフが日本に行くため退職する。代わりの人材を紹介して欲しい。という依頼が増えています。
時期的に日本語学校入学も重なってるからかもしれませんが、技能実習生が本格化しはじめ、各学校とも生徒集めに必死でミャンマー市場を強化しているからかもしれません。

以前に比べ日本語学校への留学のハードルも下がってて、ミャンマーの人も大変興味を持っています。特に地方の日本語学校では生徒数が昨年の2倍になっているところも少ないようです。
日本語に興味を持ってもらえることはうれしいことですが、あまり喜べない事情があります。

いくつか日本語学校を訪れましたが、生徒や先生らの話を聞いていると日本語学校へ留学を考えているミャンマー人の期待があまりにも現実離れしているように感じます。

「日本語学校に留学したら仕事ができお金が稼げる。」

留学ビザでの労働は週28時間などはこのパンフレットにも書かれておらず、どうみても、日本に行けて稼げる!ということがメインのちらしです。
外国語大学日本語課出身の弊社スタッフに聞いても、在学中にもこういった話はよくあって、それで日本へ行った友達も多いとのこと。
実際手元にいくら残るのか という現実はほとんど伝わっていないようです。

バブル期に多くのミャンマー人が日本へ出稼ぎに行っていたこともあり、帰ってきて車を買った話などを聞いているからかもしれません。またミャンマーにある日本語学校の多くは、ミャンマー国内では格安な授業料なので、日本にある日本語学校や大学に紹介した紹介料(一人当たり10~15万円ほど?)が運営する重要な収入になっているところも多く、あまり伝えていないからかもしれません。
(ミャンマーではミャンマーの日本語学校やブローカーが手数料を加える学校もあるようで、留学の個人負担額は100万円を超えることも少なくありません。)

日本語学校だけでなく、受験者が少ない地方大学や短期大学へ行く場合、ホテル・観光専門学校などへ行く子もいます。

高卒の子が行くならわかりますが、大卒で、しかも外国語大学日本語課卒業であったり、すでに日本語検定試験でN2やN3を取得済みである程度日本語が話せる子など、日本語学校に行く必要のないのではと思われるような子も行っているようです。
直接有名大などに行けばと思うのですが、少し働いてから・・・なんて考える子がいて困っていると、ミャンマーの外大日本語課の先生は嘆いていました。

今月末には、日本に留学・滞在中のミャンマー人対象にした就職フェアというイベントがあります。昨年も弊社はブースを出し、今年も出すのですが、昨年の例でいうと、企業に紹介できるミャンマー人材が少ない。という現実がありました。

日本語学校やホテル・観光専門学校を2年通っただけで日本語はまあまあ話せるも、仕事経験はコンビニなどだけ。給料は日本人同様。ミャンマーには帰りたくないし、帰っても10万円以下では帰らない。(かなりのお金を使ってしまい、でも手元には残っていないので帰るに帰れない)

しかも年齢は20歳半ば。日本語学校の後、地方大学に通ってたりすると、ほとんど30歳近くで仕事経験なし・・・
正直、紹介できる企業があるか厳しい状況です。

今は数年前と違い、ヤンゴンでも日本語が話せれば就職が容易な状況です。給料は日本ほどではないにしても、仕事のキャリアは確実につきますし、手元に残るお金としては、数年後にはミャンマーの方が高いことも予想されます。

今、多くのミャンマー人が日本に留学しています。

日本語学校へ留学した場合の予想図
大学へ留学した場合の予想図
ヤンゴンの日系企業で働いた場合の予想図
実習生で日本へ行った場合の予想図
在留資格証明書を取得して日本へ行った場合の予想図

日・緬双方の日本語学校経営者や大学関係者、組合や企業など、日本でミャンマー人を受け入れる方々には、それぞれの情報をきちんと伝えて欲しい。

と切に願う今日この頃です。

東京・静岡・大阪 など全国5ヶ所で話します~。

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今月末~来月始めにかけて、東京・静岡・大阪など全国5ヶ所で開催されるセミナーに登壇予定です。

写真はミャンマーの大学でのものですが・・・

途中、東北や福岡にも行く、「しぶ~い」スケジュールであります。

さて、セミナーでお話する内容ですが・・・見事なまでにすべて異なる、

製造業、ミャンマー人就職、アセアン経済共同体後のミャンマー、ミャンマー高度人材・介護技能実習生送り出し、そして最後は農業!!!

いずれも人材の観点からで説明できそうで、やはりキーは「人材

あとはそのレジメ作り。。。(涙)

いずれも興味深いセミナーになるよう頑張ります!

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2015年2月26日(木) 13:00~15:30(受付12:30~)
大阪商工会議所

素形材産業海外展開セミナー
主催:経済産業省

http://www.nikkan.co.jp/html/sokeizai/

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2015年2月28日(土) 10:00~15:30
東京都立産業貿易センター浜松町館2階

ミャンマー就職・転職フェア
主催:共同通信社

http://www.kyodo.co.jp/myanmar/jobfair-2015-feb/

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2015年3月2日(月)13時30分~16時00分(13時00分開場)
静岡県産業経済会館3階第1会議室(静岡市葵区追手町44-1)

ASEAN経済共同体の本格化に向けて~これからの生産戦略にミャンマーをいかに活用するか~
主催:静岡県 企画:株式会社共同通信社

http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-530/sannkoku/seminar2.html

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2015年3月3日(火)13:00~17:00(12:30開場)
東京国際フォーラム 会議室G401

ベトナム&ミャンマー『東南アジア人材活用セミナー』
技能実習生、法改正! 人材不足時代の成長レールに乗り遅れるな!?
主催:Digima?出島? (株式会社Resorz)

https://www.digima-japan.com/seminar_inspection/seminar/25028/digima_funai.html

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2015年3月6日(金)17:00~18:30
MOBIO 第1会議室(クリエイション・コア東大阪 南館2階)

ミャンマー研究会「ミャンマーにおける農業関連ビジネスの現状」
~ミャンマー・大阪ビジネスサポートデスクからの現地報告~(3/6)
主催:大阪府立地・成長支援課

http://www.m-osaka.com/jp/mobio-cafe/detail.php?id=1810

日本人が知らない日本で働く外国人労働者の現状

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昨日付け、読売新聞での報道。
「難民認定の偽装申請問題で、茨城県内の水産加工会社などで働いていたミャンマー人の技能実習生33人が昨年6~12月に相次いで実習先から姿を消し、その後全員が入国管理局に難民申請していたことが分かった。」

http://www.yomiuri.co.jp/national/20150207-OYT1T50001.html

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逃げたという事実とともに、送り出し機関に支払った金額、そして彼ら日本で受け取れる給料や待遇などをぜひとも検証して頂きたいものです。

弊社にも数カ所から実習生を送り出せないかという依頼はあります。いつも私は、最低限、韓国と比べてよい条件でないと逃げます。ということをお伝えしています。残念ながら、韓国に比べて給料や待遇が低い場合が多いです。

そもそも日本人正社員の給料が低下しているという、根本的、構造的な問題なのかもしれないですが。

そもそも日本での給料や待遇が悪くても行くという人は、到着後明らかに逃げる、難民申請する、それらを行うことを前提に来日するということは容易に予想でできます。

それ以外にも様々な誘惑があります。

例えば、先日日本に出張に行った弊社ミャンマー人スタッフ。
滞在3日間の間に、見知らぬミャンマーの人から、「難民申請しませんか」「このままミャンマーに戻ったらせっかく日本に来たのにもったいない。助けますよ」などなど、多くのメッセージがフェイスブックに入っていたとのこと。

実習生で働いていると、「難民申請もXX万円で取得できますよ。」「日本の就労ビザもXX万円で取得できるから、サポートします。」などなど悪魔のささやきは頻繁にあるそうです。
女性の場合だと、あからさまではなくとも、一旦不法滞在にさせてしまい、そして夜の世界に誘う。というようなこともあるらしい。

一昨年から再開し始めたミャンマー人の実習生制度。
昨日、地方の日本語学校に行ったら、実習生で日本行きたい子や日本語学校へ留学したい子が多かったので、理由を尋ねたら、非現実的な夢物語を語っていました。
すべて、日本から訪ねてきた日本人が話していたそうで、現実の話をしたら、教師も含め皆ショックを受けていました。

昨今は、日本語がかなり話せると、日本に行かなくともヤンゴンの方がお金を貯めれる場合も多く、日本語学校経由ではなく、奨学金を得て大学に直接留学するなど、彼らに多くの道を示して、きちんとした情報を伝えることが大切なのかと思います。

せっかく日本語を勉強しようと考えてくれたのだから、彼ら、彼女らを大切にして欲しいものです。

実習生受け入れの組合はなぁ・・・

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弊社ではこれまで技能実習生制度での日本への送り出しは積極的ではありませんでした。
理由は受け入れ条件が納得できないから。条件さえ整えば今後は送り出していきますが、組合経由でしか送れない現状制度では受け入れ企業負担が大きく、それがミャンマー人の賃金に跳ね返ってきますので難しいのが現状です。

弊社ではミャンマー人派遣において組合をなるべく通さないようにしている一つの理由は、悪しき慣例が残っていること。
例えば、ミャンマー(送りし国)での滞在費用はすべて送り出し機関持ち。食事や飲酒代はもちろん、女性の紹介や接待費も送り出しが出すのが当たり前のようです。
その費用は回り回って、日本に働きに行くミャンマー人が持たされるのですが・・・。
当地にある送り出し機関のいくつかは、日本への飛行機代(渡航費)もミャンマー人から取っているところもあります。(普通は日本の受け入れ側が負担しているはずなのですが)

先日行われたミャンマー送り出し機関の会合では、日本の受け入れ企業や組合はミャンマーでは一切お金を払わず、我々(ミャンマー人)が日本へいったら自分たちで食事代は出さされた。など不平不満が出ていました。

(弊社が送り出す場合は、組合の方がミャンマーに来られてもそんな接待一切しませんので悪しからず。)

その時会合で一緒にあがった議題は、日本へは公益財団法人である国際研修協力機構JITCOを通さず、ミャンマー協会を使いましょう。と。民間団体であるミャンマー協会が数千人規模の実習生を欲しいといいう話は当地ではいたるところで聞こえてくる話で、なぜかそうなっています。
ただ、その実習生の受入条件だと大半が不法滞在になり逃げるだろうなぁ・・・というような感じですので、弊社は一線を引いています。
その受け入れ条件でも行くといっているミャンマーの人は逃げること前提である場合も少なくありません。

また、実習生の場合、日当での給料支払いが多いです。ミャンマー人を安く雇用したいところが多いからなのか、その条件をよくみます。その意味を送り出し側もきちんと説明していないのかもしれないです。つまり、雨が降ったりしたら給料ゼロってことを。

私も送り出しをやりだしてから知りましたが、ほんとひどいシステムだなぁーーと。

平均賃金が安い国だから安い賃金で日本に来てくれる、日本は給料がいいので喜んできてくれる。なんて過去の話。日本よりも外国人に給料を払う国はたくさんあります。
そういった世界の現状をを早く認識して頂きたいものです。

「日本人は他国に比べ給料が安くて良質な人材」

東南アジアの国々で、そんなことが囁かれている時代です・・・。

バンコクでの時事放談会に参加させて頂きました。

タイにおける昨年の総括、今年の見通しなどを特派員の方々が解説するという会に参加させて頂きました。
参加者はバンコクに駐在されている企業の方。
タイ暫定政権のプラユット首相の話などに加え、ミャンマーはどうなるのか。という質問も出てくるなど、タイに駐在している方からのミャンマーに対する見方がみえ興味深かったです。

ミャンマー経済状況は過剰報道ではないか。ミャンマーに安心して投資できるのはいつなのか。みたいな質問もありました。

私なりの答えを考えてみました。

「アジア開発銀行が昨年発表した調査では、2010年のタイのGDPに達するのが2030年。これは年平均9.5%成長した最善のシナリオをたどった場合であって、あたかも来年にタイを想像する方が多く、そう想像されている方が過剰報道と思われているのかと思っています。ヤンゴン日本人商工会議所が200社を超えたといっていますが、バンコク日本人商工会議所が200社を超えたのは45年前の1970年。とはいえ時間軸は明らかに早くなっているので一概には比較できませんが・・・。実際、IT関連などミャンマーへ進出してくる企業が多く弊社もご支援している企業がありますが、進出済みの多くの経営者が、ぎりぎりのタイミングだった。と話しているのも現実で、あくまでも事業分野によりますが、弊社に人材の相談に来られている現状からみても過剰報道ではないと思っています。」
「また、安心して投資できる日は来ないだろう・・・と思います。一部の地域だったとはいえ、今から8年前に国民に向けて銃を向けてきた現実を見ていますし、つい最近まで悪の枢軸4ヶ国として北朝鮮、シリア、キューバと一緒にされていた国ですので、完全には信用できないです。とはいえ、そのリスクは規模は違えど東南アジアどの国も同じような状況と思われ、それは各企業がどうとらえるかだけかと思います」

タイで第一線で働かれる人が注目するのは、カンボジア、ラオスではなく ミャンマーのみ登場するという、皆が注目しているが、隣国であってもイマイチよくわからないミャンマーということを再認識しました。

謹賀新年2015年。本日仕事始めですー。

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新年あけましておめでとうございます。

本年も宜しくお願いいたします。

新年は18年間で初めてヤンゴン以外のチャウンタで過ごし、燃える太陽の初日の出を拝んでヤンゴンに戻ってきました。

本日2015年1月2日 仕事始め&新事務所への引っ越し開始!

昨年2014年の最初のブログを見てみました。

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2006年からの初日のブログを読み返してみました。
2013年最初のブログでは、寝袋使用の日でした。
2012年最初のブログでは、米国制裁解除の可能性を期待していました。
2011年最初のブログでは、動き出しそうなミャンマーに期待していました。
2010年最初のブログでは、何が変わるかわからないが動くよう期待していました。
2009年最初のブログでは、国内に大きな事件がないことを祈願してスタッフ写真は9名でした。
2008年最初のブログでは、国内で起きた大きな事件について大丈夫ですと伝えていました。
2007年最初のブログでは、・・・最初は3月でした・・・。
2006年最初のブログでは、特に大きな動きはなく、例年通りがんばります。と伝えています。
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2014年最初のブログでは「不易流行」。
2014年はその2013年に動き出したものを本格始動に移行させていきます。
ミャンマーの本格化は2015年と2009年から言い続けてきました。今年はその準備の最後年。と。

まさにその通り、準備の最後が終わり、今年からついに始動します!
今年は「システム作り」の年。
始動し始めまずはそのシステム作りから。
ベースは、J-SATの意味でもある
S=成長、A=安心、T=楽しい。
これらを取り入れながら、社員や関わる皆がSATでいられるシステムを作っていければと思います。

本年もご指導よろしくお願い申し上げます。

うーーん、しかし、2年前は寝袋だったとは・・・。

こちらは2014年12月31日最後の夕日ですー!

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